11月27日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況
coronavirus covid-19 pandemic outbreak virus background concept

2020年 11月27日 
国内感染者14万290人 死亡者2065人
世界感染者6039万2439人 死亡者142万1308人 

国内2504人の感染確認

全国で1945人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は14万290人
・亡くなった人は2065人

都市部で急激に感染拡大し全国に広がりつつある

・感染者数の多い都道府県は、東京都481大阪府326、神奈川県254、愛知県198北海道256埼玉県160、千葉県82、福岡県53、兵庫県184沖縄県74、京都府33、茨城県50、静岡県72、群馬県30人です。

都市部から日本全国に感染が広まりつつあります。感染の状況から考察すると、感染拡大の最大の原因は、気の緩みです。社会活動をしていても感染しない人もいます。しっかり対策をしているからです。出歩くことやスポーツ等をすることが問題でなく、感染対策を怠る気の緩みが問題なのです。感染拡大は、飲食・スポーツ・喫煙・休憩時のマスクをはずして会話等市中感染であると推定されます。 

ウィルスが強毒化?重症者は全体の1.7%と急増している

重症者は410人(+34)で全体の1.7%で重症者の数から推定される死亡率は、0.5~0.6%となります。

重症患者が急増しています。重症者はここにきて増加してきていますが、感染者数の増加の方が大きく割合としては少なくなっています。

症状が改善して退院した人などは11万6378人

現場の医師は警戒感強める

入院する患者が増え始めているということで、治療に当たる医師は今後さらに増えるおそれがあるとして警戒感を強めています。このままではICUのベッドが、新型コロナの重症患者で埋まってしまう。

医療現場の負担は大きくなる。重症になる感染者を少しでも少なくするために若い人も含めて一人一人が『3密』避けるなどの対策を徹底する必要があります。

 

東京都 481人の感染確認

 

東京都は、都内で新たに186人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年齢別感染者数と割合

東京都感染者数割合(%)
10歳未満123.0
10代338.2
20代11127.7
30代7919.7
40代8220.4
50代6917.2
60代328.0
70代358.7
80代205.0
90以上82.0
合計481120.0

26日の発表では、20代が多く、20代は全体の28%でです。東京都の感染確認者の4人に1人は20歳代です。さらに、高齢者の感染も増えていきています。

60%は感染経路不明

60%の291人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
感染経路不明は、感染が拡大中のサイン。保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しています。

健康な人がウィルスを運ぶ

世代別人数と割合

世代別人数割合%
49歳以下31765.9
20~50歳代34170.9
40歳以上24651.1
高齢者60才以上9519.8

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は317人で全体の66%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

出会ったすべての人が感染していると言う前提で感染対策をする必要があります。

社会活動をする20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは341人で全体の71%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

高齢者の感染が増加している

高齢者(60歳以上)の感染者数は95人で20%と増加しています。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。

高齢者は、感染が拡大してきているこの時期は、出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

重篤者は1.2%と抑えられているが急増している

入院中の人数・重症者の割合(%)

感染者数39079
退院者数34813
入院/隔離中の人数4266
重症者数60
重症者の割合(%)1.41

・都内で26日までに感染が確認された3万9079人のうち、▼入院中の人は25日より65人増えて1626人です。
重篤の患者は60人(+6)で感染者全体の1.4%となっています。重症者が急増しています。

年代別に見ると
70代が最も多く24人
60代が13人
80代が12人となっています。

・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万4813人。

ウィルスが強毒化?重症者が異常に増えている

 

このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日だけ突出して重症者が多いことが分かります。1日で10人の重篤患者が出ています。逆に、11月24日の感染確認者数は184人と少ないのです。

11月24日の60歳以上の感染者の数は43人でした。43人中10人が重篤患者となります。11月26日の時点で60人と重症者が急増しています。今までとは違う異常な増え方をしていますので、急増の原因としては、

  1. 高齢者の感染が増えてきている!!!
  2. 海外から強毒な新型ウィルスが流入している?
  3. 医師が意図的に数を増やしている?

等の理由が考えられます。

小池都知事「高齢の方は早めに対応を」

東京都の小池知事は都庁で記者団に対し「高齢の方が重症化する比率が大変高い。高齢の方々が『ちょっと調子が悪いな』と思ったら我慢せず、医者に連絡するか、相談センターに電話してほしい。早めに対応することで重症化しない」と述べました。

専門家「人との接触頻度を減らす 真剣に考えて」

感染症学が専門の国際医療福祉大学の松本哲哉教授は、急速な感染拡大を食い止めるためにも、この先、今まで以上に慎重な行動を心がけることが必要で「個人個人が人との接触の頻度を減らすことを真剣に考えてほしい」と呼びかけています。

具体的な注意点として、

  1. 忘年会などの会食については感染のリスクが高まることから、できるだけ避けたほうがいい。
  2. 会食をどうしても行いたい場合は対策として、参加人数に関係なく、席を一つ空けて座るなど間隔を十分にとること。
  3. 会食中でも会話の際にはマスクを着用すること。
  4. 会食の時間は90分程度におさめること 

などを挙げています。ウィルスに感染しないためには、感染者と出会うようなところには行かないように心がけることです。

 

大阪 新型コロナ 318人感染確認

大阪府は26日、新たに326人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

大阪府の吉村洋文知事は26日、府内の新型コロナウイルスの感染状況に関し、国が運用している4段階の基準で「急増」のステージ3から「爆発」のステージ4に「移りつつある」との認識を示した。府庁で記者団に答えました。

軽症・中等症扱いの患者が死亡者の85%

コロナ死の大半は、重症者ではなく、軽症・中等症扱いの患者であることが分かりました。軽症患者の容体が急変し、死に至るケースが予想外に多いのです

府では第3波の10月10日~11月19日に41人の死亡が確認されています。このうち、重症病床の患者が死に至ったのはわずか6人。約85%にあたる35人は、軽症・中等症の患者が入院する通常病床で亡くなっているのです。

府では、重症病床を望まない患者がいます。その場合、患者の意思を尊重して、通常病床に入ってもらうので、重症者にはカウントされていません。したがって、重傷者以外の死亡率が高いのです。

まれに、通常病床、宿泊施設、自宅にいる軽症者が急変して死に至ることもあります。この点が新型コロナの恐ろしさです。

北海道180人感染確認

26日、新型コロナウイルスの感染確認は道内で256人です。札幌市では、市内に住む130人と居住地が非公表の7人のあわせて137人の感染が確認されました。

 

海外

日本時間の26日午後3時の時点で、世界全体で6039万2439人となりました。また、亡くなった人は142万1308人に上っています。最も多いのはアメリカで1277万2653人となっています。

世界の新規感染者の4割強を占める欧州では、フランスの累計感染者が222万人に達しました。スペイン、英国、イタリアも、それぞれ160万人、156万人、148万人を超えました。

ドイツのメルケル首相は国内の新型コロナ対策の強化を求めた。同国は1日の新規感染者数が過去最多を記録し、新型コロナに関連する死者数は7カ月ぶりの高い水準となった。

ジョンソン英首相はイングランドのロックダウンについて、来週終了すると表明し、その後は地域ごと3段階にレベル分けして制限措置を導入する方針を示した。

中国ワクチン、予防効果が不十分

中国企業による新型コロナウイルスワクチンの開発に不透明感が漂っている。臨床試験(治験)中に大規模投与に踏み切り、一時は世界の開発レースの先頭にいたが、予防効果や検証が不十分とする指摘が出ている。

世界の新型コロナ回復ランキング 日本が2位

アメリカのブルームバーグ通信は現地時間の24日、新型コロナウイルスにどれほどうまく対応できたかを評価する、「世界の新型コロナ回復ランキング」を発表し、日本は52か国のうち、2位を記録しました。

ブルームバーグ通信は、GDP=国内総生産が2000億ドルを超える53の国と地域を対象に、新型コロナウイルスにどれほどうまく対応できたかを評価し、順位を付けました。評価は、ここ1か月間の感染者数や死亡者数のほか、ワクチンの供給契約締結件数、検査能力、移動制限の度合いなど10つの指標を基に行われました。

1位は、ニュージーランドで、観光産業に対する依存度が高いにも関わらず、新型コロナによる死亡者が発生する前の3月に、国境封鎖措置を取ったことや、アメリカの製薬会社ファイザーが開発しているワクチンの供給契約を結んでいることなどが評価されたということです。次いで2位は日本、3位は台湾でした。

新型コロナは世界各地に分布していたWHO

世界保健機関(WHO)は公式サイトで23日、同日の新型コロナウイルス関連定例記者会見の動画を公開しました。WHOの緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏はその席上、新型コロナウイルスは早くから世界各地で、異なる時期に人々に感染していた可能性が高いと述べばました。

専門家は、「新型コロナウイルスが自然界由来であり、主な宿主がコウモリであることは間違いない」と述べました。単に『このウイルスが武漢の海鮮市場で発見された』ということに過ぎない」と強調しました。

 

コメント

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