12月8日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況
3d coronavirus infection spread covid-19 pandemic background

2020年 12月8日 
国内感染者16万4462人 死亡者2398人
世界感染者6707万3728人 死亡者153万6056人 

国内1522人の感染確認

全国で1522人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は16万4462人
・亡くなった人は2398人   

都市部で急激に感染拡大している。観光との因果関係は希薄!

陽性者数が100人を超える都道府県は、
東京都299大阪府228、、愛知県111北海道124、兵庫県107人です。
陽性者数が多い都道府県は、
神奈川県65、埼玉県91、千葉県53、福岡県65、京都府26、静岡県35、広島県42、奈良県は22、長野県20人です。

感染者の分布を見れば観光が感染拡大の根本的な原因ではないのは明らかです。
政府を冤罪によって無実の内容で苦しめ、日本の対策を失敗させようとしている本当の悪党を野放しにしているようなものです。日本を混乱させることを目的とする一部のマスコミ報道を鵜呑みにすることは危険です。

感染の状況から考察すると、感染拡大の最大の原因は、気の緩みです。

出歩くことや旅行・スポーツ等をすることが問題でなく、感染対策を怠る気の緩みが問題なのです。 

飲食・スポーツ・喫煙・休憩時のマスクをはずして会話等には特に気を付けてほしいと思います。出張、旅行、イベント等で出かけた先でお酒を伴う飲食をする時にも、感染に十分気をつけてください。

また、疲れている時、激しい運動をした時には抵抗力が落ちています。注意力も低下し、マスクを装着することを忘れがちになります。特に、気を付けてください。

重症者は全体の1.9%と急増している

重症者は530人(+11)で全体の1.9%で重症者の数から推定される死亡率は、0.5~0.6%となります。

重症患者が急増しています。強毒な新型コロナウィルスが海外から流入しているのかと疑われるほど、重症者はここにきて増加してきています。感染が拡大し高齢者や基礎疾患を持った方の感染が増えていることが原因です。割合は低いですが、感染者が増加しており、重症者の絶対数は増加しています。

症状が改善して退院した人などは13万6903人。

 

東京都299人の感染確認

東京都は7日、299人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 

 

年齢別感染者数と割合

6日の発表では、20歳代が多く、20歳代は74人で全体の25%です。東京都の感染確認者の4人に1人は20歳代となています。20歳代の感染者が多いのが東京都の特徴です。また、7日には30歳代~50歳代の感染確認者数も多いです。

仕事で疲れている時、大学の部活等で過激にスポーツをした後は抵抗力は落ちています。ほっと一息つく時が危険です。ミーティング中、休憩中、ロッカルーム・更衣室での着替え等の時には必ずマスクを着用し、出来れば社会的距離も十分確保してほしいと思います。

58%は感染経路不明

・58%の174人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
感染経路不明は、感染が拡大中のサイン。保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。

健康な人がウィルスを運ぶ

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は197人で全体の66%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

 

社会活動をする20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは215人で全体の72%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

高齢者は重症化リスクが高い

高齢者(60歳以上)の感染者数は61人で20%です。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。

高齢者は、感染が拡大してきているこの時期は、出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

 

 

重篤者は1.1%と抑えられている

都内で7日までに感染が確認された4万4003人のうち、入院中の人は、6日より9人減って1847人でした。

都の基準で集計した重篤の患者は、55人(+1)で全体の1.1%でした。

・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万9124人。

重症者が異常に増えていたが落ち着いてきている

 

このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきています。この傾向が続けば幸いです。

都の担当者は「50代以上の感染確認が増えているのに比例して重症者が増えていると思われる。一気に増えると医療現場も対応に苦労する可能性があり非常に心配だ。50代以上の感染を減らすことが重要だ。」としています。

 

大阪 新型コロナ 228人感染確認

大阪府は、府内で新たに310人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。 

年齢別陽性者数

 大阪の感染の傾向はどの年代による感染者の散らばりは少ないです。どの世代も感染者を出していると言えます。7日には30歳代が8%と感染者がすくないです。

大阪は高齢者の感染者が極めて多い

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は138人で全体の60%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

大阪では高齢者も市中感染している可能性がある

社会活動が活発な20歳代から50代までは135人で全体の59%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

60歳以上の感染者数が61人で全体の27%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。大阪では高齢者も含め、夜になると酒を伴う飲食をどの世代も楽しむ習慣が身に付いているよううです。市中感染が拡大しているこの時期は、がまんしてほしいものです。

大阪は、重症者が141人(1日の重症者9人)と多い

大阪は、重症者が141人(1日の重症者9人)と極めて多いです。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が褐色です。

東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、60歳代、70歳代の感染者が多いことが顕著に分かります。

60歳以上の感染者の割合は、東京都が20パーセントに対して、大阪府では27パーセントとなっています。

高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪は東京と比較して極めて深刻な状態となっていますので、高齢者は大着をしないで府の警告を厳守するようにしてください。

 

北海道 183人感染確認

札幌市が再陽性の1人を含む87人、函館市が1人の感染確認を発表していて、道内の7日の感染確認は合わせて124人となりました。

海外

日本時間の7日午後3時の時点で、世界全体で6707万3728人となりました。また、亡くなった人は153万6056人に上っています。

感染者が多いのは、アメリカが1475万7000人、インドが967万7203人、ブラジルが660万3540人、ロシアが243万9163人、フランスが234万5648人です。

カリフォルニア州では6日、1日当たりの感染者が3万人を突破。これまでの感染者は130万人を超え、死者数は2万人近くに達しています。

入院時「陰性」患者から感染しクラスター発生か

札幌市でクラスターが発生した地域の基幹病院「北海道医療センター」で、入院するときに行った検査では「陰性」だった患者から感染が広がった可能性が高いとする調査結果を明らかにしました。センターは「検査で陰性でも感染していないという証明にはならない」として、院内に感染者がいる前提で対策に取り組む必要があると強調しています。

専門家「たとえ陰性でも感染対策を」

東邦大学の舘田一博教授は、「PCR検査は非常に感度の高い検査だが、検体の取り方がうまくいかないケースも含め、陽性にならないことがある。たとえ検査結果が陰性でも潜伏期間中のおそれがあると考えて必要な感染対策を取ることが大切だ。特に医療機関などでは数日後に改めて陰性を確認するといった対応も必要だ。新型コロナウイルスは正しくマスクをする、手指消毒をすることで感染の伝ぱをかなり抑えることができる。過剰におそれることなく正しい感染対策を取ることが大事だ」と述べました。

感染後8日目が偽陰性の可能性が最小になる

米国ジョンズ・ホプキンズ大学のLauren M. Kucirka氏らが7つの研究のプール解析を行ったところ、偽陰性率は、発症後3日目(感染後8日目)に最も低くなることがわかった。著者らは、偽陰性の可能性を最小限にするために、検査は発症から3日間待って実施すべきとしている。

感染してからの日にちと偽陰性率

感染1日目;100%
感染4日目;67%
感染5日目;COVID-19の典型的な発症日

発症してからの日にちと偽陰性率

・発症日(感染5日目)1日目;偽陰性率は38%
・発症3日目(感染8日目);偽陰性率は20%と最低になる。
・発症4日目(感染9日目);21%と再び増加
・発症17日目(感染21日目);に66%

感染したばかりの新型コロナウィルス患者からウィルスを採集することは難しいのです。また、病気が治癒し始めウィルスが減少すると再びウィルスの採集が困難になります。

感染から8日目、すなわち発症してから3日目に口腔内や鼻腔内にウイルスが最も多く存在し、正しくPCR検査がでます。

検査は、目的を持って、最も精度が高くなるタイミングで実施すべきです。

人と出会う時には、出会うすべての人が感染者であると考えて感染対策をする必要があります。

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