ワクチン接種を急いだ理由
私は、大腸癌がリンパに転移していることが見つかり、現在抗がん剤治療中です。抗がん剤治療中は抵抗力が落ち感染症に感染しやすいです。そのため、ウィルスや細菌を体内に入れないように普段から感染対策には気をつけて生活を送らないといけません。
新型コロナウィルスも例外ではありません。過度な感染対策を常にしていないといけないため生活があまりに窮屈なので市役所に相談したらすぐに接種券を送ってくれました。
はやく接種できる会場を探す
私の通っている病院は大規模接種の会場になっているので、4月に主治医に相談したら「この病院でワクチンを接種しない方がいいですよ。いろいろ事情があって最もはやくてあなたが摂取できる日は8月になってしまいます」とおっしゃりました。そこで、他の会場を探すことにしました。
私が選択した抗がん剤治療は、2週間抗がん剤を飲み3週目の1週間は休む治療を繰り返すものです。ワクチンの接種は、このインターバルの週でもっとも抗がん剤の影響を受けないタイミングに接種する必要がありました。4月の時点で私の計画に合わせてワクチン接種の予約を取ることができるような会場は見つかりません。
そこで、接種可能な開業医を見つけ、直接交渉することにしました。
厚生労働省の「ワクチンナビ」のページから接種可能な会場を探す
厚生労働省の「ワクチンナビ」のページに進むには、ここをクリックするか、画像をクリックして下さい。
→→→厚生労働省「ワクチンナビ」のページ
画面の指示に従って、住んでいる市町村内の新型コロナワクチンを接種できる会場を見つけることが出来ます。
調べ方を詳しく知りたい方は、
3 今すぐ予約可能な会場をネットで探す
4 今すぐ予約種可能な会場を見つけ電話で予約をする
をご覧ください。
電話で先生に直接事情を説明して条件をクリアー
私は、愛知県一宮市に住んでいますから、厚生労働省の「ワクチンナビ」で地方(中部)→都道府県(愛知)→市町村(一宮)と進み、予約可能な会場を検索しました。
検索ボタン直下に住んでいる市町村内で新型コロナワクチンを接種できる会場が表示されています。
こんな感じで予約可能な会場が表示されます。接種したい会場をクリックします。
電話番号を調べる
接種したい会場をクリックすると、「あさひ内科・小児科クリニック」の場合、次のようにクリニックのページが表示されます。
ページ内で会場の電話番号を見つけ電話をかけました。
あさひ内科・小児科クリニック先生は、開業する以前は病院で多くのがん患者を診ているので、癌患者のことをよく分かっています。事情を説明すると「そうゆうことでしたらOKです」と接種を了解してくれました。
抗がん剤治療のインターバル期間中を選択して予約を取り、1回目の接種をしました
アレルギー反応は極めてまれなケース
4月に予約を取ったのですが、抗がん剤治療のインターバル期間中しか接種できないため6月14日が1回目の接種日になりました。
会場に持ってゆく物は、
- 接種券
- 接種会場で発行されて予約券
- 問診表
- 保険証や免許状なの本人確認ができるもの
が必要となります。忘れないようしてください。
テレビや新聞・ネットでは新型コロナワクチンの副反応の報道が毎日あります。私もそうした報道を見たり、読んだりしていたので、接種前は若干どうなるか不安でした。
しかし、いつ接種したのかも分からないほど注射は全く痛くありませんでした。
接種後、15分間待機場所で待機します。十数名の人が、社会的距離を保ちながら待機していましたが。私より先に接種した人、後から来た人合わせて30名ぐらいになりますが、誰一人アレルギーを訴える人はいませんでした。
アレルギー反応が出る人は、日本全国では毎日数十名はいるようですが、極めてまれなケースであることを実感しました。
私の場合1回目の接種の副反応は注射部位の軽い痛みだけで済みました
接種した1日目は特に副反応はありませんでした。お風呂も普通に入りました。発熱も倦怠感もなくすべてに異常は感じませんでした。
ただ、2日目に注射部位を押さえると痛みを感じました。しかし、抗がん剤治療の注射部位の痛みに比べたら大げさに騒ぎ立てるほどの大した痛みではありません。
7月7日に2回目のファイザー製ワクチンを接種をしました
主治医から2回目のワクチン副反応対策に解熱剤を処方してもらいました
点滴を打つために6月18日に通院したら主治医の先生がワクチンについて聞いてきました。会話はこんな感じです。
ワクチンはもう接種しましたか?
ファイザー製ワクチンの1回目の接種が終わりました。筋肉注射ですが、全く痛くありませんでした。いつ注射したかも分からないうちに終わりました。
2回目は発熱する人が多いです。すぐに治まりますが、解熱剤を薬局で購入して用意しておくといいですよ。
病院で処方できますか?
いいですよ。ロキソニンだと1日3回飲んでください。カロナールだと1日食後と寝る前の4回飲むことになります。カロナールを処方しておきますね。
お願いします。
実際はもっと会話しましたが、簡単にするとこんな感じで解熱剤を処方してもらうことになりました。発熱があるのは3人に1人だそうです。
新型コロナワクチン接種では、様々な副作用が出ていますが、多いのは筋肉痛と発熱です。
発熱に対しアセトアミノフェン(カロナール)の使用が最も推奨されると考えられています。解熱効果はロキソニンの方が強いです。
しかし、多くの医師は経験上、ロキソニンよりはアセトアミノフェン(カロナール)を飲むように勧めています。ロキソニンは免疫応答を減少させる恐れがあるからです。アセトアミノフェン(カロナール)は、感染に対する免疫応答を邪魔せずに解熱するできます。
解熱剤をよく服用されている方はロキソニン
しかし、解熱剤をよく服用している方は、アセトアミノフェン(カロナール)が効かないケースもあります。検査の結果、ロキソニンも使用は問題ないとされていますので、解熱剤をよく服用している方は、ロキソニンを飲んでもかまいません。
薬局へ行っても解熱剤はワクチン接種対策で多くの方が事前に購入しており、売り切れていつ購入できるか分からないことがあります。接種にタイミングを合わせて手に入れたい方は、数日かかりますが、ネットで購入するという手もあります。
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【関連】ワクチン接種2回目の発熱に解熱剤のロキソニンとカロナールのどちら?
副反応は、発熱もなく1回目とほぼ変わらず
1回目と同じで、2回目もいつ接種したのかも分からないほど注射は全く痛くありませんでした。
注射部位の痛みは、1回目よりはやく3時間ぐらいたってから感じるようになりました。でも、1回目ほど痛くありません。
接種当日は、注射部位の軽い痛み以外の副反応はなく、お風呂も入りました。
2日目に入り、10時ごろに体温を測ると、37℃(平温は36.6℃)ありました。軽く頭が痛く感じ、倦怠感のようなものも少しだけ感じましたが、仕事を休むほどでないのでそのまま継続して働きました。
その後は、熱が上がることもなく、倦怠感も多少は感じましたが大したことはなくすみました。夕方ごろになると、熱も平熱に戻り、気分もさわやかになり気力も充実してきました。高い発熱があるのは3分の1だそうですので、私は3分の2の仲間に無事入ることが出来ました。副反応はこれだけでした。おそらく、過半数を超える人は、私と同じように対した副反応もなく終わると思います。
主治医から処方してもらった解熱剤のアセトアミノフェン(カロナール)は、家内がまだ1回目の接種もしていないので家内にあげました。
健康で豊かな生活を送る
副反応の恐怖は、ワクチンを打ちもしない人が、接種を想像する中で不安を増強させてしまった空想上の産物がほとんどです。恐怖心や疑いの気持ちがあると、何でもないものまで恐ろしいものに見えてしまうためです。
実際に接種してみると、テレビや新聞・ネットの記事の情報がいかに過激すぎるものであり、副反応は極めてまれなケースであることが実感できます。
生きてい行くためには、「危険予知能力」「危機管理能力」はとても大切です。しかし、毎日、ネガティブな情報ばかり脳にインプットすることは、私たちが豊かな生活を送るためには極めて危険なことなのです。
日本が新型コロナウィルスに打ち勝つには、感染対策だけでは達成できません。国民の70%以上がワクチン接種することが最もリスクが低く効率的です。一人一人がワクチン接種に協力することで、自分を守り、家族や同僚・友達を守ることに繋がり、結果的に日本の社会が新型コロナウィルスに勝つことに繋がります。
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