欧州医薬品庁(EMA)のワクチン責任者が、英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)製の新型コロナウイルスワクチンと血栓症に関連性があると、6日付の伊紙に掲載されたインタビューで明らかにした。
マルコ・カバレリ(Marco Cavaleri)氏はメッサジェロ(Il Messaggero)紙に対し、「私の見解では、ワクチンとの関連性があることは明らかだと今なら言えると思う。しかし何がこの反応を引き起こすのかは、われわれにもまだ分かっていない」と語った。
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アストラゼネカ ワクチン “接種後の血栓に関連性”EU規制当局
アストラゼネカワクチン、英は29歳以下に推奨せず EUは継続
英政府の独立委員会は7日、英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、18~29歳については接種を推奨しないと発表した。接種後に血栓を発症するまれな副作用の恐れがあるためで、可能な限り他社製のワクチンを接種するよう勧めた。欧州連合(EU)の当局も同日、血栓との関連性は認めたが、死亡や重症化を防ぐ利益が副作用のリスクを上回るとして幅広い年齢層で接種の推奨を継続した。
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