閉経後の女性は骨粗鬆症リスクが上昇、しかし、運動するとビタミンDが高められ骨密度が高くなる

健康生活

運動して日光を浴びる

運動している女性は、骨密度が有意に高く、とくにサッカーをしている女性は、骨形成に必要とされる血中ビタミンD濃度も高いことが、順天堂大学などの研究で明らかになりました。

「日光を浴びることは、体内のビタミンDを増やすだけでなく、骨代謝を高めるなど、健康の維持・増進に効果的です」と、研究者は述べてます。

運動、特にサッカーに取り組んでいる女性は骨密度が高い

順天堂大学などが行った研究では、屋外スポーツであるサッカーと、屋内スポーツであるバレーボールをそれぞれ実施している女性は、骨密度が有意に高いことを明らかにしました。とくにサッカーをしている女性は、骨形成に必要とされる血中ビタミンD濃度も高く、バレーボールをしている女性は、腰椎と大腿骨の骨密度が高いことが分かりました。

女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、骨代謝に重要な役割を果たすが、閉経後にその分泌量が急激に減少することが報告されています。研究成果は、女性のライフステージでの閉経前に、サッカーおよびバレーボールなどに取り組むことで、骨密度を高められる可能性を示したものです。

日光に浴びると血中ビタミンD濃度を高められる

骨粗鬆症は、とくに女性は閉経により、かなりの骨量が失われるため、女性の骨粗鬆症の有病率は男性の約3倍とされています。

骨粗鬆症を予防するために、運動の実施、体内のビタミンD貯蔵量の維持が重要となります。ビタミンDは、骨代謝に関わる重要なビタミンで、食事からの摂取だけでなく、日光を浴びると皮膚で生成されます。

そのため、日光に浴びやすい屋外スポーツを実施すると、血中ビタミンD濃度を高められ、さらに閉経前に屋内外で定期的にスポーツを実施すると、骨密度を高めることが期待できます。

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日光を浴びないとビタミンDが欠乏

閉経前40歳代の女性では、日常的に屋内外で運動をすることにより、骨密度が高まり、骨の健康に重要な血中25-OHD濃度は屋外運動で高まります。

近年、美容意識の高まりや外気温の上昇によって、運動を含めた屋外活動が避けられるようになり、日本人の多くはビタミンDが欠乏していると報告されています。

日光を浴びることは、体内のビタミンDを増やすだけでなく、骨代謝を高めるなど、健康の維持・増進に効果的です。40歳代以降の女性は、ぜひウォーキングなどから定期的な屋外運動をはじめてみてはいかがでしょうか。

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