新型コロナウイルス遺症は、症状の重さや年齢とは無関係
新型コロナウイルス後遺症は、感染時の症状の程度と強く結び付いていないです。
新型コロナウィルス感染症に感染し無症状であったり、軽症であったりしても長年後遺症に苦しみ人が多くいます。
後遺症で通院してくる人の半数は若者です。子どもでも後遺症が残る人がいます。
今後、若者や子供にワクチン未接種の人が多くいると、感染の可能性が高くなり、たとえ無症状であったり、軽症であったりしても後遺症に悩む危険性は高いのです。
実際、日本国内の病院や医院では、新型コロナウィルス後遺症の為に通院してくる人の半数は若者です。
新型コロナウイルス以外のその他の感染症の中には、回復してから長い時間がたった後に発症し、数週間、または数十年にわたって症状が続くものもあります。
新型コロナウィルスの調査や研究はまだ不十分
新型コロナウィルスの調査や研究はまだ不十分です。
後遺症の調査は、ホテルや自宅待機をしていた患者さんは調査されていません。
後遺症の調査は、もともと入院していた人が中心で、調査は現時点では限られた人にしかなされていません。診断基準も統一されていませんのでどこまでが新型コロナウィルス後遺症と言えるかあいまいなままです。
後遺症が実際にはどれだけ高い確率で起きているか、後遺症が続く期間についても、現時点ではまだ明確にはなっていません。
限られて調査の中で、感染者のうち後遺症を経験する人は、およそ10~30%とみられていますが、この値も今後変化する可能性が高いです。
遺症の症状は、203種類もあります
新型コロナウィルス後遺症の症状は、これまでに報告されているだけで少なくとも203種類以上もあります。
記憶喪失や幻覚、震え、倦怠感、消化器系の問題など、10の内臓器官で起きていることが分かっています。
若い女性の患者さんで脱毛の後遺症に半年以上悩む事例があります。
最も多くの感染者が経験していた後遺症は、「倦怠感、ブレインフォグ(脳の霧、頭がぼうっとする)、PEM(post-exertional malaise、軽い身体的、精神的活動の12~24時間以内にひどい倦怠感その他の症状に見舞われ、それが数日~数週間続く)」と言われています。
半年以上も後遺症に苦しむ人の20%にあたる人は仕事を続けることが出来ずやめています。その他、休みを取ったり、勤務時間へ減らしたりしている患者さんも半数にのぼっています。
女性にとって特に悩ましい後遺症は、髪の毛が抜けてしまう後遺症です。
後遺症の症状を訴えてもなかなか理解してもらうことが出来ず、苦しみを抱えながら生活していかなければなりません。
新型コロナウィルス後遺症ならない方法は感染しないことです
若い人もワクチン接種券が届いたら、医師から打たないようにいされている人を除いて、ためらうことなく接種するようにしてください。
調査で新型コロナウィルス後遺症に苦しみ、悩む人は3人に1人と言われています。無症状や軽症で入院していない人も後遺症が残ります。若者や子供にも情けはありません。
しかも、残念ながら治療法も確立されていません。
唯一朗報は、後遺症に長年苦しんできた人の中で、新型コロナワクチンを接種した後に嘘のように後遺症が消えてなくなる事例が多く報告されていることです。
新型コロナウィルス後遺症ならない方法は感染しないことです。ワクチンを接種することは、感染や重症化を大幅に抑える効果が得られるだけでなく、後遺症対策にもなります。
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