米感染症研究所のトップが隠蔽に加担
米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長が「、武漢ウイルス研究所からウイルスが流出した可能性を承知しながら「意図的に隠蔽した」疑惑が高まっているます。
ファウチ氏は新型コロナの起源について、昨年から一貫して「武漢ウイルス研究所からの流出説」に否定的だった。
ところが、ファウチ氏のメールが6月初めに暴露され、彼が「意図的に隠蔽した」疑惑が高まったのだ。
米マスコミが3200通ものメールを入手し調べるとファウチ氏の関与が明るみに
問題視されているのは、ニューヨークの非営利団体(NPO)である「エコヘルス・アライアンス」の代表、ピーター・ダスザック氏とのファウチ氏メールでのやりとりだ。
ダスザック氏の団体が巨額の資金を武漢ウイルス研究所に提供
ファウチ氏が所長を務めるNIAIDは、米国の代表的な研究機関として知られる国立衛生研究所(NIH)の下部機関として、アレルギーと感染症を専門に研究している。NIAIDはダスザック氏の団体を経由して、巨額の資金を武漢ウイルス研究所に提供していた。
資金は2014年から19年までに年60万ドル前後、4年間の総額は374万8715ドル(約4億1570万円)に達していた。
資金支援プロジェクトは「コウモリのコロナウイルス発生がもたらすリスクの理解」と名付けられ、ダスザック氏が責任者を務めていた。
ファウチ氏とダスザック氏中国武漢研究所とズブズブの関係にあった
ダスザック氏はメールで、『科学的な証拠によれば、COVID-19(新型コロナ)は武漢ウイルス研究所からの流出ではなく、コウモリからヒトに自然に感染したことを示している』と表明したことについて、スタッフと協力者を代表して、個人的な感謝を述べたいと思います」ファウチ氏にこう伝えていた。
ファウチ氏とダスザック氏は新型コロナの発生前から、武漢ウイルス研究所に多額の資金を提供し、中国とズブズブの関係にあったのだ。
ファウチ氏は、武漢ウイルス研究所に資金提供してきたことに感染を向けさせたくない
ファウチ氏とすれば、なんとしても、武漢ウイルス研究所に焦点が当たる事態を防がなければならなかった。
ファウチ氏と自分たちの窮地を逃れるために、ダスザック氏は27人の専門家とともに、権威ある医学専門誌「ランセット」に「新型コロナは武漢ウイルス研究所から流出したのではない。他の可能性を検討すべきだ」という趣旨の共同論文を投稿した。
武漢研究所からこのウィルスが流出した説を唱える研究者には、中国当局は「殺すぞ」と脅しをかけた。
これで一時期武漢研究所流出説は消え去った。
しかし、ファウチ氏のメールでのやり取りが公開され事態が一変した。
米国政府が中国の『機能獲得(gain of function)研究』に果たした役割
機能獲得研究とは、ウイルスを遺伝子操作によって改変し、毒性や感染力を強める研究である。武漢ウイルス研究所はまさしく、機能獲得を研究していた。利用できないものを限りない労力をかけて研究するはずはない。ウィルスの研究目的は、生物兵器への転用である。
総ては、「研究資金」を得るため
そもそも、なぜ米国が武漢ウイルス研究所に資金を提供したのか、という問題にも関わっている。バラク・オバマ政権は2011年から17年にかけて、米国での「機能獲得研究」を停止した。韓国の大学教授によれば「米国でできないなら、中国で」と考えた研究者たちの声が、資金支援政策を後押しした可能性がある、という。
ウィルスを生物兵器として利用することへの「研究資金」を米政府から得るために研究を継続させ、流出が起きると隠蔽してきたのだ。
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