大阪 新型コロナ 130人感染確認
大阪府は、府内で新たに111人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。グラフの赤い点線は、1週間ごとの平均です。1月半ばからは減少に転じていますが、下げ止まりの兆しが出ています。
こちらは2月1日から本日までの感染確認者数をグラフ化したものです。赤い線は感染確認者数の7日間平均の変化を表しています。先々週から今週にかけて増減を繰り返し、明らかに上昇に転じていることが分かります。
検査数及び陽性率
前日の検査数は、PCR検査7382件、抗原検査1960件(PCR検査と重複して実施している件数を含む)で、計9043件実施しています。1日の陽性率は、1.3%で週平均は1.2%となっています。
大阪の実効再生産数は、3月11日時点で1.04となっており1を超えています。
大阪府の実効再生産数の変化は、
・先月7日時点で1.26、
・先月14日時点で1.31でしたが、
・先月21日時点で0.96、
・先月28日時点で0.82、
・今月4日時点で0.72、
・今月11日時点で0.70、
・18日時点では0.76と
・21日時点で0.8
・3/1時点で0.82
・3/2時点で.079
・3/3時点で0.91
・3/6時点で0.97
・3/7時点で1.01
・3/8時点で1.04
・3/10時点で0.98
・3/11時点で1.04 再び1を超えました。実効再生産数が1を超えることはm感染が増加に転じていることを表しています。
年齢別陽性者数と割合
大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。社会活動を行う割合に応じて感染者が出ています。本日は、20歳代から70歳代の感染確認者数が多いです。感染確認者数が3桁に戻るなど、リバウンドの兆候が出ています。
しかし、絶対数が少ないのでほんの少しの人数が増えると割合が大きくなってしまいます。
健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広める
感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は63人で全体の53%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会活動が活発な20歳代から50代までは61人で全体の51%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。
60歳以上の感染者数が45人で全体の38%です。高齢者の感染が多いのが大阪の特徴でもあります。
重症者が60人(1日の重症者2人)
重症者が60人(1日の重症者2人)と微増しています。
本日重症化した人は2人で、70歳代1人、80歳代1人となっています。70歳代の患者には基礎疾患があります。
感染者は大きく減ってきている割に、重症者はなかなか減らないのは高齢者の感染が多いからです。さらに重症化する患者を減らすためには、高齢者の感染を減らす必要があります。
お亡くなりになった方は、4名で70歳代2名、80歳代1名、90歳代1名です。70歳代と80歳代の3名には基礎疾患がありました。
新型コロナでお亡くなりになる方は、高齢でかつ基礎疾患のある方がほとんどです。
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