3/10大阪 新型コロナ 84人感染確認

経過と近況

大阪 新型コロナ 84人感染確認

大阪府は、府内で新たに84が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。グラフの赤い点線は、1週間ごとの平均です。1月半ばからは減少に転じていますが、下げ止まりの兆しが出ています。

こちらは2月1日から本日までの感染確認者数をグラフ化したものです。赤い線は感染確認者数の7日間平均の変化を表しています。先々週から今週にかけて増減を繰り返し若干上昇していることが分かります。

 

検査数及び陽性率

前日の検査数は、PCR検査6424件、抗原検査2866件(PCR検査と重複して実施している件数を含む)で、計8933件実施しています。1日の陽性率は、0.9%で週平均は1.2%となっています。

大阪の実効再生産数は、3月8日時点で1.04となっており1を超えています。

大阪府の実効再生産数の変化は、
・先月7日時点で1.26、
・先月14日時点で1.31でしたが、
・先月21日時点で0.96、
・先月28日時点で0.82、
・今月4日時点で0.72、
・今月11日時点で0.70、
・18日時点では0.76と
・19日時点で0.83
・20日時点で0.82
・21日時点で0.8
・22日時点で0.86
・23日時点で0.91
・24日時点で0.83
・25日時点で0.87
・26日時点で0.85
・27日時点で0.86
・28日時点で0.89
・3/1時点で0.82
・3/2時点で.079
・3/3時点で0.91
・3/4時点で0.91
・3/5時点で0.92
・3/6時点で0.97
・3/7時点で1.01
・3/8時点で1.04  と「1」を下回っていますが、値は平行線が続いていました、3月3日には大きく上昇しました。その後、今週に入り1を超えるようになりました。感染が増加に転じていることを表しています。

年齢別陽性者数と割合

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。社会活動を行う割合に応じて感染者が出ています。本日は、50歳代と70歳代の感染確認者数が多いです。

また、勤労盛大である20歳代から50歳代までの感染確認者数も多いです。

しかし、絶対数が少ないのでほんの少しの人数が増えると割合が大きくなってしまいます。

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健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広める

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は45人で全体の54%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会活動が活発な20歳代から50代までは53人で全体の63%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。

60歳以上の感染者数が23人で全体の27%です。大阪では、高齢者の感染が少なくなってきています。

重症者が62人(1日の重症者3人)

重症者が62人(1日の重症者3人)と減ってきました。

本日重症化した人は3人で、60歳代1人、70歳代1人、80歳代1人となっています。60歳代と80歳代の方には基礎疾患があります。

感染者は大きく減ってきている割に、重症者はなかなか減らないのは高齢者の感染が多いからです。さらに重症化する患者を減らすためには、高齢者の感染を減らす必要があります。

お亡くなりになった方は、2名で70歳代1名、90歳代1名です。70歳代の方には基礎疾患がありました。

新型コロナでお亡くなりになる方は、高齢でかつ基礎疾患のある方がほとんどです。

 

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