接種実績について

今までに接種が行われた新型コロナワクチンの接種回数はグラフのとおりです。合計 3万7303件のワクチン接種が確認されています。
新型コロナワクチンの副反応疑い報告について
副反応疑い報告について
令和3年2月17日~令和3年2月25日までの報告分の症例は、3件です。
- 21年2月19日 ファイザー 食物アレルギー 皮膚及び口腔内のアレルギー反応 2021年2月19日 回復
- 47歳 女 2021年2月19日 ファイザー 神経線維腫症 冷感、悪寒戦慄2021年2月20日 回復
- 40歳 女 2021年2月22日 ファイザー 脱力(手足が上がらない)、発熱 2021年2月23日 回復
なお、3月3日17時時点で、アナフィラキシーの発生があったとの報告はなされていません。アナフィラキシーの事例の報告があった場合には、当面、審議会の開催を待たずに掲載することとしています。
令和3年3月2日 新型コロナワクチンの接種後の死亡事例の報告概要
医療機関からの副反応疑いの報告の概要は以下のとおりです。
※詳細は調査中です。
(1) 事例
・60歳代の女性。基礎疾患及びアレルギー歴:無
・接種日:2月26日(金)、発生日:3月1日(月)
・報告日:3月2日(火)
・死因:報告者によると、くも膜下出血と推定されると報告されています。
(2) 接種されたワクチンについて
ファイザー株式会社「コミナティ筋注」 ロット番号:EP2163
(3) ワクチン接種との因果関係(報告者の評価)
報告者は、現時点では評価不能と報告しています。
(4) 専門家の意見
○森尾友宏 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会長
死因として疑われているくも膜下出血は、40~60歳台の方に比較的起こりやすい疾患とされており、今のところ海外における接種事例でも、くも膜下出血と新型コロナワクチンに関連があるとはされていないようである。偶発的な事例かもしれないが、この症例についても更に情報を収集し、今後の審議会で評価していく必要がある。
ワクチンの調達状況
日本政府はファイザーとの間で2021年内に1億4400万回分(7200万人分)の供給を受けることで合意している。
2月
これまで2回の輸入で約14万瓶が到着した。1瓶あたり6回採取する計算だと最大で約84万回分に相当する。
3月
44万瓶超のワクチンの到着を見込んでおり、およそ266万回分(133万人分)になる。
3月1日に1日、ベルギーから成田空港に到着した。今回は最大約52万回分で、これで計約136万回分が日本に届いたことになる。
医療従事者への接種は先行接種と優先接種に区分している。
先行接種
先行接種は、国立病院機構などの約4万人が対象で、このうち約2万人について副反応の出現頻度などを分析・公表する。優先接種はこれ以外の約470万人が対象となっている。
優先接種
医療従事者は他に先んじて優先接種できます、3月3日に医療従事者に対する優先接種が始まりました。優先接種が始まったのは千葉大医学部付属病院で、政府が公表する接種の実施施設数は3日に101施設となった。
4月
4月中に約370万人が1回接種できる量を配送。
65歳以上の高齢者約3600万人の接種を4月12日に開始すると発表。4月5日の週に計11万7千回分、同月12日の週と19日の週にもそれぞれ最大で計58万5千回分を各都道府県に発送し、同月26日には全市区町村に行き渡る量を発送する
6月
6月末までに少なくとも4000万人分超を確保する見通しだ。
6月中には約470万人が2回接種できる量の配送を終える。高齢者に関しては6月中に2回接種できる量を自治体に配送するとの見通しを示している。
アストラゼネカは承認を申請中で、1億2000万回分(6000万人分)の供給を受けることになっている。モデルナは5000万回分(2500万人分)供給することで日本政府と契約しているが、まだ治験段階だ。
ファイザー製ワクチン 日本でも一般的な医療用冷凍庫に
厚生労働省は、ファイザー社の新型コロナウイルスのワクチンについて、-20度前後で、最長2週間の保管を新たに認めた。
これまでは、保管の条件を-90度から-60度で有効期間は6カ月、「超低温冷凍庫」での保管が必要としていた。 厚労省は、ファイザー社のワクチンについて、-25度から-15度で、最長2週間まで「一般的な医療用冷凍庫」での保管を認め、国内の添付文書が改訂された。
これで、ワクチン接種を病院単位で、また、老人ホームでの接種も可能となる。
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