大阪 新型コロナ 94人感染確認

大阪府は、府内で新たに94人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。グラフの赤い点線は、1週間ごとの平均です。1月半ばからは減少に転じています。
検査数及び陽性率

前日の検査数は、PCR検査4494件、抗原検査1415件で、計5571件実施しています。1日の陽性率は、1.7%で週平均は1.8%となっています。
大阪の実効再生産数は、2月18日時点で0.76となっており今後も減少を続けると予想されます。
大阪府の実効再生産数の変化は、
・先月7日時点で1.26、
・先月14日時点で1.31でしたが、
・先月21日時点で0.96、
・先月28日時点で0.82、
・今月4日時点で0.72、
・今月11日時点で0.70、
・18日時点では0.76と「1」を下回っていますが、感染が減少するスピードはやや鈍る傾向になっています。
年齢別陽性者数と割合

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。年代に関係なく社会生活の活動量に比例して感染しています。20日は、70歳代の感染確認者数の割合が20%を超えており、高齢者の感染が目立ちます。
ただ、全体の感染者数が減ってきているので、ほんの少し数が増えるだけで割合が大きく上がってしまいますので、割合を見るより絶対数で比較するほうが分かりやすいです。

健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広める

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は37人で全体の39%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。
社会活動が活発な20歳代から50代がウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは43人で全体の46%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。あなたが感染すれば、お子様は濃厚接触者として自粛が要請され登校することが出来なくなり自宅待機になります。感染すれば気がつかないうちに家庭を破壊してしまいます。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。
60歳以上の感染者数が45人で全体の48%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。病院や老人ホームでクラスターが発生し高齢者が感染するケースが増えてきています。しかし、それだけではありません。大阪の高齢者の感染は、酒の提供を伴う飲食店での感染が多いと予想されます。60歳以上は重症化するリスクが高いです。感染がおさまるまでは控えてほしいと思います。
重症者が105人(1日の重症者0人)と大きく減少してきています

大阪は、重症者が105人(1日の重症者0人)と感染者数は大幅に減少しました。さらに重症化する患者を減らすためには、高齢者の感染を減らす必要があります。
大阪府 重症病床使用率↓47・5%
確保している重症病床使用率は47・5%となった。
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