2021年 1月25日
国内感染者36万5723人 死亡者5120人
世界感染者9874万4267人 死亡者212万578人
国内3990人の感染確認
全国で3990人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は36万5723人
・亡くなった人は5120人
・陽性者数が200人を超える都道府県は、
東京都986、神奈川県554、大阪府421、埼玉県325、千葉県328、福岡県224人です。

感染減少は20歳代の自覚と行動の変容
ここにきて感染確認者数は減少しています。感染者が減っているのは、東京都も大阪府も20歳代で、今週の感染減少は20歳代の自覚と行動の変容と言えます。
1月9日の年代別感染者数と割合

1月9日の時点では、20歳代の感染確認者数の割合は、東京都で29%、大阪で26%です。それぞれ、感染者の4人に1人は20歳代が占めていました。
1月24日のの年代別感染者数と割合

1月24日の時点では、20歳代の感染確認者数の割合は、東京都で19%、大阪で16%です。東京都も大阪府も20歳代の感染確認者の割合は10%減っています。
全国の感染確認者数の減少は、20歳代が政府や都・府の要請に答えて行動を自粛した効果と言えます。減少率は低いですが、30歳代も20歳代同様に減少しています。
逆に、50歳以上では感染確認者の割合は増えています。どの世代もオールジャパンで感染対策に取り組んでほしいと思います。
日本全国の感染を引き上げているのは、東京とその周辺都道府県
日本全国の感染を引き上げているのは、東京とその周辺都道府県の感染拡大が止まらないからです。都と近隣3県から全国に感染が拡大しています。

東京都とその近隣の4都道府県の合計で2193人で日本全体の55%を占めています。東京都だけでも日本全体の25%を占めています。日本全国の感染確認者数の4人に1人は東京都となっています。
日本全体の感染者数の増加は、東京都と隣接3都道府県が押し上げていると言えます。
日本の感染拡大を止めるためには、東京と隣接3都道府県感染拡大を止める必要があります。
なぜ、東京都と隣接する3県も東京都と同じく感染者が多いのか?東京都のベット県であるからです。通勤通学、買い物で東京へ出かけ、飲食店で食事をし感染するのです。
もともとの感染源は東京都内での飲食店、酒や接待を伴う店です。繁華街は極めて危険です。
飲食している同僚、友達、パートナー、店員の中にステルスな感染者がいるのです。会食の参加者が増えるほど感染のリスクは高くなります。東京都内での飲食店、酒や接待を伴う店、いわゆる繁華街で感染し、ウィルスをお住いの都道府県(家庭)に持ち帰るのです。
感染者は緩やかに減少傾向
23日時点の実効再生産数は、
全国で0.91
減少傾向 東京都は0.9 愛知県0.89 大阪0.94 神奈川県0.91 千葉0.99
増加傾向 福岡1.28 埼玉1.27
と、再生産率は下がりました。今後一時的に感染者は減少することでしょう。が、まだ今後どう変化するか予断を許さない状態です。ここでピークを迎えるか、今後も感染確認者数は緩やかに上昇するか結果を待つしかありません。
緊急事態宣言が出され外出の自粛が要請されても守る人が少ない現実があります。2月以降感染がさらに拡大する可能性が高いです。
感染対策を徹底して、政府や都道府県に協力的な店が損をするようなことがないような規則を作るべきです。
政府や都の要請に答えない不届きな飲食店の為に、日本の経済が大きな打撃を受けています。法や条例を改訂して、新型コロナの感染者や濃厚接触者が見つかるような衛生状態の悪い飲食店は、営業停止にすべきです。
重症者は全体の1.3%

重症患者が急増しています。高齢者や基礎疾患を持った方の感染が増えていることが原因です。グラフではわずかに増加しているように見えますが、お亡くなりになる方や治療が完了して退院する方も増加しており、重症者は緩やかに右上がりに増えています。
・重症者は1007人(-2)で全体の1.3%です。割合が少ないのは、日本全体の若者の感染者数の増加しているからです。
症状が改善して退院した人などは29万542人
東京都新型コロナ986人の感染確認
東京都は、新たに986人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
65歳以上の感染者は260人で全体の26%で高齢者の感染確認が極めて高くなってきました。
65歳以上は重症化するリスクが高いのでなんとか感染を抑えたいところです。家庭、施設をはじめ、重症化リスクの高い高齢者への感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、基本的な感染予防策を徹底する必要があります。
この日の感染確認者の中には重症者はいませんでした。しかし、入院や待機している中で、重症化する患者もでます。

・51%の504人は、これまでのところ感染経路が分かっていません。
感染経路不明は、保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。
また、感染不明者の大多数は接待を伴う、または、飲酒を伴う飲食店での感染であることが分かってきています。
年齢別感染者数と割合から20歳代に自覚が出てきたことが分かる

23日の感染確認者数の中で最も気になるのは、高齢者の感染確認者が極めて多いことです。それに対して、20歳代の感染確認者の割合が20%以下となり減少しています。東京都の感染確認者数の減少は、20歳代の新型コロナウィルスに対する自覚と行動の変容にあると言えます。

高齢者の感染が急増、高齢者の濃厚接触者を集中して調査
世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は523人で全体の53%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、家庭内・職場内・飲食店で感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。常に、注意を怠ることのないようにしてください。
20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは607人で全体の62%です。この世代が飲食店で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。
今感染が拡大しているのは、20歳代から50歳代が会食をして感染し、家族に広めているのです。緊急事態宣言中であっても飲酒・飲み会や夜遊びの習慣を絶つことの出来ない人が大勢いることが分かります。
大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食は控えてほしいと思います。
高齢者の感染が増加している
高齢者(60歳以上)の感染者数は315人で32%です。東京都も今週に入り高齢者の感染が増えてきています。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。
東京都は22日、都内の保健所に対し、感染経路や濃厚接触者を調べる「積極的疫学調査」の対象を絞り、重症化リスクの高い人が多い施設や集団を優先するよう通知しました。
感染が拡大してきているこの時期は、高齢者は出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

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重篤者は0.8%と割合は少ないが、今後増加する可能性が高い

都内で今まで感染が確認された人の数は9万3890人です。
都の基準で集計した重篤の患者は、156人(+0)で全体の0.8%でした。
東京都の重症者の割合極めて少ない原因は、若者の感染者数が多いため重症者の割合は相対的に低くなるためです。しかし、高齢者の感染が急増してきていますので、今後増加する可能性が高いです。

重篤者の年代は、40歳代5人、50歳代15人、60歳代51人、70歳代50人、80歳代27人、90歳代2人となっています。
重篤になる患者を性別で見ると、男性115人、女性35人と圧倒的に男性が多いです。
・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は7万4881人。
今週に入り重症者が増加
このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきていました。一時的に11日以降は再び増加に転じましたが、16日以降は、お亡くなりになる方いたり、退院したりする人がいるため、入院中の重症者数は減少したり、増加したりを繰り返しています。
この病気は、高齢の方や基礎疾患等抵抗力・体力の低下が著しい方には致命的に体を破壊する恐ろしい病気です。感染が拡大している時期は、高齢の方や基礎疾患を持つ方は、人との出会う機会を出来るだけなくすようにしてほしいです。
都内7繁華街、夜間の人出が前回宣言時の2倍に
新型コロナウイルス感染拡大で東京都などに緊急事態宣言が再発令される中、都内繁華街を夜間に飲食や娯楽などの目的で訪れる人は、昨年4~5月の前回宣言時の最少値と比べ、約2倍に上っているとの推計が21日、都のモニタリング会議で報告されました。
携帯電話の位置情報データを基に、新宿・歌舞伎町や池袋、渋谷、六本木など都内主要7繁華街の夜間の人口データを分析。その結果、午後10時~午前零時の7繁華街の滞留人数は、16日までの1週間の合計で約24万7000人で、前回宣言時の最少値(昨年4月18日までの1週間)の約13万人と比べて約1.9倍。午後8時~午後10時の時間帯では約2.1倍となりました。
2月に入ると感染者が急増する可能背があります。従業員や客に感染者や濃厚接触者が出た店は、衛生管理のため2週間程度の営業停止、繰り返す店は営業禁止等の厳しい対応をしないかがり、感染者を減らすことは出来ないことでしょう。
英国変異種、東京都内で経路不明の感染を初確認
厚生労働省は22日、海外渡航歴がなく入国者との接触も確認できていない東京都の10歳未満の女児について、英国で流行する新型コロナウイルスの変異種への感染が確認されたと発表しました。
変異種は従来のウイルスより感染力が70%高いとされています。海外への渡航歴はないということです。
厚生労働省は「市中感染が起きた可能性はあるが、面的な広がりはないと見ている」としています。
大阪 新型コロナ 421人感染確認

大阪府は、府内で新たに421人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。グラフの赤い点線は、1週間ごとの平均です。12月に入り緩やかに減少していましたが、新年から再び上昇に転じた後、今週に入り減少しています。
年齢別陽性者数

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。年代に関係なく社会生活の活動量に比例して感染しています。

健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広める

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は230人で全体の55%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。
社会活動が活発な20歳代から50代がウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは238人で全体の57%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。感染すれば気がつかないうちに家庭を破壊してしまいます。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。
60歳以上の感染者数が126人で全体の30%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。
重症者が170人(1日の重症者12人)と22日も減少

大阪は、重症者が175人(1日の重症者5人)と高齢者の感染者数が多いこともあり、極めて多いです。
大阪の死者数、なぜ最多
今週に入り、大阪府も東京都も高齢者の感染確認の割合はあまり変わりません。しかし、絶対的に感染確認者数が少ないにも関わらず、大阪府のほうが死亡者数が多いのです。その原因として考えられることは、
- 大阪では昨年12月末までに高齢者施設のクラスター(感染者集団)が84件発生。1月に入って既に29件が確認され、死者数を押し上げている。
- 東京よりも高齢化率や3世代の同居率が高いほか、高齢者施設が多い。
- 昨年の10月以降の合計で見ると、新規感染者に占める60歳以上の割合は、東京は18%にとどまるのに対し、大阪は30%に達している。
などの理由があげられます。
海外
日本時間の24日午後3時の時点で、世界全体で9874万4267人となりました。
また、亡くなった人は世界全体では212万578人となっています。
感染者が多いのは、アメリカで2499万1748人、インドが1065万4533人、ブラジルが881万6254人、ロシアが365万8447人、イギリスが362万7746人となっています。
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