シャープは、同社のプラズマクラスターにより、空気中を浮遊する新型コロナウイルスが減少する効果を実証したと発表しました。飛沫・エアロゾル感染を模した試験装置でプラズマクラスターイオンを約30秒照射したところ、浮遊する感染性の新型コロナウイルス数が91.3%減少したことを確認したといいます。
プラズマクラスターは、シャープが自社の空気清浄機などに搭載している独自機能。プラスイオンとマイナスイオンを同時に空中へ放出することで、浮遊する細菌やカビ・ウイルス・アレルゲンなどを分解できるとうたっています。
シャープ 専務執行役員 スマートライフグループ長兼Smart Appliances & Solutions事業本部長の沖津雅浩氏は、
「今回、空気中に浮遊する新型コロナウイルスに対して、プラズマクラスター技術が感染価減少の効果があることを実証できたことで、新型コロナウイルスの感染リスク低減に向けて、効果的なプラズマクラスター技術の応用や活用方法の検討を行ない、提案をしていきたい。
プラズマクラスター技術により、健康的、衛生的で快適な空気環境を世界に届けたい。そのためには、さまざまな作用メカニズムの解明を進め、一般家庭や業務用分野におけるさまざまな空気の困りごとに耳を傾け、プラズマクラスター技術の進化と効果検証を続け、解決したい」と述べた。
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