新型コロナウィルス、空気感染の可能性を否定できない

投稿者: | 2020年7月12日

 

密集した空間や換気の悪い屋内で空気感染

世界保健機関(WHO)は9日、科学的な分析に基づく最新の報告を発表し、密集した空間や換気の悪い屋内で空気中の微粒子を介した感染が発生する可能性を否定できないとした。

細菌やウイルスなどの感染経路

細菌やウイルスなどの病原体が人から人に感染する経路(ルート)を感染経路と言います。感染経路は大きく、

  1. 接触感染
  2. 飛沫感染
  3. 空気感染

の3つに分けられます。

 

飛沫感染と空気感染

飛沫感染とは

  • 咳、くしゃみ、発声の際に、口や鼻から病原体を含む大きなエアロゾルが飛び出し、近くにいる人の顔に直接かかり、眼、鼻、口の粘膜から感染する経路
  • 飛沫感染する代表的な感染症は、季節性インフルエンザ、百日咳、風疹、おたふくかぜなど

空気感染とは

  • 病原体が小さなエアロゾル(あるいは飛沫核)や埃に付着した状態で空気中を浮遊し、これを吸入することで感染する経路
  • 空気感染する代表的な感染症は、はしか、水ぼうそう、肺結核など

エアロゾルとは

【NHKスペシャル】 換気が重要 | 新型コロナウイルス“マイクロ飛沫(まつ)感染”からわかる予防 | NHK

水分を多く含み、粒子径が比較的大きな微粒子を飛沫 dropletと呼び、水分量が少なく、粒子径が比較的小さな微粒子をエアロゾル aerosolと呼んで区別するのが一般的です。

飛沫は重たいので、遠くに飛ばないうちに重力によって地面に落ちますが、エアロゾルは飛沫よりも軽いので、滞空時間が長く、気流によって遠くまで運ばれることがあります。

 

空気感染のリスク

空気感染のリスクはあり得る

  • ウイルスは空気を漂うことにより、発生源から1~2メートル以上離れたところに到達可能である。
  • 数10メートル浮遊するケースもある。
  • 空気中を漂うウイルスを含むマイクロドロップレットを吸入することによって、屋内の閉鎖空間、なかでも人が密集しており、換気が不十分な環境において感染する恐れがある。
  • 公共の建物、職場、学校、病院、高齢者施設における効果的かつ十分な換気が必要
  • 換気に局所排気装置、高性能エアフィルター、紫外線などを併用。こうした装置がない場合は、部屋の対角線上の窓を各10cm開ける。
  • 公共交通機関や公共の建造物内における密集の回避
  • 屋外や三密に当らない場所については、空気感染を恐れる必要性はほとんどないと考えてよい

三密を避け、日ごろから人と人との距離を1メートル以上空ける、それよりも近い距離で話しをするときはマスクを着ける、こまめに手を洗うといった基本的なことを地道に続けることがこれまで以上に重要となります。

【参考】
新型コロナウイルス:やっぱり空気感染するの?
【NHKスペシャル】 換気が重要 | 新型コロナウイルス“マイクロ飛沫(まつ)感染”からわかる予防 | NHK

 

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