新型コロナウィルスに関してはまだ分かっていないことが多いです。WHOの発表でさえ各国から否定されたり、SNS等でフェイク情報が氾濫したりしています。ここでは、現時点で分かっている新型コロナウィルスの初期の症状について簡単にまとめます。
初期の症状
新型コロナウイルスに感染すると平均して5日から6日、最長で2週間ほどたってから症状が現れます。
初期の症状としては、いわゆる「かぜ」と同じようなものが多く、WHO=世界保健機関は、最も多い症状として発熱や乾いたせき、体のだるさを挙げ、患者によっては鼻づまりやのどの痛み、それに下痢なども起きるとしています。
また、アメリカのCDC=疾病対策センターは、症状について、これまで発熱とせき、息苦しさを挙げていましたが、4月に入って症状についての情報を更新しました。
せきと息苦しさについては変わりませんが、次の症状のうち、2つ以上の症状があると感染している可能性があるとしています。
発熱
寒気
悪寒
筋肉痛
頭痛
のどの痛み
味覚または嗅覚の異常
子どもでも出る症状は大人と同様だとしています。
大多数の人は重症化することはありませんが、重い症状など気になることがあれば保健所に相談しましょう。息ができなくなったり、胸の痛みが続いたり、顔や唇が青ざめたりした場合などは、深刻なサインです。
緊急性高い13の症状
【表情・外見】
- 顔色が明らかに悪い
- 唇が紫色になっている
- いつもと違う、様子がおかしい
【息苦しさなど】
- 息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
- 急に息苦しくなった
- 生活をしていて少し動くと息苦しい
- 胸の痛みがある
- 横になれない。座らないと息ができない
- 肩で息をしている
- 突然(2時間以内を目安)ゼーゼーしはじめた
【意識障害など】
- ぼんやりしている(反応が弱い)
- もうろうとしている(返事がない)
- 脈がとぶ、脈のリズムが乱れる感じがする
新型コロナウイルス感染症にかかっていないか調べてほしい
帰国者・接触者相談センターやかかりつけ医、地域の相談窓口等にあらかじめ電話でご相談ください。その結果、感染が疑われると判断された場合には、帰国者・接触者外来等を紹介しますので、そこでコロナウイルスの検査を受けることになります。
なお、帰国者・接触者相談センターはすべての都道府県に設置され、24時間対応していますので、詳しくは、下記のホームページをご覧ください。
【帰国者・接触者相談センターページ】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html
パルスオキシメーター 血中酸素濃度測定器
血液の中の酸素の濃度を測る『パルスオキシメーター』という機械があります。健康な人は95%以上ですが、肺炎になると90%未満になります。
この測定器を使えば、新型コロナウィルスに感染して肺がおかされているか簡単に分かるのです。高齢者や基礎疾患のある人は自宅に用意しておいてもいいかもしれません。
低酸素症の発見、早期治療に有効なのがパルスオキシメーターです。新型コロナ肺炎に関連した呼吸障害を早期に発見できるのです。
パルスオキシメーターがなくても、立ち上がったときや洗濯物を干す、トイレへ行くといった日常動作だけでハアハア息が上がるようになると、重要なサインとなります。心配な方は、ちょっと長い階段を上ってみるといいです。
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コメント
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