北九州市のPCR検査は感度が高い?

 

北九州市のPCR検査は感度が高い

北九州市のPCR検査の結果について、非常に感度が高いように思えます。これだけ感度が高いと、初期の感染者を見つけることができる利点がありますが、擬陽性」とミス判定する可能性が高くなるので留意が必要です。もし、検査の結果「無症状感染者」の割合が高いようだとひょっとしたら「擬陽性」であるかもしれません。

 

北九州市の小学校で起きたクラスター

北九州市の小学校で同じ学校で5人に感染者が出ました。(本日、新たに一人が陽性であることが確認されました。)この件について経過を追ってみます。

  • 5月24日まで最初に感染した児童には熱があった。
  • 5月25、26日の同児童の登校時は熱がなかった。
  • 5月27、28日朝に自宅で検温した際は37度台の熱があったと保護者が健康観察シートに書いていたため、学校で再度検温。平熱だったため教室に入れたという。
  • 5月28日日に最初の児童の感染が確認された。
  • 5月31日同じ小学校で4人の感染者が確認された。

となっています。

検査したのは発症して1日目?

このことから、新たに感染が確認された4人が感染したのは、5月25、26日となります。

したがって、3・4日後に発症するので、4人が発症したのは、5月28、29日と推定されます。

4人の検査結果が発表されたのが31日でしたから検体が採られてのは5月30日ということになります。

つまり、4人の児童は発症してから1日後に検査を受けているのである。この段階では症状がまだ出ていないので体内のウィルスも極めて少ないです。

アメリカの研究では、発症後後1日でのPCR検査は、「偽陰性」率100%となっています。

「擬陽性」率100%とは、新型コロナウィルスに感染していてもPCR検査では「陰性」と出ると言うことです。

正しい判定か疑問

ところが、北九州市では通常「陰性」と出るはずの段階の患者を「陽性」と判定しているのです。ウィルスが極めて少ないにも関わらず「陽性」と判定されるので、北九州市のPCR検査は感度が高いと言えます。

感度が高いと「陽性」を多く見つけていいように思えるのですが、反面、「擬陽性」と誤判定をする確率も高くなるので注意が必要です。

 

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