新型コロナウィルス検査の特徴

投稿者: | 2020年5月30日

 

PCR検査を多くしても感染者を減らすことは出来ない

海外の人が疑問に思うことは、なぜ日本は新型コロナウイルス検査がこれほど少ないのかです。

現実検査数の多さと新型コロナウィルスによる死亡者との関係はあまり関係がないようです。検査が多い国が感染者が少ないと言う国は、奇跡の国韓国だけです。他の国は検査の多い国ほど感染者も死亡者も多いです。PCR検査の結果感染者を減らすことができるのは、保健所が追跡調査して発見できた患者だけです。ウィルスの感染がそれをはるかに超えている時には、感染拡大が進んでしまうのです。

ウィルス検査も風邪薬と一緒で、用法、用量を守らないと逆効果になるようです。正しくウィルス検査を行う必要があります。

PCR検査を多くしても感染者を減らすことは出来ません。新型コロナウィルスの感染者を減らすことが出来るのは、「新しい生活様式」を実践しウィルスに感染しない生活を行うことです。

そこでここでは、新型コロナウィルスを検査の種類とその特徴について簡単にまとめます。

テレビで日本政府の対策を散々に批判している芸人やコメンテーターは、あなたが新型コロナウィルスに感染しても決して助けには来てはくれません。感染リスクを背負いながらあなたを助けに来てくれる人は、批判されている保健所・厚労省の職員です。

私たちは、地方自治体の保健所の職員や国の厚労省の職員・そして日本の医師が世界に負けない優秀な方々であるので助かっているのです。

 

PCR等検査

定義

PCRとはPolymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の頭文字で、特定の遺伝子を捕まえて増幅させる技術です。

PCR検査では、新型コロナウイルスに特徴的な遺伝子の配列を探してきて、対になっている遺伝子を分離させ、ポリメラーゼという酵素の働きを利用して遺伝子を増幅させます。ウイルスの遺伝子を増やし、見える形にしてウイルスがいるかいないか判断するというのがPCRの原理です。

特徴と留意点

  1. 検体 の中に、わずかでもウイルスの遺伝子が含まれていれば増幅して検出できます。
  2. ウイルスを検出するものではなく、ウイルス遺伝子の存在を鋭敏にとらえる方法であることに留意する必要があります(PCR 等検査陽性= 感染性のあるウイルス陽性、というわけではない) 。
  3. 感度が高いが、検査には専用の機器と熟練した人材が必要であり、検査結果が出るまでに数時間を要するなど簡便な検査とは言いがたいです(業 者による検体搬送を伴う場合は数日程度を要する。)。
  4. 鼻咽頭や咽頭のぬぐい液等の検体採取時の医療従事者の感染防止にも十分注意する必要があります。
  5. 現在、唾液検体を用いた検査法も検討が行われています。

検体を取る場所やタイミングが重要

・PCR検査は、ある程度のウイルス量があれば、ほぼ正確に診断できます。
・早い段階では、60~70%くらいしかPCR検査が陽性にでないことがあります。
・PCR検査自体が問題というわけではありません。検査するために採取した検体にウイルスがいない、または、ウイルスを見つけることができるPCR検査の限界のウイルス量(測定限界値)よりも少ない量のウイルスしか検体に含まれていないとどんなに精度の高いPCR検査でもウイルスを見つけることができないことになります。

精度60~70%程度と言う値は、理想的な環境でベストコンディションのベテランが実施した場合です。現場は、理想とは程遠い人材・環境で行っている国もありますのでもっと低いです。誤った検査から得られて情報で、「医療崩壊を防ぎながら制限を解除する」対策を実施すれば、大過を招くことでしょう。

 

抗体検査

定義

抗体検査とは、血液や体液中に、細菌やウイルスなどに対して反応する抗体(IgGやIgMなど)があるかどうかを調べる検査です。

特徴と留意点

  1. 過去の感染の有無を確認する検査です。
  2. 一般的に抗体がある場合には、病原体に対する免疫が獲得されているとされますが、新型コロナウイルス感染症は抗体が出来るかどうかは明らかになっていません。したがって、現時点では、過去の感染の確認 以上の意義を持ちません。
  3. 今後、政府は、6 月初旬に地域での感染拡大の状況を把握するために 1 万人規模で抗体検査を行う予定です。ここでは、抗体の保有状況を正確に把握するために 定量的測定が可能な手法などにより詳細な評価を行う予定です。
  4. 感染率(抗体保有率)の実態を把握できるのではないかと期待されています。

抗体検査の中には「信用できないものもある」

・抗体検査の中には性能が不明なものもあります。
・2020年5月14日時点で、厚労省から体外診断薬として承認を得た抗体検査は無いです。
・今後、性能が確認された抗体検査の選別が進むと考えられます。

抗体検査だけでなく、PCR検査キットも企業によって性能のばらつきはあります。これだけ混乱が起きているのですから、批判の目をPCR検査キットに向けるべきです。PCR検査キットについても現場で本当に使える製品であるか点検・調査すべきです。

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抗原検査

定義

抗原検査というのは、簡易検査の一種でウイルス特有のたんぱく質(抗原)を検出する検査です。鼻の奥の粘液などを綿棒で採取して検査します。結果はだいたい数分~20分で出ます。

多くの方が受けたことのあるインフルエンザの検査も抗原検査なのです。

特徴と留意点

  1. 30 分程度と短時間で診察室などでも簡便に検査ができます。
  2. PCR 等検査と比較すると、陽性になるために多くのウイルス量が必要であり、ウイルス量が少ない場合の検出能力が低いため、現時点では、発症前などの症状に 乏しい感染者に対する検査には使いにくいという限界があります。

・抗原検査は感度がやや劣ります。だから、「陽性」と判定された患者は感染している確率が高いです。
・感度が落ちるので感染していても「陰性」と判定されることがあります。
・したがって、抗原検査で「陰性」と判定された人は、感度の高いPCR検査で再検査する必要があります。

それぞれの検査の長所と短所を理解して、目的を持った使い方をしたり、組み合わせて検査したりすることでより正確に検査できるようにする必要があります。

 

新型コロナウィルス検査の特徴」への1件のフィードバック

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