新型肺炎の感染が広まり始めた当初においては、「日本人は新型肺炎の抗体をすでに持っているのではないか?」と主張する人が多くいました。なぜなら、極めて感染者が少なく、しかも、軽症で済む感染者が多くいたからです。もちろんこの予想は間違いでした。しかも、2つの点で間違いでした。
無症状患者(不顕性感染者)は、もっと多くいる
1つ目の間違いは、感染者が少ないのでなく、多くの人が感染にきづていない点です。検査にも陰性となるほどウィルスの量が少なく、当然、本人にも感染に気づかないほど無症状の感染者がもっともっと多くいるのです。
詳しくは、PCR検査にもステルスな新型コロナウィルス をご覧ください。
新型コロナウィルス感染症では、無症状患者(不顕性感染者)は感染に気がつかず、PCR検査さ受けていないため、現在分かっているよりも感染者は多くいるのです。統計では2割と言われているが、それよりもはるかに多くいることが予想されます。
見かけ上の症状は軽症でも体の中は重症
2つ目の間違いは、軽症で済む患者が多くいるのでなく、無症状でも病気はゆっくりと進行しているという点です。感染している本人も気がつかないうちに、つまり、軽症と勘違いしていても体の中ではゆっくりと病気に犯され肺は破壊されているのです。多くの患者は、体が大変なことになっているのに軽症と勘違いしているのです。
「何を言っているのだ、肺が侵されていれば気がつくでしょう」という疑問があるかと思います。しかし、極めてゆっくりとウィルが増えてゆくので体が慣れてしまい気がつかないのです。(肺が侵され酸素不足になっても、呼吸回数を増やすことで補うことができます。二酸化炭素の排出は悪くなった肺でも十分排出できます。無意識に呼吸を増やして肺の損傷を補っているのです。)
新型コロナウィルス感染症では、軽症と言われていた患者の中に気づかずに病気が進行していた人がいるのです。統計では8割が軽傷で済むと言われていますが、肺を調べれば軽症と言えない患者がある程度いると予想されます。
「新しい生活様式」をどのように実践して行くか考えましょう!
軽い病気じゃないのですよこの病気は。新型コロナウィルスは病気に気づかれず密かにあなたの体を犯していく恐ろしい病気なのです。
さらに恐ろしいことに、家族の中の一人でも感染すれば、誰も気がついていないうちに家族全員に感染を広めてしまいます。大切な家族が犠牲になることを考えてみてください。ぞっとします。
この恐ろしい病気に家族を感染させないためにも、「新しい生活様式」にどのように家族全員が取り組んでいくかご家庭で話し合う必要があると思います。
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