初期にPCR検査を行っても正しい結果が出ない!

投稿者: | 2020年5月9日

 

新型コロナウイルス感染症は謎が多い

 新型肺炎が話題になり始めたころには、いろいろなうわさが流れました。その中で気になったのが、
 1 エイズと同じで免疫が出来ない。
 2 何度でも感染し、2回目以降は重症化する。
 の2つでした。
 すごく恐ろしい新型ウィルスが登場したと怯えましたが、今ではどうしてこのようなうわさが流れたのかが理解できるようになりました。
 私なりに考えた結果は、

 「新型コロナウィルスPCR検査は、発病の初期と終期には誤った判定をすることがある

 です。以下、その理由を説明します。

 

初期の検体採集時にはウィルスが少ない

 インフルエンザに感染すると体内でウィルスが急激に増加します。それに対して新型コロナウィルスは極めて緩やかに増殖します。次の図はそのイメージ図です。青がインフルエンザ、赤が新型コロナウィルスの患者の体内のウィルスの量の変化を表しています。

 

 感染してから1週間~2週間の間は、後に重症化する患者でもウィルスがゆっくりと増えてゆくので、感染に気がつかないことが多いそうです。また、2割程度の人は、症状も出ず、全く感染したことに気がつかないで治ってしまう人もいます。
 感染に気がついていない初期にウィルスを検体採集をしたら次の3つのケースが起きます。

  1.  PCR検査で陽性と判定できる十分なウィルスを採集できる。
  2.  PCR検査で陽性と判定するには不十分なウィルスしか採集できない。
  3.  ウィルスを採集できない。

「ウィルス増加のイメージ図」からも分かるように、新型コロナウィルスに感染していても、初期の患者は極めてウィルスが少なく、検体採集をしてもウィルスを採集できなかったり、陽性となるほどのウィルスを採集できなかったりするケースが増えます。その結果、PCR検査の判定は多くの人が感染していても「陰性」と判定されてしまいます。

 「新型コロナウィルスに感染した初期の患者の中には感染していてもPCR検査で偽陰性になることが多い」と言えます。

終期の検体採集時にはウィルスが少ない

 新型コロナウィルスに感染したことが分かり入院したり、静養した人が全く症状が出なくなった治療の終期ではどうでしょうか。初期とは反対に、ウィルスは極めてゆっくりと減少していきます。だから症状がなくなり元気になったとはいえ1週間から2週間、またはそれ以上の間まだウィルスは体の中に残っているのです。しかし、まだ感染したままなのです。

 ここでPCR検査をしたらどうなるでしょうか?体内に残っているウィルスは少ないので、当然PCR検査の結果は感染していても「陰性」と判定される人が多く出ます。

新型コロナウィルスに感染した終期の患者の中にはまだ感染していてもPCR検査で偽陰性になることが多い」と言えます。

 

PCR検査の誤りが誤解を招く

 冒頭で新型肺炎=新型コロナウィルス感染症は、エイズと同じで免疫ができないといううわさが出たと書きました。そのように誤解された理由は、病気が治りかけた終期は、病気の症状が出なくて完治したと思えてもウィルスがまだ体内に残っているのです。しかし、終期には体内のウィルスは少ないのでPCR検査を行えば「陰性」と判定されてしまいます。

新型コロナウィルス感染症の終期のPCR検査で一回目に「陰性」と判定された患者が、二回目にPCR検査をしたら「陽性」と判定されたり、一度「陰性」になった患者が再度発病することは起こりうるのです。

 新型コロナウィルスPCR検査キットで短時間で検査が出来るようになったことは成果ですが、ウィルスが微量の初期と終期に患者には「擬陰性」を乱発していると思えます。

抗体検査・検体検査の結果とPCR検査の結果

 抗体検査は信頼性がない。検体検査は精度が落ちると言われます。その理由は、「擬陽性」を乱発するからです。でも、PCR検査が偽陰性を乱発していると仮定すると、評価は逆転します。今後の研究に期待したいです。

韓国のコロナ再感染は「擬陽性」だった?

コロナ再感染は「偽陽性の公算」韓国で進む研究 東洋経済オンライン

韓国では、治癒したと見える患者の一部が、その後の検査で再び陽性と判定された事例が多く発表されています。これにたいして、韓国政府の専門家委員会は前週、再検査の結果は「偽陽性」との説が最も有力だと結論づけました。

「RT-PCR法は素早い判定が可能で、新型コロナに感染したかどうかを判定する精度が最も高い」と韓国は主張しているます。精度が高いと言うことは、

病気のときに検査 結果が陽性,
病気でないときには陰性を示す

2つ合わせ た割合が高いことを意味します。

PCR検査では、
感度がよければ、擬陽性は増えますが陰性の精度が上がります。
特異度がよければ、偽陰性は増えますが陽性の精度が上がります。

どちらの精度も上げることは矛盾するものなのです。高い精度の検査キットを作ることは、どんなものでもガードできる盾とどんなものも突き破る矛を同じ会社が開発するほどの神業です。この検査キットはすごいとしか言いようがありません。でも、そんなに精度が高いPCR検査キットなのに間違った結果が起きるのは不思議ですね。

どんな検査キットでも十分ウィルスを持った患者で測定していれば精度が高いです。しかし、新型コロナウィルスのように他の病気と違って極めてウィルスが少ない病気を調べる時には、精度は落ちます。ましてや本人は全く病気であることなど気がついていない人を対象に検査をして正しく白黒判定を出すこと自体が誤りの始まりなのです。

例えば、調整や誤判定がでないテクニックは各会社によって違いますが、常識的に考えて新型コロナウィルスの症状が鮮明になる37.5Cの発熱が4日続いて段階に調整されていると考えられます。しかし、発病が明確になった状態よりもはるかにウィルスが少ない段階でウィルス検査をしたとしたら当然37.5Cの発熱が4日続いて段階に調整されているキットの感度は悪くなります

感度が悪ければ、陰性の精度が下がります。逆に、擬陰性の判定が増えるのです。

その結果、新型コロナウィルスに感染している患者が陰性と判定され隔離されることなく生活を行い感染を拡大したのです。

 1エイズと同じで免疫が出来ない。
 2 何度でも感染し、2回目以降は重症化する。
 と初期に言われてきたのも無理のないことでした。幽霊の正体は体内のウィルスが極めて少ないことにあったのです。

 

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