オミクロン、突然濃厚接触者となった時に必要な知識

新型コロナウィルス感染症
3d coronavirus infection spread covid-19 pandemic background

オミクロン株の派生型であるBA・5による感染拡大が続いています。感染者が増大すると感染者の数倍もの濃厚接触者と認定された人がでます。あなたが、突然濃厚接触者になってしまった時に困らないように、必要な情報をここでまとめたいと思います。

濃厚接触者とは

新型コロナウイルス感染症の PCR 検査等で陽性となった者(患者)と、感染の可能性のある期間(症状が出る 2 日前から入院等になるまでの期間)に接触し、以下の範囲に該当する場合は濃厚接触者と定義されます。

・患者と同居あるいは長時間の接触(車内・航空機内等を含む)があった者
・適切な感染防護(マスクの着用など)なしに患者を診察、看護もしくは介護をした者
・患者の気道分泌液もしくは体液などの汚染物に直接触れた可能性のある者
・その他:手で触れることのできる距離(1 メートル)で、必要な感染予防策なしで患者と15 分以上の接触のあった者

【参考】国立感染症研究所感染症疫学センター「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領」
実際には、この定義をもとに、保健所が患者、または家族や会社などから聞き取り調査をし、状況に応じて総合的に判断します。

濃厚接触者と判定されました。いつまで自宅待機の必要ですか?

《ケース1 単独の濃厚接触者は7日間の自宅待機》

濃厚接触者は7日間の自宅待機

濃厚接触者の自宅などでの待機期間は7日間です。感染者と最後に接触した日を0日として、7日間は自宅などでの待機が求められることになります。

《ケース2 症状のある患者を看病していた場合、療養10日+待機7日の最大17日間》

10日間の療養 + 7日間の待機 =17日間

お子さんなどが感染し同室で看病していた場合、感染者の待機が終わる日が「最後に接触した日」となります。したがって、最大で17日間となります。

感染者に症状がある場合10日間の療養が求められます。療養が終わった日が0日となり、それから7日間の待機が求められます。

《ケース3 無症状の患者の世話をしていた場合、療養7日+待機7日の最大14日間》

7日間の療養 + 7日間の待機 =14日間

お子さんなどが感染し無症状だが同室で世話をしていた場合、感染者の待機が終わる日が「最後に接触した日」となります。したがって、最大で14日間となります。

感染者が無症状の場合7日間の待機が求められます。待機が終わった日が0日となり、それから7日間の待機が求められます。

国立感染症研究所によりますと、オミクロン株に感染した場合、7日目までに発症する確率は94.5%、10日目までに発症する確率は99.2%となっています。

つまり、7日間の待機期間では5%程度のリスクが残るとされています。

自宅待機の間に気を付けること?

外出について

外出に関しては次の点を守るように心がけてください。

  1. 不要不急の外出は控えてください。通販や宅配サービスの活用もご検討ください。やむを得ず外出する際は、マスクの着用や手指衛生などの感染対策を行い、人との接触は避けてください。
  2. ご予定等は、先に変更できるものは、変更をお願いします。どうしても変更できない外出がある場合は、発熱や症状がないことを確認した上で、必ずマスク着用でお願いします。
  3. 通勤や通学もお控えください。在宅勤務、リモート授業などは差し支えありません。
  4. 公共交通機関は使用しないでください(不特定多数が利用する電車、バス、タクシー、飛行機など)。
  5. 会社や学校、幼稚園、保育園などに必ず「濃厚接触者」になった旨を伝えてください。

ただし、勤務先や学校等で独自のルールがある場合は、それに従うようにしてください。

健康観察

健康観察期間中は、毎日、次のことをお願いします。

  朝と夜の1日2回、熱を測ってください。

  体調の変化が無いか、確認してください。
   咳、鼻水、鼻づまり、咽頭痛、呼吸苦、倦怠感、頭痛、吐き気、下痢等

濃厚接触者が待機中に症状が出た場合

  1. 熱や症状(咳、のどの痛み、頭痛、倦怠感、下痢、吐き気、鼻水、鼻づまり等)が出たときは、医療機関へ連絡し、「濃厚接触者」となったことを伝えた上で受診してください。
  2. 受診にかかる費用については、受診する医療機関にご確認ください。

  どこで受けてよいか分からない場合は、お住いの自治体のWebで確認してください。

同居の家族との過ごし方について

濃厚接触者になった方は、感染している可能性が高いです。万が一のことを考え、に家族にウィルスを移さないように感染者と同じ生活をするように心がけてください。

日中はできるだけ換気をする

・定期的に換気をしましょう
・エアコンなどの空調や換気扇の利用、窓を開ける

 

  1. 同居者同士の接触をできる限り避けてください。
  2. タオルや食器等の共用は避けましょう。
  3. 咳エチケット、石けんと流水での手洗い、手指のアルコール消毒を心がけてください。
  4. 手を触れる共用部分(例えば、ドアノブ、電気のスイッチ、トイレの便座やレバーなど)は、濃度70%以上のアルコール又は0.05%次亜塩素酸ナトリウムの消毒液で、拭き取り消毒を行ってください。
  5. 鼻をかんだティッシュや使用した使い捨てマスクは、すぐにビニール袋に入れ、密封して廃棄してください。

こまめな手洗い・手で触る所の消毒をしましょう

小まめにうがい・手洗いをしましょう
・こまめに石鹸で手洗いをしたり、アルコールで消毒したりしましょう
・トイレ・ドアの取っ手など共用部分を消毒しましょう
 詳しくはこちら→→→消毒;熱水・漂白剤 洗剤  次亜塩素酸水手の洗い方

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