mFOLFOX6療法の副作用(1コース)

今までの経過

2年前に大腸癌(進行癌)が見つかり、手術後、抗がん剤治療をしました

2年前の1月に大腸癌(ステージ3 リンパ節転移アリ)で、手術を受けました。その後、抗がん剤治療をしました。選択したのは、CAPOX(カペシタビン+オキサリプラチン)でした。なぜこの療法を選んだかと言うと入院しなくてもいいからでした。

治療には、6か月近くかかりました。その後、定期的に検診を行いました。

新たに大腸がんが肝臓に転移していることが分かり手術

1回目の手術でもう再発はないだろうと油断していたら、2年後の検診で肝臓に転移していることが分かりました。大きさは4cm。通常は抗がん剤治療をして癌を小さくしてから手術をするのですが、私の場合抗がん剤が効きにくい体質である可能性があり、抗がん剤治療中に別な場所へ転移が始まる可能性があるので、抗がん剤治療は行わないで2月末に手術を行いました。

手術後に分かったのですが、生研に出した結果、肝臓にあった癌は多くが壊死していたとのこと。

肝臓癌摘出手術した2か月後に肝臓に癌が再発

2回目の手術でもう再発はないだろうと油断していたら、今度は2か月後に肝臓に癌が再発しました。大きさは1.1cm。

そこで、今回は肝臓に負担が欠けないために抗がん剤治療で癌を小さくしてから摘出することになりました。治療は、mFOLFOX6療法をするように先生にお願いしました。

mFOLFOX6とは、具体的には、副作用を抑えたり、抗がん剤の効果を高める薬+5FU+オキサリプラチンを2泊3日で点滴するものです。点滴で薬を入れる為に2泊3日の入院が必要になります。

mFOLFOX6療法1コース目の様子

CVポートを胸に入れる(1日目)

自宅で治療をするCAPOXとは違って、mFOLFOX6療法は長時間点滴を行います。そこで、CVポートを入れる手術を1日目は行いました。

CVポートとは、皮膚の下にカテーテルをつけておいて、必要な時に静脈に薬剤を投与するための器具です。CVポートの他に、「リザーバー」、「埋め込み型ポート」、「皮下埋め込み型ポート」、「中心静脈ポート」と呼ばれる場合もあります。

CVポートは、心臓の近くの中心静脈→カテーテル→ポートとつながりっています。点滴する時は、ポートに針を刺し点滴を行います。ポートを介して、心臓近くの中心動脈に薬を送ることが出来るので、腕で点滴を行う場合と違い、違和感を感じることなく楽です。

mFOLFOX6療法1コース目の様子

1回の治療には約3日間かかります。その後2週間休みを入れ、2週間に1回ずつ行います。ところが、私の場合、分子標的型の治療薬を導入する目的で、1コース目は3週間開けて行うことになりました。

mFOLFOX6では、副作用を抑えたり、抗がん剤の効果を高める薬+5FU+オキサリプラチンを3日間かけて点滴します。5FU+オキサリプラチンが抗がん剤です次回からは。分子標的型のベバシズマブ(商品名アバスチン)も追加されることになりました。

mFOLFOX6療法1コース目の副作用

《1日目の様子と副作用》

点滴を開始し1日目は、最初にオキサリプラチンを入れます。さほど何も変化がありませんでした。ただ、食事を抜いたり、食事量を減らしたりしたため、大便は出ませんでした。オキサリプラチンはほぼ2時間で終わり、吐気止めの薬を入れた後、5FUの点滴を開始します。この点滴は、46時間と5分かかります。

・以上のように1日目には、副作用はほぼありませんでした。

《2日目の様子と副作用》

2日目は、5FUの点滴です。大便が少量出ました。昼の間は、少しぼーっとする感じがしました。薬の影響でしょうか、普段はそんなことはないのですが、ときどきうっつら寝ることがあり、時間がたつのが非常にはやく感じました。午前中は、ぼっとしており気がついたら昼食が届きびっくりしました。午後も同様です。

もう一点変化がありました。血圧が1日目は140~160あったのが、2日目になると120まで下がりました。理由は分かりません。

2日の深夜に目を覚ますと、軽い食欲不振と嘔吐を感じましたが。お茶を飲むと治まりました。だんだん薬が効いてきたようです。

2日目の副作用

 ・軽い眠気がある
 ・2日の深夜に、食欲不振と嘔吐を感じるようになる

《3日目の様子と副作用》

早朝看護師が来て、顔がむくんでいると言われた。おそらく、吐気を少しでも抑える為にお茶を飲んでいたせいではないかと予想されます。他に問題点はないか点検してくれたが、とくにありませんでした。朝の7時に「吐き気止め」の薬を飲みました。

・2日目の深夜から継続して、食欲不振と嘔吐を感じたままです。
・朝食は、完食するように頑張って食べました。

・昼食は、病院食でないので、食欲不振と嘔吐を感じながらも、おいしかったのでモリモリ食べました。食欲不振は感じているのですが、不思議なころに食欲が勝りました。

軽い運動で食欲不振と嘔吐を感じる副作用が消える
食後、リビングに置いてある自転車を5分だけこぎました。すると、食欲不振と嘔吐を感じなくなりました。運動をしたので、適度に胃に良い刺激を与えたのかもしれません。完ぺきではありませんが、不快感を感じることはほぼなくなりました。

抗がん剤治療の1回目は、だいたいこんな感じで、予想していたより副作用も強くなく楽に終わりました

休息期間中の様子

4日目

朝起きると。食欲不振、倦怠感、吐気を感じるようになる。また、大便も全くでなくなる。

5日目

朝から、突然大便がでるが、ほんの少しであった。その後、1・2時間すると便意を催し。弁上に行くと同じく小さい固い便が出る。

昼過ぎに、少し柔らかくなった便が大量にでる。これで楽になるかと思ったら、今度は便秘になる。10分間隔で便所に走る。これは大変だと思っていたが、布団をかぶって寝ていると、不思議なことに便意はおさまった。

6日目以降

だんだん副作用の影響もなくなり、体が楽になってきた。

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