WHO、2020~21年の新型コロナ関連の死亡者数が1490万人に上るとする推計を発表

新型コロナウィルス感染症
coronavirus covid-19 pandemic outbreak virus background concept

新型コロナ関連の死亡者数が1490万人に上る

世界保健機関(WHO)は5日、2020~21年の新型コロナウイルスのパンデミックに関連して死亡した人の数が1490万人に上るとする推計を発表しました。

これは、アメリカのジョンズ・ホプキンス大の集計によるの死者数は540万人と比較して、約3倍近い人が亡くなっていた可能性があることになります。

WHOは、「超過死亡数」から推計

超過死亡者数 とは、新型コロナウィルス感染症が流行する以前の例年ある時期の本来想定されている死亡者数より、増えた数を言います。新型コロナが流行することで前より多くの死者数が出てしまいますが、増えた数を超過の数と言います。

各国が発表した新型コロナが原因で死亡した人数と超過搾者数のちがいは、統計が不正確であったり、医療がひっ迫して治療が受けられなかったり、検査も行わないで死亡したりした人が新型コロナが原因で死亡したとカウントされないためです。

推計される新型コロナが原因の死亡者数

インドの新型ウイルス死者数(超過死亡者数)は公式発表の10倍に当たる470万人です。

インドと並んで超過死亡の合計が多いのは、ロシア、インドネシア、アメリカ、ブラジル、メキシコ、ペルーとなっています。

超過死亡率の低い国は、中国や、オーストラリア、日本、ノルウェーとなっています。

我が国では、21年の全国の超過死亡数は1万468~4万9017人と推計されています。21年度は、オミクロン株の感染力の強さが影響したのでしょうか今までと比べ増加しています。新型コロナウィルス感染症は、自覚する症状以上に体にダメージを与えていると思われます。

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