コロナワクチン、5-11歳の接種開始へ

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コロナワクチン、5-11歳の接種開始へ

厚生労働省は2022年1月21日、5~11歳の子供に接種できるファイザー製の新型コロナウイルスワクチン「コミナティ筋注5~11歳用」について、特例承認を行ったと発表しました。

特例承認を取得したのは、5~11歳用の新型コロナウイルスワクチン「コミナティ筋注5~11歳用」でファイザーが開発した「mRNAワクチン」と呼ばれるタイプのものです。
一般名は「コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2)」。

接種対象者は5歳以上11歳以下です。1回0.2mLを合計2回、3週間の間隔で筋肉内に接種します。

取り違えを防ぐため容器のふたの色も違います。12歳以上は紫色、5歳以上はオレンジ色です。

発症予防効果は9割、副反応は少なめ

ファイザー製の5~11歳用のワクチンは、12歳以上のものとは別の製剤です。さらに、有効成分の量は3分の1となっており副反応が押さえられるように設計されています。

アメリカなどで5歳から11歳の2000人余りが参加して行われた臨床研究では、2回目の接種後7日以上たった人に対する発症予防効果が90.7%だったと報告されています。オミクロン株に関しては調査中。

主な副反応

2回接種後7日以内の副反応は、
・接種部位の痛みが71%(16~25歳では78%)
・疲労感39%(同66%)
・頭痛28%(同61%)
・38度以上の発熱が7%(同17%)
と、12歳以上の副反応に比べて大きく低下しています。

海外では、副反応が出てもほとんどは1日から2日ほどで収まり軽度か中等度で済みました。アメリカでは次の日に登校をしなかった児童は10%程度いました。また、医療行為が必要となる児童は1%出たとのこと。

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