3/13東京都新型コロナ330人の感染確認(17時45分時点)

東京都は、新たに330人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。なお、グラフの赤い点線は1週間の平均を表しています。

こちらのグラフは2月1日から本日までの感染確認者数のグラフです。赤い点線は7日間平均の変化を表しています。7日間平均を見ると、先々週から下げ止まりが始まり、先週は平行ラインとなっていましたが、今週から若干上昇していることが分かります。
65歳以上の感染者は68人で全体の21%で高齢者の感染がまだ多いです。
重篤化しお亡くなりになる方はほとんど高齢者
3月13日に発表された、お亡くなりになった方の人数は16人です。
年齢別では、60歳代1人、70歳代3人、80歳代7人、90歳代5人となっています。女性が12人、男性が4人です。
お亡くなりになる方は、コロナが死因と言いながらもご高齢で寿命でなくなる方がほとんどです。しかも、そのほとんどに人が既往症のある方でもあるのです。
日本においては、コロナが原因でなくなる方は非常に少なく、高齢や既往症が原因でなくなる方がほとんどです。しかし、日本ではコロナに感染して死亡した方はすべて死亡原因をコロナとしてカウントしているのです。
外国では新型コロナは恐ろしい疫病かもしれませんが、日本においては新型コロナが流行したと言っても日本人の平均寿命が縮まるということはありません。むしろ、新型コロナが流行した2020年度は日本人の平均寿命はのびました。
大げさに騒ぎ立てるのでなく、日本人の実態に合わせて適切な対応をしてほしい物です。
年齢別感染者数と割合

本日も変異株の影響でしょうか、20歳未満の感染が目立ちます。20歳未満がこれほど多く感染することは今までありませんでした。
また、20歳から50歳までの勤労世代の感染も多いです。仕事が終わってちょいと一杯を我慢が出来ないことが、気の緩みです。人は酒が入ると声が大きくなり、多くの飛沫を飛ばしているのです。
ウィルスを家庭に持ち込み、家族に感染させることなどあってはいけません。ここしばらくは、仕事帰りの飲食は控えるようにしましょう。

高齢者の感染が減少
世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は200人で全体の61%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、家庭内・職場内・飲食店で感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。
社会活動が活発に行う20歳代から50代までは219人で全体の66%です。この世代が飲食店で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。
今感染が拡大しているのは、20歳代から50歳代が会食をして感染し、家族に広めているのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食は控えてほしいと思います。
高齢者(60歳以上)の感染者数は85人で26%です。感染者数は減ってきても高齢者の感染が多いと重症化する人が増え医療を圧迫します。高齢者は感染しないように自主的に行動を規制してほしい物です。
東京都の実効再生産数は、1.01
感染経路
・46%の151人は、これまでのところ感染経路が分かっていません。感染経路がわかっていない人の感染場所はほとんどが接待や飲酒を伴う飲食店です。
都は、活発に活動する若い世代による感染の広がりを防ぐ必要があるとして、対策の徹底を呼びかけています。
感染が減少するスピードは鈍る
・3月10日の検査実施件数は、7972件です。
・3月12日までの7日間の検査人数の平均は、6159.3人です。
・陽性率は3.5です。
・3月11日の時点で、東京都の実効再生産数は、1.01です。
東京都の実効再生産数の変化は、
緊急事態宣言が出された
・先月7日時点で1.28、
・先月14日時点で1.22と「1」を超えていましたが、
・先月21日時点では0.94と「1」を下回りました。
その後、
・先月28日時点で0.73、
・今月4日時点で0.75、
・今月11日時点で0.78、
・18日時点では0.82
・26日時点で0.81
・27日時点で0.82
・28日時点で0.86
・3月2日で0.87
・3月3日で0.96
・3月9日で0.96
・3月10日で0.97
・3月11日で1.01 と、ついに1を超えました。実効再生産数が1を超えることは感染が拡大に転じたことを示します。一層厳しい対策が必要となります。
感染の下げ止まりの原因は、夜8時以降にも店を開いている飲食店にあります。絶対量は少なくても、泉のようにウィルスがそこで沸いているのです。8時以降も開いている店にメスを入れない限り、これ以上の減少は望めません。

重症者は40人と増加

都内で今まで感染が確認された人の数は11万5170人です。
都の基準で集計した重症の患者は、40人(+2)で全体の0.9%です。

重篤者の年代は、40歳代2人、50歳代3人、60歳代10人、70歳代16人、80歳代8人、90歳代0人となっています。
重症になる患者を性別で見ると、男性27人、女性12人と圧倒的に男性が多いです。
3月13日に発表された、お亡くなりになった方の人数は16人です。
年齢別では、60歳代1人、70歳代3人、80歳代7人、90歳代5人となっています。女性が12人、男性が4人です。重症化するのは圧倒的に男性の方が多いにも関わず、死亡者は女性の方が多いようです。
・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は11万847人。
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