3/27東京都新型コロナ430人の感染確認

経過と近況

3/27東京都新型コロナ430人の感染確認(17時時点)

東京都は、新たに430人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

こちらのグラフは2月1日から本日までの感染確認者数のグラフです。赤い点線は7日間平均の変化を表しています。7日間平均を見ると、3月に入り上昇していることが分かります。今週に入りカーブがさらに上昇しており本格的にリバウンドが進んでいるようです。

 

重篤化しお亡くなりになる方はほとんど高齢者

65歳以上の感染者は70人で全体の16%で、子どもや若者の感染が増加しているので高齢者の感染率が落ちてきました。

3月27日に発表された、お亡くなりになった方の人数は16人です。

年齢別では、60歳代1人、70歳代1人、80歳代8人、90歳代6人 となっています。女性が7人、男性が9人です。重症者は圧倒的に男性が多いですが、新型コロナが原因で死ぬ方は女性も男性もほぼ同じ割合です。女性は新型コロナで死ぬリスクが高いようです。

また、お亡くなりになる方は、コロナが死因と言いながらもご高齢で寿命でなくなる方がほとんどです。しかも、そのほとんどに人が既往症のある方でもあるのです。

先週1週間(21日~27日)に発表されて東京都の死亡者

日本においては、コロナが原因でなくなる方は非常に少なく、高齢や既往症が原因でなくなる方がほとんどです。しかし、日本ではコロナに感染して死亡した方はすべて死亡原因をコロナとしてカウントしているのです。

外国では新型コロナは恐ろしい疫病かもしれませんが、日本においては新型コロナが流行したと言っても日本人の平均寿命が縮まるということはありません。むしろ、新型コロナが流行した2020年度は日本人の平均寿命はのびました。

大げさに騒ぎ立てるのでなく、日本人の実態に合わせて適切な対応をしてほしい物です。

年齢別感染者数と割合

本日も変異株の影響でしょうか、20歳未満の感染が目立ちます。20歳未満がこれほど多く感染することは今までありませんでした。

20歳代の感染がまた増えてきました。この世代は、感染しても無症状の人が多く、同世代の友達・同僚に移す可能性が高いです。食事・ミーティング等の際にも感染対策を怠らないでほしいです。

また、20歳から50歳までの勤労世代の感染も多いです。仕事が終わってちょいと一杯を我慢が出来ないことが、気の緩みです。人は酒が入ると声が大きくなり、多くの飛沫を飛ばしているのです。

感染しても症状の出ない人や軽症の為新型コロナに気がついていない人が感染源となっていることは明らかです。マスクをはずす飲食店での会話は最も危険です。

飲みたい気持ちは理解できますが、ウィルスを家庭に持ち込み、家族に感染させることなどあってはいけません。ここしばらくは、仕事帰りの飲食は控えるようにしましょう。

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高齢者の感染が減少

世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は285人で全体の66%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、家庭内・職場内・飲食店で感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

社会活動が活発に行う20歳代から50代までは291人で全体の68%です。この世代が飲食店で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。

今感染が拡大しているのは、20歳代から50歳代が会食をして感染し、家族に広めているのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食は控えてほしいと思います。

高齢者(60歳以上)の感染者数は94人で22%です。高齢屋の割合が非常に高いです。高齢者は重症化する確率が高いので、医療を圧迫します。高齢者は感染しないように自主的に行動を規制してほしい物です。

東京都の実効再生産数は、1.05

感染経路

・27日で53%の227人は、これまでのところ感染経路が分かっていません。感染経路がわかっていない人の感染場所はほとんどが接待や飲酒を伴う飲食店です。

感染が緩やかに増加

3月24日の検査実施件数は、8301件です。
3月25日の時点で、東京都の実効再生産数は1.05です。
実効再選算数は、常時1を超えるようになり毎日大きくなっています。実効再生産数が1を超えることは感染が拡大に転じたことを示します。一層厳しい対策が必要となります。

感染の下げ止まりの原因は、夜8時以降にも店を開いている飲食店にあります。絶対量は少なくても、泉のようにウィルスがそこで滾々と沸き続けているのです。感染の元凶となっている8時以降も開いている店にメスを入れない限り、これ以上の減少は望めません。

 

重症者も増加に転じました

都内で今まで感染が確認された人の数は11万9661人です。

都の基準で集計した重症の患者は、44人(+4)で全体の0.9%です。

重篤者の年代は、40歳代3人、50歳代3人、60歳代10人、70歳代19人、80歳代7人、90歳代2人となっています。

重症になる患者を性別で見ると、男性31人、女性13人と圧倒的に男性が多いです。

・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は11万4688人。

 

 

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