抗がん剤治療:3ターン2日目の副作用
冷たい物に触ると痺れる副作用はより強くなりさらに蓄積される
抗がん剤治療の3ターンの2日日になりました。
副作用が1ターン・2ターンとはとは比較にならないほど強いことです。体が以前に増して感度が上がっているのです。身の回りすべての物が凶器と化しています。
看護師が言うには、痺れを繰り返すと蓄積されより激しく感じるようになるとのこと。
徹底して注意して生活する必要があります。しびれを感じない物は、36°C前後のわずかな温度帯だけです。温度差がる物は総て危険で熱い物もよくありません。パーフェクトは不可能です。
・オキサリプラチンの点滴を行った日は暖かい部屋で大人しく過ごす。仕事もできれば控えた方がいいです。仕事が好きな方や休むことに抵抗を感じると思いますが、社長や上司に相談して通院後3日間は苦渋の決断をして療養休暇と取りましょう。
・家の中では手袋をはめます。食事中もはずしません。万一外に出る時には、マスクをはめ、耳あてで顔を覆ってから出ます。今日は、暖かい日でしたので、外出しても比較的楽でした。
しかし、気温が暖かくても風が吹いていると気化熱で顔が冷やされしびれを感じます。
・重い物を持ちたいために、手袋を3重にはめ持ちました。力を一部に強く入れると血液の流れた悪くなるのでしょうか、しびれを感じます。手足の一部分に強い圧力がかかることをしてはいけないことに気がつきました。
・室内でも手洗いの為に廊下に出るとほほにしびれを感じます。もう最悪です。
・風が吹くと外出できません。仕方がないので、ネットで調べて「バラクラバ フェイスマスク」と言うものを購入しました。
バラクラバ フェイスマスク
・家庭は抗がん剤治療を行っている人が安心して過ごすことが出来る場ではありません。すべての物に素手で触れば痺れが来ます。暖房をしている部屋の中の物でも触れば痺れます。テレビのリモコンもダメです。暖かい部屋の中にいても必ず暖かい手袋をはめてください。
・パソコンのキー入力時にも厚手の暖かい手袋がいります。私は化繊の厚手の手袋をはめていまこのレポートを作っていますが、慣れればキー入力も簡単に出来るようになります。
・マウスを素手で触ってはいけません。とにかく手袋をはめて過ごすことです。
・ペットボトルの水を飲んではいけません。常温で飲めばのどにしびれを感じます。レンジで温めてから飲みましょう。ヨーグルトなど流動食を食べる時でも、よく噛んで口の中で温めてから飲み込まないとのどがしびれます。
・お風呂に入るときも暖房をしてから入りましょう。更衣室を暖房することを忘れて、大着をして脱衣したらやはり耳にしびれを感じました。
・トイレや洗顔後にタオルで顔や手をふく時にも手袋をはめてから拭きましょう。手や顔にしびれを感じる時があります。プラスチックや繊維製品と言っても体温より温度が低い物には触ってはいけません。
こんな感じで薬の副作用が2ターンより強力になっているのでしばらくは徹底した対策が必要です。しかし、つい油断して常温の物を食べてしまったり、手袋をはずして取っ手を持ってしまったりしてしびれを感じることはありました。
急性花粉症になる
この症状は2ターンの時も出ましたが、点滴を受けた3日間程度は私の場合「急性花粉症」になります。
どうゆうことかと言いますと、私は花粉症ではありません。しかし、点滴を受けた後3日間程度の間だけ花粉症の症状が出るのです。
花粉に対しても体の感度が高くなっているせいでしょうか。このことは調べてもどこにも載っていませんので原因はここで書くことはできません。
しかし、2日目になると症状も治まり、かなり楽になりました。
その他、自覚できる副作用
- 点滴のあとがしびれる。痛み。
- 便秘と下痢の症状が同時に出て苦しむ
- 悪心・嘔吐(おしん・おうと)、食欲不振対策
- 自覚症状が出なくても常時対策を必要とする副作用として、口内炎と手足症候群があります。
点滴のあとがしびれる。痛い。
点滴の針を刺した周辺(上下関節から10Cm)が少しだけしびれを感じています。2日目になるとこの副反応もだいぶ治まります。
便秘と下痢の症状が同時に出て苦しむ
1ターンでも2ターンでも点滴をした後、3日間は便秘と下痢の症状が同時にでてともて苦しいです。便意を感じお手洗いに行っても便が出ないのです。本日もまだお通じはでていませんので、「はじまったな」と思っています。
1ターンの時に、便秘と下痢の症状が同時に出て苦痛を感じ苦しんだので、パンテチン錠 酸化マグネシウム錠 センノシド錠 を処方しても貰いました。なぜだか3週間分も処方してもらっていたので、パンテチン錠 酸化マグネシウム錠だけを夕食に各1錠のみ様子を見ることにしました。
軽く吐き気を感じる副作用は慣れてくる
軽く吐き気を感じるます。それでも、耐え難い苦痛と感じる物でなく、他ごとをしていれば忘れてしまう程度です。この副作用に関しては体が慣れてきたのでしょう、食欲もあり、空腹も感じます。
CAPOX療法の実際と副作用について
1 CAPOX療法とは?
2 CAPOX療法における副作用;手足症候群対策
3 CAPOX療法における副作用;悪心・嘔吐、食欲不振対策
4 CAPOX療法における副作用;口内炎対策
5 重大な副作用に至る可能性がある主な自覚症状
6 自覚症状がない副作用、検査によって分かる
抗がん剤治療中に日常生活で気を付けること
- 食事食べたらすぐに寝ない。
- 1回の食事の量を減らす。
- よく噛んで口の中で食べ物を消化するぐらいの気持ちになって食べる。
- 水分を多くとる。1日1リットル以上。
- スキンケア
・手足を清潔に保つ
・手は1日に5回以上保湿剤を塗る。手のひら・爪
・足は1日に3回以上保湿剤を塗る。足の裏・爪
・常時、手袋・靴下を身に付ける。 - 冷たい物に触らない。冬は暖房をしている部屋の中でも手袋をはめて生活する。
- 冷蔵庫に入っている飲み物をそのまま飲まない。常温でも敏感になっている時は痺れをかんじる。
- 寒い日は外に出ない。
- 外出する時には日焼け止めを塗る。
- 2時間ごとに水道水でうがいをする。ぐちゅぐちゅうがい。(口の中の細菌は2時間で増殖するため、うがいで菌を出す)
- 柔らかい歯みがきで軽く歯を丁寧に磨く。
- 口の中を清潔に保つ。
- 抵抗力が落ちているので、非感染対策を徹底する。「新し生活様式」を守り、常に実践する。
- 抵抗力が落ちるので過度な運動(仕事)はしない。
- 腸内環境を整えるために、小腸、大腸まで届く乳酸菌飲料を毎日大腸と小腸に届く製品をどちらも食べる。
女性であれば自然に出来ていることかもしれませんが、スキンケアなど男性は初めてする方もいるかもとおもいます。しかし、これらを怠れば重大な副作用に至るリスクが高まります。半年間、徹底的に実践する必要があります。以上の項目を生活習慣として確実に身に付けましょう。
注射部位反応について
注射部位反応とは、オキサリプラチンの点滴の為に針をさした部分、およそ20cmのあたりがしびれたり、痛みを感じたりすることです。これはほぼ全員に起きるそうです。
防ぐことはできませんが、2・3日で気にならない程度におさまります。完全に痺れがなくなるには1週間程度かかりますが、日にち薬で済みます。
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