2/27大阪 新型コロナ 69人感染確認

大阪 新型コロナ 69人感染確認　

大阪府は、府内で新たに69人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。グラフの赤い点線は、1週間ごとの平均です。１月半ばからは減少に転じています。　

検査数及び陽性率

前日の検査数は、PCR検査4738件、抗原検査1520件で、計5970件実施しています。1日の陽性率は、1.2%で週平均は1.7%となっています。

大阪の実効再生産数は、２月25日時点で0.87となっており今後も減少を続けると予想されますが、やや下げ止まりの傾向が出ています。

大阪府の実効再生産数の変化は、
・先月7日時点で1.26、
・先月14日時点で1.31でしたが、
・先月21日時点で0.96、
・先月28日時点で0.82、
・今月4日時点で0.72、
・今月11日時点で0.70、
・18日時点では0.76と
・１９日時点で0.83
・２０日時点で0.82
・２１日時点で0.8
・２２日時点で0.86
・２３日時点で0.91
・２４日時点で0.83
・２５日時点で0.87　と「1」を下回っていますが、感染が減少するスピードはやや鈍る傾向になっています。

年齢別陽性者数と割合

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。２7日は、３０歳代の感染確認者数が１４人と全体の20％となっています。また、7０歳代や８０歳代の割合も高いです。

しかし、絶対数は少ないので少しの人数の変化で割合は高くなってしまいます。

健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広める

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は38人で全体の55％です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

社会活動が活発な20歳代から５０代がウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から５０代までは35人で全体の51％です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。あなたが感染すれば、お子様は濃厚接触者として自粛が要請され登校することが出来なくなり自宅待機になります。感染すれば気がつかないうちに家庭を破壊してしまいます。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

６０歳以上の感染者数が29人で全体の42％です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。　

重症者が90人（1日の重症者2人）と微減

大阪は、重症者が90人（1日の重症者2人）と感染者数は昨日より減りました。さらに重症化する患者を減らすためには、高齢者の感染を減らす必要があります。

大阪府 解除後3週間 大阪市内は夜9時まで時短改めて要請へ

関西3府県への緊急事態宣言の解除が決まったことを受けて、大阪府は26日夜、対策本部会議を開き、解除後の感染の再拡大を防ぐため、来月1日から21日までの3週間、大阪市内の飲食店を対象に、営業時間を午後9時まで、酒類の提供は午後8時半までとするよう、改めて要請することを決めました。