2021年 2月10日
国内感染者40万8346人 死亡者6605人
世界感染者1億629万3023人 死亡者232万254人
国内1570人の感染確認

全国で1570人の感染が確認されました。
・国内で感染が確認された人は40万8346人
・亡くなった人は6605人
・死亡率は、1.6%
・PCR検査数は、2月8日で5万8499件行われています。
・陽性者数が多い都道府県は、
東京都412、大阪府155、神奈川県142、埼玉県173、千葉県98です。
日本全国の感染を引き上げているのは、東京とその周辺都道府県
日本全国の感染を引き上げているのは、東京とその周辺都道府県の感染拡大が止まらないからです。都と近隣3県から全国に感染が拡大しています。

東京都とその近隣の4都道府県の合計で825人で日本全体の53%を占めています。国内の感染者の過半数が、東京都と都に隣接する3県に集中しているのです。東京都だけでも日本全体の26%を占めています。日本全国の感染確認者数の4人に1人は東京都となっています。
日本全体の感染者数の増加は、東京都と隣接3都道府県が押し上げていると言えます。
日本の感染拡大を止めるためには、東京と隣接3都道府県感染拡大を止める必要があります。
東京都とその隣接する都道府県にはまだ火種が残っている
なぜ、東京都と隣接する3県も東京都と同じく感染者が多いのか?東京都のベット県であるからです。通勤通学、買い物で東京へ出かけ、飲食店で食事をし感染するのです。
もともとの感染源は東京都内での飲食店、酒や接待を伴う店です。繁華街は極めて危険です。
飲食している同僚、友達、パートナー、店員の中にステルスな感染者がいるのです。特に接待を伴う飲食店の店員は、発熱があっても、コロナに感染していることを知っていても、お構いなしで働いているます。フィリピンパブ、ホストクラブなど外国人が働く店でも同様です。嘘の陰性証明書を持ち来日し、検疫をスルーし日本で稼ぐのです。
8時以降も店を額ている要請を守らない飲食店の店員やそこへくるお客は新型コロナのことなど気にせず社会生活を行う人なのです。あなたは、普通の風邪を引いても軽症であったら仕事を休みますか?彼らは、新型コロナであろうと、風邪ひきであろうと軽症であれば店に来て遊んだり、店に出て働いたりするのです。
東京都内での飲食店、酒や接待を伴う店、いわゆる繁華街で感染し、ウィルスをお住いの都道府県(家庭)に持ち帰るのです。
こうした現実の中、緊急事態宣言下で、午後8時以降の飲食店の営業を止めたことと、海外からの入国を止めたことは、感染を減らす大きな効果を上げたと言えます。
感染者は減少傾向
2月8日時点の実効再生産数は、
全国で0.73
東京都は0.76 愛知県0.67 大阪0.69 神奈川県0.65 千葉0.78 埼玉0.89 福岡0.69
と、再生産率は下がりました。今後一時的に感染者は減少することでしょう。が、まだ今後どう変化するか予断を許さない状態です。ここで感染か止まるか、今後も感染確認者数は緩やかに上昇するか結果を待つしかありません。
重症者は減っている

・重症者は759人(-14)で全体の1.9%です。割合が少ないのは、日本全体の若者の感染者数の増加しているからです。重症者は、感染者の減少から1週間遅れて同じく減少傾向にあります。しかし、高齢者の感染の割合が大きくなっており、重症者の絶対数は減ってきていても割合は増えています。
症状が改善して退院した人などは36万8813人
東京都新型コロナ412人の感染確認

東京都は、新たに412人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。なお、グラフの赤い点線は1週間の平均を表しています。グラフからも分かるように明らかに減少傾向が見られます。
65歳以上の感染者は100人で全体の24%で高齢者の感染確認が減少しています。
65歳以上は重症化するリスクが高いのでなんとか感染を抑えたいところです。家庭、施設をはじめ、重症化リスクの高い高齢者への感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、基本的な感染予防策を徹底する必要があります。
東京都の実効再生産数は、0.76と減少傾向
・52%は、これまでのところ感染経路が分かっていません。
感染経路不明は、保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。ただ、感染経路不明者の割合は昨年12月・今年の1月より低くなっており以前よりまして追跡調査できています。
なお、感染経路不明者のほとんどは、飲食店で感染したものであることも分かってきています。
・2月6日の検査実施件数は、5035件です。
・2月7日までの7日間平均では、7953.9人です。
・陽性率は5.3です。
・2月8日の時点で、東京都の実効再生産数は、0.76と減少傾向を示しています。
年齢別感染者数と割合

9日は、高齢者の感染確認者が減少しています。高齢者の感染対策に集中して取り組んできた成果が出てきたかもしれません。
同じく、20歳代の感染は、約20%と以前より減ってきています。20歳代から40歳代は夜に一杯飲みたいと言う欲求を抑え、自己管理が出来ているのでしょう。

高齢者の感染が急増、高齢者の濃厚接触者を集中して調査
世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は239人で全体の58%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、家庭内・職場内・飲食店で感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。常に、注意を怠ることのないようにしてください。
20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは263人で全体の64%です。この世代が飲食店で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。
今感染が拡大しているのは、20歳代から50歳代が会食をして感染し、家族に広めているのです。緊急事態宣言中であっても飲酒・飲み会や夜遊びの習慣を絶つことの出来ない人が大勢いることが分かります。
大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食は控えてほしいと思います。
高齢者の感染が増加している
高齢者(60歳以上)の感染者数は115人で28%です。昨日が40%でしたので高齢者が感染する割合は大きく減っています。

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重症者は1.5%と絶対数は減り、割合は微増

都内で今まで感染が確認された人の数は10万4533人です。
都の基準で集計した重症の患者は、104人(+0)で全体の1.5%です。
東京都の重症者の割合極めて低い原因は、若者の感染者数が多いため重症者の割合は相対的に低くなるためです。先週から、重症者数は減少しています。

重篤者の年代は、40歳代2人、50歳代11人、60歳代27人、70歳代41人、80歳代19人、90歳代4人となっています。
重症になる患者を性別で見ると、男性85人、女性19人と圧倒的に男性が多いです。
・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は9万7506人。
重症者は減少傾向
このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきていました。一時的に11日以降は再び増加に転じましたが、16日以降は、お亡くなりになる方いたり、退院したりする人がいるため、入院中の重症者数は減少したり、増加したりを繰り返しています。現時点では、重症者は、感染者の減少から1週間遅れて減少傾向に転じています。
この病気は、高齢の方や基礎疾患等抵抗力・体力の低下が著しい方には致命的に体を破壊する恐ろしい病気です。感染が拡大している時期は、高齢の方や基礎疾患を持つ方は、人との出会う機会を出来るだけなくすようにしてほしいです。
高齢者層へ拡大続き厳重警戒必要
東京都内の新型コロナウイルスの感染状況などを評価・分析する「モニタリング会議」が開かれ、専門家は、新規陽性者数は減少したものの、高齢者の感染拡大が続いていて厳重な警戒が必要だと指摘し、対策を緩めず徹底することでさらに減少させなければならないと訴えました。
東京都は結果的に追跡調査を縮小していなかった!
ネットでは、「追跡調査を縮小したため多くの若者の感染を見逃し、感染者数が減っている」という主張が非常に多いです。では、実際はどうでしょうか?
都の感染者状況を分析すると、縮小通知の前後で不明者の割合は62・9%から51・3%とむしろ減少しているのです。
さらに、無症状者の感染確認がふえているのです。調査縮小の影響が出ているなら、無症状の割合は下がるはずです。だが感染者に占める無症状者の割合を通知前後で比べると、18・9%から23・5%(同)に上昇しています。
保健所の話によると、高齢者の濃厚接触者の追跡調査を集中して行うと同時に、他の感染者にも今まで道理の調査をしているとのこと。
ネットの、「追跡調査を縮小したため多くの若者の感染を見逃し、感染者数が減っている」という批判は全く根拠のない批判です。
小池都知事「解除の状況にない」
東京都の小池百合子知事は9日、政府が検討を進める新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言解除の前倒しに関し「他の地域では解除の情報などが出ているが、現実として(東京は)そういう状況にはない」と述べた。
小池氏は都内の感染状況を「皆さんの協力のたまもので減少傾向にある」と指摘。
大阪 新型コロナ 155人感染確認

大阪府は、府内で新たに155人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。グラフの赤い点線は、1週間ごとの平均です。1月半ばからは減少に転じています。
検査数及び陽性率

前日の検査数は、PCR検査1500件、抗原検査898件で、計2255件実施しています。1日の陽性率は、6.9%で週平均は3.6%となっています。
大阪の実効再生産数は、2月7日時点で0.69となっており今後も減少を続けると予想されます。
年齢別陽性者数と割合

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。年代に関係なく社会生活の活動量に比例して感染しています。顕著な点は、20歳代の感染確認者が大幅に減少していることです。20歳代は酒に依存することなく、飲食店で飲酒をする習慣を断ち切ることができていることが分かります。また、9日にはうれしいことに高齢者の感染確認者の割合が減っています。府が高齢者に重点をおいて対策をしてきた効果が出たのかもしれません。

健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広める

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は89人で全体の57%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。
社会活動が活発な20歳代から50代がウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは101人で全体の65%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。あなたが感染すれば、お子様は濃厚接触者として自粛が要請され登校することが出来なくなり自宅待機になります。感染すれば気がつかないうちに家庭を破壊してしまいます。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。
60歳以上の感染者数が42人で全体の27%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴でしたが、9日には高齢者の感染の割合が、前日の36%から27%と9%も減少しています。
重症者が146人(1日の重症者5人)と減少

大阪は、重症者が146人(1日の重症者5人)と前日よりも減少しています。
大阪の死者数、なぜ多い
大阪府も東京都も高齢者の感染確認の割合はあまり変わりません。しかし、絶対的に感染確認者数が少ないにも関わらず、大阪府のほうが死亡者数が多いのです。その原因として考えられることは、
- 大阪では昨年12月末までに高齢者施設のクラスター(感染者集団)が84件発生。1月に入って既に29件が確認され、死者数を押し上げている。
- 東京よりも高齢化率や3世代の同居率が高いほか、高齢者施設が多い。
- 昨年の10月以降の合計で見ると、新規感染者に占める60歳以上の割合は、東京は18%にとどまるのに対し、大阪は30%に達している。昨年度大阪は高齢者の感染が多かったことが影響しているのです。
などの理由があげられます。
海外
日本時間の9日午前3時の時点で、世界全体で1億629万3023人となりました。また、亡くなった人は世界全体で232万254人となっています。
感染者が多いのは、アメリカで2701万5893人、インドが1083万8194人、ブラジルが952万4640人、イギリスが397万1287人、ロシアが393万9162人となっています。
WHO 武漢調査チーム 「研究所からウイルス流出可能性低い」
新型コロナウイルスの発生源などの解明に向けて中国・武漢を訪れているWHO=世界保健機関の調査チームは現地での活動を終えるのを前に記者会見し、アメリカのトランプ前政権が主張していた、武漢にある研究所からのウイルスの流出について、その可能性は低いとする見方を示しました。
「新型コロナ増殖100%阻害」 長崎大が研究結果発表
「5-アミノレブリン酸」が、新型コロナウイルスの増殖を100%阻害する
長崎大学はサプリメントとして市販されている「5-アミノレブリン酸」が、新型コロナウイルスの増殖を100%阻害するとの研究結果を発表しました。
「5-アミノレブリン酸」とは、通称「5-ALA」と呼ばれている天然のアミノ酸です。長崎大学の北潔教授のチームが試験管内で一定量以上の「5-ALA」を投与すると、ウイルスの増殖が抑制されることを確認しました。
「おそらく効くだろうとは思ってましたけど、ある一定の濃度以上だと本当に100%、増殖を阻害する」(長崎大学 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 北潔教授)
「5-ALA」は、赤ワインや納豆などの発酵食品に多く含まれているほか、サプリメントとしても市販されるなど、安全性が確認されています。研究では、「5-ALA」が新型コロナウイルスの増殖を抑制することが確認され、感染者の治療に有効である可能性が示されました。
5-ALAが新型コロナウイルスを抑える仕組み
予防効果
一定量の5-ALAを体内に投与すると、ウイルスの表面にあり、人の細胞に感染する際に重要な役割をする突起のような「スパイクたんぱく質」につくことで、ウイルスの細胞への侵入を防ぐ(予防)。
治療効果
すでに感染した人に投与すれば、ウイルスの増殖を抑え、また体内でのサイトカインストーム(免疫系の暴走)を抑制する(治療)。
すべてのステージの患者の治療に有効で、変異株にも強靱(きょうじん)な対応が可能。
長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科の北潔教授の話
「今回公開された症例の一つは、救急搬送されて集中治療室(ICU)で人工呼吸器につながれた患者さんが、5-ALA投与3日で人工呼吸器を離脱し、一般病棟に移られました。これは通常では考えられない回復と言えるでしょう。」
「高い安全性で、安定供給(国内工場での製造)も可能、価格も適切。一日も早く治療のための認可を受け、多くの患者に投与できるようにしたいです」
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