2/9大阪 新型コロナ 155人感染確認

経過と近況

大阪 新型コロナ 155人感染確認

大阪府は、府内で新たに155が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。グラフの赤い点線は、1週間ごとの平均です。1月半ばからは減少に転じています。

 

検査数及び陽性率

前日の検査数は、PCR検査1500件、抗原検査898件で、計2255件実施しています。1日の陽性率は、6.9%で週平均は3.6%となっています。

大阪の実効再生産数は、2月7日時点で0.69となっており今後も減少を続けると予想されます。

年齢別陽性者数と割合

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。年代に関係なく社会生活の活動量に比例して感染しています。顕著な点は、20歳代の感染確認者が大幅に減少していることです。20歳代は酒に依存することなく、飲食店で飲酒をする習慣を断ち切ることができていることが分かります。また、9日にはうれしいことに高齢者の感染確認者の割合が減っています。府が高齢者に重点をおいて対策をしてきた効果が出たのかもしれません。

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健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広める

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は89人で全体の57%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

 

社会活動が活発な20歳代から50代がウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは101人で全体の65%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。あなたが感染すれば、お子様は濃厚接触者として自粛が要請され登校することが出来なくなり自宅待機になります。感染すれば気がつかないうちに家庭を破壊してしまいます。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

60歳以上の感染者数が42人で全体の27%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴でしたが、9日には高齢者の感染の割合が、前日の36%から27%と9%も減少しています。

重症者が146人(1日の重症者5人)と減少

大阪は、重症者が146人(1日の重症者5人)と前日よりも減少しています。

大阪の死者数、なぜ多い

大阪府も東京都も高齢者の感染確認の割合はあまり変わりません。しかし、絶対的に感染確認者数が少ないにも関わらず、大阪府のほうが死亡者数が多いのです。その原因として考えられることは、

  1. 大阪では昨年12月末までに高齢者施設のクラスター(感染者集団)が84件発生。1月に入って既に29件が確認され、死者数を押し上げている。
  2. 東京よりも高齢化率や3世代の同居率が高いほか、高齢者施設が多い。
  3. 昨年の10月以降の合計で見ると、新規感染者に占める60歳以上の割合は、東京は18%にとどまるのに対し、大阪は30%に達している。昨年度大阪は高齢者の感染が多かったことが影響しているのです。

などの理由があげられます。

大阪府、独自の宣言解除要請は見送り「現時点では時期尚早」(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース

大阪府、独自の宣言解除要請は見送り

大阪府が、新型コロナウイルスへの対策本部会議を2月9日に実施。コロナの新規陽性者の数が減少しているものの、逼迫した重症病床使用率の状況から、国への宣言解除要請を見送る判断をくだした。

 

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