1/31東京都新型コロナ633人の感染確認

経過と近況

東京都新型コロナ633人の感染確認

東京都は、新たに633人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。グラフからも分かるように明らかに減少傾向が見られます。なお、グラフの赤い点線は1週間の平均を表しています。

65歳以上の感染者は185人で全体の29%で高齢者の感染確認が極めて高くなってきました。

65歳以上は重症化するリスクが高いのでなんとか感染を抑えたいところです。家庭、施設をはじめ、重症化リスクの高い高齢者への感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、基本的な感染予防策を徹底する必要があります。

この日の感染確認者の中には重症者はいませんでした。しかし、入院や待機している中で、重症化する患者もでます。

46%の291人、これまでのところ感染経路が分かっていません。
感染経路
不明は、保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。

また、感染不明者の大多数は接待を伴う、または、飲酒を伴う飲食店での感染であることが分かってきています。

1月28日の検査実施件数は、11215件です。1月29日までの7日間平均では、8,361.1 人で、1月の検査数は、昨年12月の検査数とほぼ同じです。

年齢別感染者数と割合

31日の感染確認者数の中で最も気になるのは、高齢者の感染確認者が極めて多いことです。濃厚接触の場所が、飲食店から家庭内へ集中してきたせいでしょうか?

本日は、20歳代の感染確認者の割合が20%を切りました。20歳代、30歳代の感染確認者数の減少が目立ちます。東京都の感染確認者数の減少は、20歳代と30歳代の新型コロナウィルスに対する自覚と行動の変容にあると言えます。

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高齢者の感染が急増、高齢者の濃厚接触者を集中して調査

世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は343人で全体の54です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、家庭内・職場内・飲食店で感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。常に、注意を怠ることのないようにしてください。

20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは380人で全体の60%です。この世代が飲食店で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。

今感染が拡大しているのは、20歳代から50歳代が会食をして感染し、家族に広めているのです。緊急事態宣言中であっても飲酒・飲み会や夜遊びの習慣を絶つことの出来ない人が大勢いることが分かります。

大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食は控えてほしいと思います。

高齢者の感染が増加している

高齢者(60歳以上)の感染者数は201人で32%です。東京都も今週に入り高齢者の感染が増えてきています。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。

東京都は22日、都内の保健所に対し、感染経路や濃厚接触者を調べる「積極的疫学調査」の対象を絞り、重症化リスクの高い人が多い施設や集団を優先するよう通知しました。

感染が拡大してきているこの時期は、高齢者は出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。 

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重症者は1%と割合は少ないが、今後増加する可能性が高い

都内で今まで感染が確認された人の数は9万9841人です。

都の基準で集計した重症の患者は、140人(-1)で全体の1%でした。

東京都の重症者の割合極めて少ない原因は、若者の感染者数が多いため重症者の割合は相対的に低くなるためです。しかし、高齢者の感染が急増してきていますので、今後増加する可能性が高いです。

重篤者の年代は、40歳代4人、50歳代16人、60歳代41人、70歳代52人、80歳代23人、90歳代3人となっています。

重症になる患者を性別で見ると、男性104人、女性35人と圧倒的に男性が多いです。

・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は8万5698人。

重症者は増減を繰り返す

 

このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきていました。一時的に11日以降は再び増加に転じましたが、16日以降は、お亡くなりになる方いたり、退院したりする人がいるため、入院中の重症者数は減少したり、増加したりを繰り返しています。

この病気は、高齢の方や基礎疾患等抵抗力・体力の低下が著しい方には致命的に体を破壊する恐ろしい病気です。感染が拡大している時期は、高齢の方や基礎疾患を持つ方は、人との出会う機会を出来るだけなくすようにしてほしいです。

東京都のPCR検査数は?

 

モニタリングのグラフからも分かるように、検査実施件数はほぼ1万件です。ただし曜日によって検査に開きがあります。土日は、病院が休みなので検査数が少なくなっています。

ネットでは、「東京都はPCR検査を減らして、感染確認者数を減らしている」という批判が多いです。

しかし、東京都のPCR検査数は、感染確認者数の減りとは全く違い、平日は1日1万件を超えています。また、1月に入り昨年度の12月の検査数よりも増えています。さらに、感染数の減りとは違う変化をしています。

PCR検査数を減らしたという批判は、何もデーターを見ないで思い込みで批判しているにすぎません。

 

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