2021年 1月30日
国内感染者38万3958人 死亡者5597人
世界感染者1億145万3597人 死亡者219万1078人
国内3534人の感染確認
全国で3534人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は38万3958人
・亡くなった人は5597人
・死亡率は、1.4%
・陽性者数が200人を超える都道府県は、
東京都868、神奈川県385、大阪府346、埼玉県256、千葉県339人です。
日本全国の感染を引き上げているのは、東京とその周辺都道府県
日本全国の感染を引き上げているのは、東京とその周辺都道府県の感染拡大が止まらないからです。都と近隣3県から全国に感染が拡大しています。
東京都とその近隣の4都道府県の合計で1848人で日本全体の52%を占めています。東京都だけでも日本全体の25%を占めています。日本全国の感染確認者数の4人に1人は東京都となっています。
日本全体の感染者数の増加は、東京都と隣接3都道府県が押し上げていると言えます。
日本の感染拡大を止めるためには、東京と隣接3都道府県感染拡大を止める必要があります。
なぜ、東京都と隣接する3県も東京都と同じく感染者が多いのか?東京都のベット県であるからです。通勤通学、買い物で東京へ出かけ、飲食店で食事をし感染するのです。
もともとの感染源は東京都内での飲食店、酒や接待を伴う店です。繁華街は極めて危険です。
飲食している同僚、友達、パートナー、店員の中にステルスな感染者がいるのです。特に接待を伴う飲食店の店員は、発熱があっても、コロナに感染していることを知っていても、お構いなしで働いているのです。
会食の参加者が増えるほど感染のリスクは高くなります。東京都内での飲食店、酒や接待を伴う店、いわゆる繁華街で感染し、ウィルスをお住いの都道府県(家庭)に持ち帰るのです。
感染者は緩やかに減少傾向
27日時点の実効再生産数は、
全国で0.77
東京都は0.74 愛知県0.84 大阪0.68 神奈川県0.68 千葉0.82 埼玉0.73 福岡0.7
と、再生産率は下がりました。今後一時的に感染者は減少することでしょう。が、まだ今後どう変化するか予断を許さない状態です。ここでピークを迎えるか、今後も感染確認者数は緩やかに上昇するか結果を待つしかありません。
緊急事態宣言が出され外出の自粛が要請されても守る人が少ない現実があります。2月以降感染がさらに拡大する可能性もあります。
感染対策を徹底して、政府や都道府県に協力的な店が損をするようなことがないような規則を作るべきです。
重症者は全体の1.6%
重症患者が急増しています。高齢者や基礎疾患を持った方の感染が増えていることが原因です。グラフではわずかに増加しているように見えますが、お亡くなりになる方や治療が完了して退院する方も増加しており、重症者は緩やかに右上がりに増えています。
・重症者は1014人(-18)で全体の1.6%です。割合が少ないのは、日本全体の若者の感染者数の増加しているからです。
症状が改善して退院した人などは32万248人
東京都新型コロナ868人の感染確認
東京都は、新たに868人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。グラフからも分かるように明らかに減少傾向が見られます。なお、グラフの赤い点線は1週間の平均を表しています。
65歳以上の感染者は225人で全体の26%で高齢者の感染確認が極めて高くなってきました。
65歳以上は重症化するリスクが高いのでなんとか感染を抑えたいところです。家庭、施設をはじめ、重症化リスクの高い高齢者への感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、基本的な感染予防策を徹底する必要があります。
この日の感染確認者の中には重症者はいませんでした。しかし、入院や待機している中で、重症化する患者もでます。
・50%の430人は、これまでのところ感染経路が分かっていません。
感染経路不明は、保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。
また、感染不明者の大多数は接待を伴う、または、飲酒を伴う飲食店での感染であることが分かってきています。
年齢別感染者数と割合
29日の感染確認者数の中で最も気になるのは、高齢者の感染確認者が極めて多いことです。濃厚接触の場所が、飲食店から家庭内へ集中してきたせいでしょうか?
本日は、20歳代の感染確認者の割合が20%となり増加しました。それでも、ピーク時に比べると少ないです。東京都の感染確認者数の減少は、20歳代の新型コロナウィルスに対する自覚と行動の変容にあると言えます。
高齢者の感染が急増、高齢者の濃厚接触者を集中して調査
世代別感染者数と割合
感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は485人で全体の56%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、家庭内・職場内・飲食店で感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。常に、注意を怠ることのないようにしてください。
20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは543人で全体の63%です。この世代が飲食店で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。
今感染が拡大しているのは、20歳代から50歳代が会食をして感染し、家族に広めているのです。緊急事態宣言中であっても飲酒・飲み会や夜遊びの習慣を絶つことの出来ない人が大勢いることが分かります。
大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食は控えてほしいと思います。
高齢者の感染が増加している
高齢者(60歳以上)の感染者数は264人で30%です。東京都も今週に入り高齢者の感染が増えてきています。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。
東京都は22日、都内の保健所に対し、感染経路や濃厚接触者を調べる「積極的疫学調査」の対象を絞り、重症化リスクの高い人が多い施設や集団を優先するよう通知しました。
感染が拡大してきているこの時期は、高齢者は出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。
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重症者は1%と割合は少ないが、今後増加する可能性が高い
都内で今まで感染が確認された人の数は9万7571人です。
都の基準で集計した重症の患者は、147人(-3)で全体の1%でした。
東京都の重症者の割合極めて少ない原因は、若者の感染者数が多いため重症者の割合は相対的に低くなるためです。しかし、高齢者の感染が急増してきていますので、今後増加する可能性が高いです。
重篤者の年代は、40歳代3人、50歳代15人、60歳代43人、70歳代57人、80歳代26人、90歳代3人となっています。
重症になる患者を性別で見ると、男性109人、女性38人と圧倒的に男性が多いです。
・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は8万1767人。
重症者は増減を繰り返す
このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきていました。一時的に11日以降は再び増加に転じましたが、16日以降は、お亡くなりになる方いたり、退院したりする人がいるため、入院中の重症者数は減少したり、増加したりを繰り返しています。
この病気は、高齢の方や基礎疾患等抵抗力・体力の低下が著しい方には致命的に体を破壊する恐ろしい病気です。感染が拡大している時期は、高齢の方や基礎疾患を持つ方は、人との出会う機会を出来るだけなくすようにしてほしいです。
東京都のPCR検査数は?
モニタリングのグラフからも分かるように、検査実施件数はほぼ1万件です。ただし曜日によって検査に開きがあります。土日は、病院が休みなので検査数が少なくなっています。
ネットでは、「東京都はPCR検査を減らして、感染確認者数を減らしている」という批判が多いです。
しかし、東京都のPCR検査数は、感染確認者数の減りとは全く違い、平日は1日1万件を超えています。また、1月に入り昨年度の12月の検査数よりも増えています。さらに、感染数の減りとは違う変化をしています。
PCR検査数を減らしたという批判は、何もデーターを見ないで思い込みで批判しているにすぎません。
大阪 新型コロナ 346人感染確認
大阪府は、府内で新たに346人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。グラフの赤い点線は、1週間ごとの平均です。12月に入り緩やかに減少していましたが、新年から再び上昇に転じた後、先々週に入り減少しています。
年齢別陽性者数
大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。年代に関係なく社会生活の活動量に比例して感染しています。28日は、特に3歳代の感染確認者数が一層少なくなっています。29日で顕著な点は、30歳代の感染確認者が大幅に減少していることです。20歳代や30歳代は酒に依存することなく、飲食店で飲酒をする習慣を断ち切ることができていることが分かります。
健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広める
感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は174人で全体の50%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。
社会活動が活発な20歳代から50代がウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは170人で全体の49%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。感染すれば気がつかないうちに家庭を破壊してしまいます。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。
60歳以上の感染者数が129人で全体の37%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。
重症者が174人(1日の重症者6人)と少し減少
大阪は、重症者が174人(1日の重症者6人)と高齢者の感染者数が多いこともあり、極めて多いです。しかし、29日は少しだけ減少しました。
大阪の死者数、なぜ多い
大阪府も東京都も高齢者の感染確認の割合はあまり変わりません。しかし、絶対的に感染確認者数が少ないにも関わらず、大阪府のほうが死亡者数が多いのです。その原因として考えられることは、
- 大阪では昨年12月末までに高齢者施設のクラスター(感染者集団)が84件発生。1月に入って既に29件が確認され、死者数を押し上げている。
- 東京よりも高齢化率や3世代の同居率が高いほか、高齢者施設が多い。
- 昨年の10月以降の合計で見ると、新規感染者に占める60歳以上の割合は、東京は18%にとどまるのに対し、大阪は30%に達している。
などの理由があげられます。
海外
日本時間の29日午後3時の時点で、世界全体で1億145万3597人となりました。また、亡くなった人は世界全体で219万1078人となっています。
感染者が多いのは、アメリカで2576万2726人、インドが1072万48人、ブラジルが905万8687人、イギリスが375万4448人、ロシアが375万2548人となっています。
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