術後補助化学療法
大学病院で生研後、リンパへの転移があったので術後補助化学療法を受けることになりました。
大腸がんは、がんを完全に切除したと考えられても、目に見えないほどごく小さながんが体内に残っていて、それが時間とともに少しずつ大きくなることがあります。これを再発といいます。この再発を防いだり、できるだけ再発が起こる時期を遅らせたりするために行われるのが「術後補助化学療法」です。
化学療法を受けるか受けないかの判断は患者が行う
先生は、「抗がん剤治療を行うのは患者の意思です。癌に近い所だけに転移が見られたので再発の可能性は高くはありません。また、抗がん剤治療を行ったからと言って、完全ではありません。」とおっしゃりました。
もちろん、私は「万一の可能性を減らすために受けます」と答え、抗がん剤治療を受けることになりました。
治療法の選択
治療法は2種類提示されました。
- FOLFOX療法 3週間に一回入院し、2泊3日で点滴を打つ
- CAPOX療法 通院で済む
オキサリプラチン 点滴2時間
カペシタビン錠剤 2週間毎日朝晩に飲む ×8
の2つの療法が提示されました。入院が嫌なので2のCAPOX療法を選択しました。
すると、先生が「病院の先生方は、錠剤 2週間毎日朝晩に飲む だけでいいと言っていましたがどうします」と錠剤だけを呑む方法も選択肢としてあることを説明してくれましいた。この病院では、水曜日に医師全員が集まり、検討会が開かれます。私のリンパへの転移は大腸がんが見つかった近くだけにあり、念の為補助化学療法を行う必要はあるが、他の場所への転移の可能性は低いと全員の先生が判断されたのかもしれません。
しかし、私は、「後で後悔のないように、半年間頑張ります」とCAPOX療法をフルコースでお願いしました。
投薬の実際
午前中に看護師が来て「いつでもはじめることができますが、どうします」ときいてきたので、昼食後からスタートしたいとお願いし13:00から始めることになりました。
流れはこんな感じです。
- 吐き気止めであるイメンドカプセルを看護師が持ってきて飲みました。
- 同時に、ブドウ糖の点滴が始まりました。
- 45分後、吐き気止めの点滴を15分行いました。
- 吐き気止めの点滴が終わりしだいオキサリプラチンの点滴が始まりました。
点滴を受けている間に、主治医の先生や看護師計6人がかわるがわる病室に入ってきて、副作用の説明をしてくれました。様々な事例を紹介され、どんな対処が必要か教えてくださいました。
本当は、点滴の間、アレルギー反応が出てもすぐに対応が出来るように常時観察してくださっていたのです。おかげで、副作用の知識はかなりつきました。
1日目の副作用
点滴中に主治医の先生が様子を見にきて、「どんな様子ですか?」との質問に私が、「何もないです」と答えると、先生は、
「1日目はまだ何も出ないのです」とおっしゃいました。
事実強い副作用がでることはありませんが、次のようなことがありました。
1 点滴の針を刺した周辺が少しだけしびれを感じました。
2 深夜になり胃がどんよりと感じ、いつもある空腹感がなく、重い感じがしています。
3 夕食を食べる前に、ついいつもの習慣で水道水て手を洗ったら、電気が流れるようなしびれを感じました。その後、水を使う場合は湯を出して行ったので感じなくなった。
4 キー入力をしていると、指先が固まるように感じました。
ざっと、こんな感じですが、つらいとか、気持ちが悪いと言う段階ではありませんでした。
今後も、日を追ってどうなるかレポートして行きたいと思います。
コメント
[…] その後の経過は、術後補助化学療法に書いてありますので、興味があれば読んでください。 […]
[…] その後の経過は、術後補助化学療法に書いてありますので、興味があれば読んでください。 […]