2020年 12月26日
国内感染者21万4553人 死亡者3186人
世界感染者7936万8142人 死亡者174万2271人
国内3831人の感染確認
全国で3831人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は21万4553人
・亡くなった人は3186人
死者と感染確認ともに過去最多となりました。
・陽性者数が100人を超える都道府県は、
東京都884、神奈川県466、大阪府294、愛知県298、埼玉県298、千葉県213、兵庫県232、福岡県143、京都府121、広島県141人です。
・陽性者数が多い都道府県は、
北海道97、沖縄県41、宮城県48、岐阜県38、奈良県30、熊本県68、岡山県31、福島県31人です。
・空港の検疫での感染は10人。

グラフから感染が確実に拡大していることがわかります。日本全国の感染拡大が止まらないのは、東京とその周辺都道府県の感染拡大が止まらないからです。

北海道・大阪・東京都・東京都周辺の都道府県は、早くから感染が拡大しました。その中で、大阪や北海道はピークを迎えています。それに対して、東京と神奈川は未だに感染が拡大しています。
東京都884、神奈川県466、埼玉県298、千葉県213と東京都とその近隣の4県の合計で1861人で全体の50%近くを占めています。

このグラフは、東京都と大阪府の感染者数を表しています。11月には感染者数は近かったのですが、大阪は減少に東京は感染拡大が続いていることが分かります。
24日時点の実効再生産数は、全国で1.05、東京都は1.1と、引き続き感染が拡大傾向になっていました。
日本全体の感染者数の増加は、東京都が押し上げていると言えます。
本来ならピークを迎えるべき東京や神奈川が感染拡大を続けるのは、飲食以外に感染を拡大させる要因があるからです。
日本の感染拡大を止めるためには、なぜ、東京が未だに感染が拡大し続ける原因を見つけ出す必要があります。
重症者は全体の1.8%

このグラフは、11月1日~12月24日までの、重傷者数を表しています。
重症患者が急増しています。高齢者や基礎疾患を持った方の感染が増えていることが原因です。グラフではわずかに増加しているように見えますが、お亡くなりになる方や治療が完了して退院する方も増加しており、重症者は右上がりに増えています。
・重症者は644人(+0)で全体の1.8%です。
症状が改善して退院した人などは17万7793人
東京都新型コロナ884人の感染確認
東京都は、25日都内で新たに884人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
65歳以上の感染者は94人で全体の11%と多いですが、25日の感染確認者の中には重症者はいません。
65%は感染経路不明
・65%の577人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
感染経路不明は、感染が拡大中のサイン。保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。
年齢別感染者数と割合

24日の発表では、20歳代が多く、20歳代は246人で全体の28%です。東京都の感染確認者の4人に1人は20歳代となています。20歳代の感染者が多いのが東京都の特徴でが、先々週から30歳代の感染も増えてきています。30歳代は178人で全体の20%です。東京では感染者の5人に1人が30歳代です。
東京は若者の感染が多い
世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は645人で全体の73%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
また、高齢者であっても感染しても初期の段階では症状が軽く感染に気が付きません。同じく、初期は感染に気がつかず普通に日常生活をするひとが圧倒的に多いです。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。常に、注意を怠ることのないようにしてください。

20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは684人で全体の77%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。
高齢者は重症化リスクが高い
高齢者(60歳以上)の感染者数は130人で15%です。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。
高齢者は、感染が拡大してきているこの時期は、出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

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重篤者は1.1%と割合は少ない

都内で25日までに感染が確認された人の数は5万4902人です。
都の基準で集計した重篤の患者は、81人(+8)で全体の1.1%でした。

重篤者の年代は、30歳代1人、40歳代4人、50歳代8人、60歳代23人、70歳代26人、80歳代18人、90歳代1人となっています。
重篤になる患者を性別で見ると、男性65人、女性16人と圧倒的に男性が多いです。
東京都の重症者の割合極めて少ない原因は、若者の感染者数が多いため重症者の割合を下げているのです。
・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は4万7751人。
今週に入り重症者が増加
このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきていました。一時的に11日以降は再び増加に転じましたが、16日以降は、お亡くなりになる方いたり、退院したりする人がいるため、入院中の重症者数は減少傾向にありましたが、今週に入り再び増加しています。
この病気は、高齢の方や基礎疾患等抵抗力・体力の低下が著しい方には致命的に体を破壊する恐ろしい病気です。感染が拡大している時期は、高齢の方や基礎疾患を持つ方は、人との出会う機会を出来るだけなくすようにしてほしいです。
大阪 新型コロナ 294人感染確認

大阪府は、府内で新たに294人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
年齢別陽性者数

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。若い人だけでなくどの世代も感染者を出しています。
陽性率は、5.7%です。1週間の陽性率は、6.1%となっています。感染の減少傾向を示しています。
大阪は高齢者の感染者が多い

全体的に感染者数は若干減少傾向にあります。このまま減少するればうれしいです。行政・府民が一致協力し努力した賜物と言えます。
でも、油断・緩みは禁物です。行政・府民がスクラムを組んで新型コロナウィルスに打ち勝ってほしいと思います。
感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は153人で全体の52%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
また、感染しても初期の段階では症状が軽く感染に気が付きません。したがって、新型コロナウィルスに感染したすべての人が感染に気がつかず、ステルスに感染を広めているのです。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

大阪では高齢者の感染が多い
社会活動が活発な20歳代から50代までは173人で全体の59%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。
60歳以上の感染者数が93人で全体の32%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。
大阪は、重症者が162人(1日の重症者10人)均衡を保っている
大阪は、重症者が162人(1日の重症者10人)と極めて多いです。しかし、お亡くなりになる方や退院した数と新たに重症化する人の数が同程度で重症者数はさほど増えてはいません。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が橙色です。
東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、60歳代、70歳代、80歳代の感染者が東京より多いことが顕著に分かります。

60歳以上の感染者の割合は、東京都が15%対して、大阪府では32%となっています。大阪は東京と比較して全体の感染者数は少なくても、高齢者の感染する割合は高いです。大阪では高齢者の気の緩みが顕著に統計に表れています。
高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪の感染状況は感染者数は減っても、高齢者の感染者が多くまだまだ危険であると言えます。
海外
日本時間の25日午後3時の時点で、世界全体では7936万8142人となりました。また亡くなった人は174万2271人に上っています。
感染者が多いのは、アメリカで1865万454人、インドが1014万6845人、ブラジルが742万3945人、ロシアが293万4695人、フランスが258万4333人です。
変種関連のNEWS
コロナ変異種、国内で初確認
厚生労働省は25日、国内で見つかった新型コロナウイルス感染者から、変異種が見つかったと発表した。国内で変異種が確認されたのは初めて。
コロナ変異ウイルス 国内で初確認 英国からの帰国者5人
田村厚生労働大臣は、25日午後9時すぎから記者会見し、イギリスから帰国した5人から変異した新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。変異したウイルスへの感染者が国内で確認されたのは初めてです。
26日以降の帰国者への対応は
26日以降、イギリスと南アフリカから帰国する人への対応について「3日間、ホテルで滞在してもらい、その後検査を行って陰性ならば公共交通機関を使わない形で、自宅などに戻ってもらう。帰国してから14日間は自宅に待機してもらい、」と述べました。
北里大学 中山特任教授「水際でせき止めるのは難しい」
ウイルスに詳しい北里大学の中山哲夫特任教授は、変異した新型コロナウイルスが国内で確認されたことについて「人の動きがある以上、イギリスで流行しているウイルスが国内で見つかることはおかしくない。全員、症状が出るわけではないので、水際でせき止めるのは難しい。」と指摘しました。
→→→コロナ変異ウイルス 国内で初確認 英国からの帰国者5人
変異種、やはり強い感染力=「これまでより56%」―英大学
英ロンドン大学衛生熱帯医学大学院(LSHTM)は、英国で確認された新型コロナウイルスの変異種について、従来種よりも56%強い感染力があると分析結果を公表した。
→→→変異種、やはり強い感染力=「これまでより56%」―英大学
コロナ変異種「水際対策」すでに手遅れなワケ
各国は水際対策を強化し、イギリスで新しく特定された、より強い感染力を持つとみられる変異種の侵入を防ごうとしている。だが今回も手遅れかもしれない。専門家によれば、この変異種の流行はすでに広範囲に広がっているおそれがあるからだ。
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