12月16日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況
3d coronavirus infection spread covid-19 pandemic background

 

2020年 12月16日 
国内感染者18万4732人 死亡者2702人
世界感染者7195万1029人 死亡者160万9044人

国内2431人の感染確認

全国で2431人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は18万4732人
・亡くなった人は2702人

 

都市部から地方へ感染が広まりつつある。

陽性者数が100人を超える都道府県は、
東京都460、大阪府306、神奈川県226、愛知県216、北海道104、埼玉県173、千葉県119、兵庫県144人です。
陽性者数が多い都道府県は、
福岡県69、京都府71、広島県71、宮城県37、岐阜県35、熊本県32、栃木県35人です。
・15日の発表で急激に増えた都道府県
高知県36人

今まで少なかった都道府県に感染が広まる

今まで少なかった地方への感染が広がりつつあります。人の行き来がウィルスを運んでいるのです。観光している間はそんなには感染を広めることはありませんが、乗り物内での会話が弾むと危険です。また、人は食べなくては生きていけれません。旅行や出張先での食事も危ないです。酒が入り会話がはずめば感染者と濃厚接触していることになります。

旅行では人気のある観光地、飲食店こそ危険です。ビジネスを除く遠方へのお出かけは控えるようにしてください。

酒好きな人の欲望を制御できていない

感染の状況から考察すると、感染拡大の最大の原因は、気の緩みです。感染対策を怠ることが問題です。 

飲食・スポーツ・喫煙・休憩時のマスクをはずして会話等には特に気を付けてほしいと思います。

また、疲れている時、激しい運動をした時には抵抗力が落ちています。注意力も低下し、マスクを装着することを忘れがちになります。特に、気を付けてください。

要請程度では酒好きな人の欲望を制御できないため、感染拡大を抑えることが難しいように思われます。行政の対策は、「感染者の数を減少させることに成功しているとは言い難い」状況です。

重症者は全体の1.9%と急増している

重症者は592人(+4)で全体の1.9%で重症者の数から推定される死亡率は、0.5~0.6%となります。

重症患者が急増しています。強毒な新型コロナウィルスが海外から流入しているのかと疑われるほど、重症者はここにきて増加してきています。高齢者や基礎疾患を持った方の感染が増えていることが原因です。割合は低いですが、全体の感染者が増加しており、当然重症者の絶対数は増加しています。

症状が改善して退院した人などは15万3519人

 

東京都新型コロナ460人の感染確認

東京都は、15日都内で新たに460人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

15日までの7日間平均はこれまでで最も多い519.3人となり、1週間連続で増え続けています。

 

 

66%は感染経路不明

 

66%の302人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
感染経路
不明は、感染が拡大中のサイン。保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。

年齢別感染者数と割合

15日の発表では、20歳代が多く、20歳代は125人で全体の27%です。東京都の感染確認者の4人に1人は20歳代となています。20歳代の感染者が多いのが東京都の特徴でが、今週に入り30歳代の感染も増えてきています。

東京は若者の感染が多い

世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は320人で全体の70%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

また、感染しても初期の段階では症状が軽く感染に気が付きません。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

感染者はPCR検査で確認された人の6倍から10倍はいると言われています。新型コロナウィルスに感染した非常に多くの人が感染に気がつかず日常生活を行っています。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。常に、注意を怠ることのないようにしてください。

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20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは342人で全体の74%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

高齢者は重症化リスクが高い

高齢者(60歳以上)の感染者数は85人で19%です。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。

高齢者は、感染が拡大してきているこの時期は、出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

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重篤者は1.5%と重篤者にしては多い

都内で15日までに感染が確認された人の数は4万7990人です。

都の基準で集計した重篤の患者は、78人(+5)で全体の1.5%でした。

・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は4万2621人。

重症者が増えてきている

 

このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきていましたが、11日以降は再び増加に転じました。

この病気は、高齢の方や基礎疾患等抵抗力・体力の低下が著しい方には致命的に体を破壊する恐ろしい病気です。感染が拡大している時期は、高齢の方や基礎疾患を持つ方は、人との出会う機会を出来るだけなくすようにしてほしいです。

 

大阪 新型コロナ 306人感染確認

大阪府は、府内で新たに306人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。  

年齢別陽性者数

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。若い人だけでなくどの世代も感染者を出しています。陽性率は、5.9%です。

大阪は高齢者の感染者が極めて多い

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は120人で全体の39%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

また、感染しても初期の段階では症状が軽く感染に気が付きません。したがって、新型コロナウィルスに感染したすべての人が感染に気がつかず、ステルスに感染を広めているのです。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

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大阪では高齢者も市中感染している可能性がある

社会活動が活発な20歳代から50代までは145人で全体の47%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

60歳以上の感染者数が138人で全体の45%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。

 

高齢者も感染を広める

大阪の方に「大阪では高齢者は不要不急の行動を控えるべきだ」と言ったら、

「新型コロナウィルスを感染させているのは無症状な若者だ」と言い返してきました。

とんでもない誤解です。この病気は後々重症化する患者でも、発病初期には症状が出ず感染に気がついていない人が多いです。症状に気がつかず感染を広めるのは若者だけでなく、感染者全員なのです。

大阪は、重症者が158人(1日の重症者14人)と多い

大阪は、重症者が158人(1日の重症者14人)と極めて多いです。重症病床の使用率が70%を超えています。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が橙色です。

東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、60歳代、70歳代、80歳代の感染者が多いことが顕著に分かります。

60歳以上の感染者の割合は、東京都が19%対して、大阪府では45%となっています。大阪は東京と比較して感染者数は少なくても、高齢者の感染者の割合は多いです。高齢者感染者は割合では、東京の2倍を超えています。大阪では高齢者の無頓着な行動や気の緩みが顕著です。

高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪の感染状況は極めて危険であると言えます。

 

海外

日本時間の15日午後3時の時点で、世界全体で7284万9650人となりました。また、亡くなった人は162万1154人に上っています。

感染者が多いのは、アメリカで1651万9462人、インドが990万6165人、ブラジルが692万7145人、ロシアが265万6601人、フランスが243万3859人となっています。

医療

「新型コロナの新たな変異種」急速な感染拡大に関連か、英政府が声明

英国のマット・ハンコック保健・社会福祉相は14日、下院で出した声明で、新型コロナウイルスの新たな変異種が見つかり、英南東部での急速な感染拡大と関連している可能性があると述べた。

大阪コロナ重症センターが始動

新型コロナウイルスの感染拡大が続く大阪府で、急増する重症者の受け皿として整備された「大阪コロナ重症センター」が15日、始動した。懸念されていた看護師不足は、他府県や自衛隊からの派遣などで解消する見込み。11月末に完成した30床のうち、まずは5床程度で患者を受け入れる。

医療体制ひっ迫が現実に 千葉県

新型コロナウイルスの県内感染者について、千葉県は十四日、受け入れ病院の準備が整わず自宅待機などする「入院調整中」の感染者が、入院患者を上回ったことを明らかにした。現在の医療提供体制「フェーズ3」(病床確保数七百五十六床)の逼迫(ひっぱく)が現実味を帯びてきた。

経済

ドライアイスの生産体制強化 新型コロナ ワクチン供給で需要増

製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスワクチンの接種が、アメリカなどで始まったことで、低温での輸送や保存に欠かせないドライアイスの需要が高まっていて、製造機械メーカーが生産体制を強化しています。

コロナ解雇、7万6000人に

厚生労働省は15日、新型コロナウイルス感染拡大に関連する解雇や雇い止めは、11日時点で見込みを含めて7万6543人だったと発表した。前週よりも1202人増加。アルバイトなどの非正規労働者が約6割に当たる702人を占めた。

対策

新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」、接触通知の対象範囲を変更

 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染者接触確認アプリ「COCOA」の最新バージョン「1.2.1」を公開した。15日付けでiOS/Android向けに配布を開始している。今後は新型コロナ感染可能期間に陽性者と接触した可能性がある対象者に対してのみ通知する。

Go Toトラベル一時停止 決定から一夜明け各地に影響広がる

Go Toトラベル」について、政府は14日夜、今月28日から来年1月11日まで全国一斉に一時停止することを決めました。決定から一夜明けた15日、各地の観光地では、理解を示す声がある一方、宿泊施設の予約キャンセルが相次ぐなど、影響が広がっています。

宿泊施設では予約キャンセル相次ぐ
「突然の発表 社内は騒然」というホテルも
旅行会社 予約客への対応に追われる

失われる消費 900億円近くに上るとする試算も
野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミストがこれまでのGo Toトラベルの利用実績をもとに試算したところ、年末年始の15日間に全国一斉に停止されることで失われる消費の押し上げ効果は893億円に上るとしています。

 

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