12月15日大阪 新型コロナ 306人感染確認

経過と近況

大阪 新型コロナ 306人感染確認

大阪府は、府内で新たに306人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。 

年齢別陽性者数

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。若い人だけでなくどの世代も感染者を出しています。陽性率は、5.9%です。

大阪は高齢者の感染者が極めて多い

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は120人で全体の39%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

また、感染しても初期の段階では症状が軽く感染に気が付きません。したがって、新型コロナウィルスに感染したすべての人が感染に気がつかず、ステルスに感染を広めているのです。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

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大阪では高齢者も市中感染している可能性がある

社会活動が活発な20歳代から50代までは145人で全体の47%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

60歳以上の感染者数が138人で全体の45%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。大阪では高齢者も市中感染してウィルスを家庭に持ち込んでいる可能性があります。

 

高齢者も感染を広める

大阪の方に「大阪では高齢者は不要不急の行動を控えるべきだ」と言ったら、

「新型コロナウィルスを感染させているのは無症状な若者だ」と言い返してきました。

とんでもない誤解です。この病気は後々重症化する患者でも、発病初期には症状が出ず感染に気がついていない人が多いです。症状に気がつかず感染を広めるのは若者だけでなく、感染者全員なのです。

大阪は、重症者が158人(1日の重症者14人)と多い

大阪は、重症者が158人(1日の重症者14人)と極めて多いです。重症病床の使用率が70%を超えています。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が橙色です。

東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、60歳代、70歳代、80歳代の感染者が多いことが顕著に分かります。

60歳以上の感染者の割合は、東京都が19%対して、大阪府では45%となっています。大阪は東京と比較して感染者数は少なくても、高齢者の感染者の割合は多いです。高齢者感染者は割合では、東京の2倍を超えています。大阪では高齢者の無頓着な行動や気の緩みが顕著です。

高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪の感染状況は極めて危険であると言えます。

 

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