2020年 12月15日
国内感染者18万630人 死亡者2601人
世界感染者7195万1029人 死亡者160万9044人
国内1681人の感染確認

全国で1681人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は18万2305人
・亡くなった人は2649人
グラフの赤いラインは月曜日の感染確認者数を結んだものです。上昇傾向が続いていることが分かります。今週もさらに感染者が増えることでしょう。
都市部から地方へ感染が広まりつつある。
・陽性者数が100人を超える都道府県は、
東京都305、大阪府185、神奈川県121、愛知県114、北海道125、埼玉県102、広島県110人です。
・陽性者数が多い都道府県は、
千葉県80、兵庫県65、福岡県58、京都府40、静岡県71、群馬県31、熊本県30人です。
今まで少なかった都道府県に感染が広まる
今まで少なかった地方への感染が広がりつつあります。人の行き来がウィルスを運んでいるのです。観光している間はそんなには感染を広めることはありませんが、乗り物内での会話が弾むと危険です。また、人は食べなくては生きていけれません。旅行や出張先での食事も危ないです。酒が入り会話がはずめば感染者と濃厚接触していることになります。
旅行では人気のある観光地、飲食店こそ危険です。ビジネスを除く遠方へのお出かけは控えるようにしてください。
酒好きな人の欲望を制御できていない
感染の状況から考察すると、感染拡大の最大の原因は、気の緩みです。感染対策を怠ることが問題です。
飲食・スポーツ・喫煙・休憩時のマスクをはずして会話等には特に気を付けてほしいと思います。
また、疲れている時、激しい運動をした時には抵抗力が落ちています。注意力も低下し、マスクを装着することを忘れがちになります。特に、気を付けてください。
要請程度では酒好きな人の欲望を制御できないため、感染拡大を抑えることが難しいように思われます。行政の対策は、「感染者の数を減少させることに成功しているとは言い難い」状況です。
重症者は全体の1.9%と急増している
・重症者は588人(+5)で全体の1.9%で重症者の数から推定される死亡率は、0.5~0.6%となります。
重症患者が急増しています。強毒な新型コロナウィルスが海外から流入しているのかと疑われるほど、重症者はここにきて増加してきています。高齢者や基礎疾患を持った方の感染が増えていることが原因です。割合は低いですが、全体の感染者が増加しており、当然重症者の絶対数は増加しています。
症状が改善して退院した人などは15万947人
東京都305人の感染確認
東京都は、14日都内で新たに305人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
54%は感染経路不明
・54%の166人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
感染経路不明は、感染が拡大中のサイン。保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。
年齢別感染者数と割合

14日の発表では、20歳代が多く、20歳代は85人で全体の28%です。東京都の感染確認者の4人に1人は20歳代となています。20歳代の感染者が多いのが東京都の特徴でが、今週に入り30歳代の感染も増えてきています。
65歳以上の感染確認者数は30人と14日は減っています。病院経由のPCR検査が少なかったことが高齢者の感染が減少した理由と考えられます。
東京は若者の感染が多い
世代別感染者数と割合

感染しても無症状か軽症で済む人が多い49歳以下は227人で全体の74%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
また、感染しても初期の段階では症状が軽く感染に気が付きません。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
感染者はPCR検査で確認された人の6倍から10倍はいると言われています。新型コロナウィルスに感染した非常に多くの人が感染に気がつかず日常生活を行っています。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。常に、注意を怠ることのないようにしてください。

20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む
社会活動が活発な20歳代から50代までは231人で全体の76%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。
高齢者は重症化リスクが高い
高齢者(60歳以上)の感染者数は42人で14%です。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。
高齢者は、感染が拡大してきているこの時期は、出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

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重篤者は1.3%と重篤者にしては多い


都内で14日までに感染が確認された4万7530人のうち、入院中の人は、2049人となりました。
都の基準で集計した重篤の患者は、73人(+3)で全体の1.3%でした。

・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は4万1983人。
重症者が増えてきている
このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきていましたが、11日以降は再び増加に転じました。
この病気は、高齢の方や基礎疾患等抵抗力・体力の低下が著しい方には致命的に体を破壊する恐ろしい病気です。感染が拡大している時期は、高齢の方や基礎疾患を持つ方は、人との出会う機会を出来るだけなくすようにしてほしいです。
大阪 新型コロナ 182人感染確認
大阪府は、府内で新たに185人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
年齢別陽性者数

大阪の感染の傾向は年代による感染者数の偏りが少ないことです。若い人だけでなくどの世代も感染者を出しています。
大阪は高齢者の感染者が極めて多い

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は107人で全体の58%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。
また、感染しても初期の段階では症状が軽く感染に気が付きません。したがって、新型コロナウィルスに感染したすべての人が感染に気がつかず、ステルスに感染を広めているのです。
このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。
社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

大阪では高齢者も市中感染している可能性がある
社会活動が活発な20歳代から50代までは107人で全体の58%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。
60歳以上の感染者数が56人で全体の30%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。
高齢者も感染を広める
大阪の方に「大阪では高齢者は不要不急の行動を控えるべきだ」と言ったら、
「新型コロナウィルスを感染させているのは無症状な若者だ」と言い返してきました。
とんでもない誤解です。この病気は後々重症化する患者でも、発病初期には症状が出ず感染に気がついていない人が多いです。症状に気がつかず感染を広めるのは若者だけでなく、感染者全員なのです。
大阪は、重症者が156人(1日の重症者10人)と多い
大阪は、重症者が156人(1日の重症者10人)と極めて多いです。重症病床の使用率が70%を超えています。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が橙色です。
東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、60歳代、70歳代の感染者が多いことが顕著に分かります。

60歳以上の感染者の割合は、東京都が14%対して、大阪府では30%となっています。大阪は東京と比較して感染者数は少なくても、高齢者の感染者の割合は多いです。高齢者感染者は割合では、東京の2倍を超えています。大阪では高齢者の無頓着な行動や気の緩みが顕著です。
高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪の感染状況は極めて危険であると言えます。
海外
日本時間の14日午後3時の時点で、世界全体で7225万2541人となりました。また亡くなった人は161万2362人に上っています。
感染者の多い国は、アメリカが1625万3219人、インドが988万4100人、ブラジルが690万1952人、ロシアが262万9699人、フランスが243万612人です。
対策
GoToトラベル 全国一斉に停止へ
「Go Toトラベル」をめぐって菅総理大臣は、政府の対策本部で、今月28日から来年1月11日までの間、全国一斉に一時停止する考えを表明しました。
・札幌市と大阪市に加えて、東京都と名古屋市を目的地とする旅行を今月27日まで対象から外し、出発地とする旅行も利用を控えるよう呼びかける考えを示しました。
・さらに、菅総理大臣は、今月28日から来年1月11日までの間、全国一斉に一時停止する考えを表明しました。
新型コロナ 感染拡大に歯止めかからず
「勝負の3週間」として新型コロナウイルスの感染拡大の対策を短期間に集中的に行うと呼びかけてから、今週で3週間となります。1週間当たりの感染者数は13日まででおよそ1万7700人、死者数は242人と過去最多を更新し続けていて、感染拡大に歯止めがかかっていません。
致死率が再び上昇
医療体制が厳しい状況に置かれる地域も出てきていて、亡くなる人も増え続ける状況になっています。
致死率を比較すると、
▽第1波では5.31%、
▽第2波では0.92%、
▽第3波では1.06%となっていて、
第3波での致死率は第1波に比べると低いものの、第2波よりやや高くなっています。
人出は?
1日当たりの人出の平均は、
・東京駅周辺で13%減少したほか、
・名古屋駅周辺で3%、
・大阪梅田駅周辺と京都駅周辺で12%、
・博多駅周辺で7%それぞれ減少しました。
ただ、札幌駅周辺では1%増加しました。
専門家の意見
公衆衛生学が専門で国際医療福祉大学の和田耕治教授
「全国的にはピークは依然として見えず、重症患者も増え続けている。このままでは、年末年始にかけて必要な医療を受けにくくなる地方が出てくる可能性もある」
「この3週間『接触機会を何割減らせ』といった数値目標が示されていなかったため対策が進まなかったのではないか、人の流れが増えれば、当然、接触の場面が増え、感染拡大につながる」と話していました。
更に詳しくは→→→新型コロナ 感染拡大に歯止めかからず「勝負の3週間」も…
ワクチン
アメリカ ファイザーの新型コロナワクチンの接種が始まる
アメリカで14日、ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの接種が医療機関で始まりました。
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