12月1日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況
3d coronavirus infection spread covid-19 pandemic background

2020年 12月1日 
国内感染者14万9002人 死亡者2152人
世界感染者6273万9306人 死亡者145万9318人

国内1439人の感染確認

全国で1439人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は14万9002人
・亡くなった人は2152人 

都市部で急激に感染拡大し全国に広がりつつある

陽性者数が100人を超える都道府県は、
東京都311大阪府262、愛知県108北海道151人です。
陽性者数が多い県は、
神奈川県84、埼玉県66、千葉県69、兵庫県56、福岡県27、沖縄県32、茨城県23、静岡県42人です。

出張、旅行、イベント等で人々が全国に行き来し、都市部から日本全国に感染が広まりつつあります。

感染の状況から考察すると、感染拡大の最大の原因は、気の緩みです。社会活動をしていても感染しない人もいます。しっかり対策をしているからです。出歩くことやスポーツ等をすることが問題でなく、感染対策を怠る気の緩みが問題なのです。感染拡大は、飲食・スポーツ・喫煙・休憩時のマスクをはずして会話等市中感染であると推定されます。 

ウィルスが強毒化?重症者は全体の1.8%と急増している

重症者は472人(+10)で全体の1.8%で重症者の数から推定される死亡率は、0.5~0.6%となります。

重症患者が急増しています。強毒な新型コロナウィルスが海外から流入しているのかと疑われるほど、重症者はここにきて増加してきています。しかし、感染者数の増加も大きく割合としては低く抑えられています。絶対数は少ないが、高齢者の感染者数が増加していることが原因です。

症状が改善して退院した人などは12万3445人。

 

東京都 418人の感染確認

東京都は、30日、都内で新たに311人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 

年齢別感染者数と割合

3日の発表では、20歳代と40歳代がが多く、20歳代は全体の22%、40歳代は同じく全体の22%です。東京都の感染確認者の5人に1人は20歳代、同じく40歳代です。さらに、80歳代の感染も増えており、高齢者の感染の絶対数が増えていきており、先月と比較すると2倍になっています。

44%は感染経路不明

・44%の137人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
感染経路不明は、感染が拡大中のサイン。保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しています。

健康な人がウィルスを運ぶ

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は212人で全体の68%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

 

社会活動をする20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは220人で全体の71%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

高齢者の感染が増加している

高齢者(60歳以上)の感染者数は67人で22%と増加しています。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。

高齢者は、感染が拡大してきているこの時期は、出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

重症者は1.6%と抑えられているが急増している

都内で30日までに感染が確認された4万939人のうち、入院中の人は1661人です。

都の基準で集計した重症の患者は、70人(+3)で全体の1.5%でした。

重症の患者を年代別にみると、
70代が29人、80代が14人、60代が13人、50代が12人、40代が2人となっています。

・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万6413人。

重症者が異常に増えている

 

このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えています。東京も高齢者の感染者が急激に増えてきており、今後、重症患者がさらに増えると予想されます。

都の担当者は「50代以上の感染確認が増えているのに比例して重症者が増えていると思われる。一気に増えると医療現場も対応に苦労する可能性があり非常に心配だ。50代以上の感染を減らすことが重要だ。」としています。

このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。29日は、一人もいなくなり、一日だけでですが落ち着きを取り戻しました。

 

大阪 新型コロナ 262人感染確認、東京より深刻

大阪府は、府内で新たに262人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

年齢別陽性者数

大阪府では、どの年齢も等しく感染者が出ています。高齢者の感染も非常に多く、したがって、重症患者も多く、大阪は、極めて深刻な状態です。

大阪は高齢者の感染者が極めて多い

・全世代に渡って感染者が多いです。
・60歳代25人、70歳代25人、80歳代14人と高齢者の感染者数が非常に多いです。
・60歳以上の感染者数が69人で全体の26%です。大阪は、高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大きな特徴です。

大阪は、重症者が107人(+5)と多い

大阪は、重症者が124人(+21)と多いです。

府は12月11日まで大阪市北区と中央区の全域の飲食店などに時短営業を要請しています。

このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が褐色です。

東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から40歳代に集中しています。東京に対して大阪は、高齢になっても感染者の割合が多いです。

高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。

高齢者は、感染が拡大しているこの時期は、飲食店でお酒を伴う食事は控えてほしいと思います。

北海道151人感染確認

北海道は30日、新たに151人の新型コロナウイルスの感染を確認しました。このうち札幌市は87人、旭川市は19人でした。11月は1日あたりの感染者数が200人を超えたのは14日あり、感染者数の増加が続いています。

海外

日本時間の30日午後4時の時点で世界全体で6273万9306人となりました。また、亡くなった人は145万9318人に上っています。

感染者が最も多いのは
アメリカで1338万3321人、次いでインドが943万1691人、
ブラジルが631万4740人、▽フランスが227万573人、
ロシアが224万9890人です。

激化するコロナ用ワクチンの開発レース

世界中で新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が5,500万人を突破し、死者も130万人を超えたため、治療薬や予防用ワクチンへの期待は高まる一方だ。ワクチン開発で先頭を切ったのはロシアだ。プーチン大統領が自らの娘に投与して、その安全性や効果のほどを大々的に宣伝している「スプートニクV」と命名されたワクチンが注目を集めている。

世界的にワクチンの需要は250億ドルから1,000億ドルに達するとの予測が出ており、各国の研究機関や製薬メーカーは早期開発に向けて必死の取り組みを続けている。

【参考】更に詳しくは、→→→激化するコロナ用ワクチンの開発レース 隠蔽された副作用のリスク

モデルナ、コロナワクチン緊急使用を申請へ

アメリカのバイオ医薬品メーカー「モデルナ」は、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、11月30日にFDA=食品医薬品局に緊急使用の許可を申請すると発表しました。

日本向けに5千万回分(2500万人分)を来年前半から供給することで合意している。

ファイザーのワクチンに関しては、12月10日に開かれる諮問委員会を受けて許可されるとみられる。米政府は承認から24時間以内にワクチンを各州に供給する態勢を整えるとしている。順調に進めば、米国では年内に2種類のワクチンの供給が始まることになる。

 

コメント

  1. Jeremy より:

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