12月6日新型コロナウィルス感染症の状況

経過と近況
3d coronavirus infection spread covid-19 pandemic background

2020年 12月6日 
国内感染者16万917人 死亡者2328人
世界感染者6589万9441人 死亡者151万8670人 

国内2508人の感染確認

全国で2508人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は16万917人
・亡くなった人は2328人   

都市部で急激に感染拡大し全国に広がりつつある

陽性者数が100人を超える都道府県は、
東京都584大阪府399、、神奈川県192愛知県219北海道183、埼玉県168、兵庫県151人です。
陽性者数が多い県は、
千葉県75、福岡県42、沖縄県41、京都府44、静岡県34、茨城県31、群馬県30、宮城県21、岐阜県26、奈良県26、岐阜県32、広島県3人です。

出張、旅行、試合、イベント等で人々が全国に行き来し、都市部から日本全国に感染が広まりつつあります。

感染の状況から考察すると、感染拡大の最大の原因は、気の緩みです。

出歩くことや旅行・スポーツ等をすることが問題でなく、感染対策を怠る気の緩みが問題なのです。 

感染拡大の主な原因は、飲食・スポーツ・喫煙・休憩時のマスクをはずして会話等市中感染であると推定されます。出張、旅行、イベント等で出かけた先でお酒を伴う飲食をする時には、感染に十分気をつけてください。

また、疲れている時、激しい運動をした時には抵抗力が落ちています。注意力も低下し、マスクを装着することを忘れがちになります。特に、気を付けてください。

重症者は全体の1.9%と急増している

重症者は520人(+15)で全体の1.9%で重症者の数から推定される死亡率は、0.5~0.6%となります。

重症患者が急増しています。強毒な新型コロナウィルスが海外から流入しているのかと疑われるほど、重症者はここにきて増加してきています。感染が拡大し高齢者や基礎疾患を持った方の感染が増えていることが原因です。

症状が改善して退院した人などは13万3443人。

 

東京都最多584人の感染確認

東京都は5日、584人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内の新規感染者としては11月27日の570人を上回り、過去最多となりました。

 

 

年齢別感染者数と割合

5日の発表では、20歳代が多く、20歳代は137人で全体の24%です。東京都の感染確認者の4人に1人は20歳代となています。20歳代の感染者が多いのが東京都の特徴です。また、5日には30歳代、40歳代の感染確認者数も増えています。

仕事で疲れている時、大学の部活等で過激にスポーツをした後は抵抗力は落ちています。ほっと一息つく時が危険です。ミーティング中、休憩中、ロッカルーム・更衣室での着替え等の時には必ずマスクを着用し、出来れば社会的距離も十分確保してほしいと思います。

52%は感染経路不明

・52%の303人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。
感染経路不明は、感染が拡大中のサイン。保健所の検疫調査だけでは感染を制御できておらず、市中感染が拡大しているサインです。

健康な人がウィルスを運ぶ

感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は387人で全体の66%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

 

社会活動をする20歳代から50歳代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込む

社会活動が活発な20歳代から50代までは425人で全体の73%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

高齢者の感染が増加している

高齢者(60歳以上)の感染者数は114人で20%と増加しています。高齢者は重症化する確率が高いので、高齢者への感染は避けたいところです。

高齢者は、感染が拡大してきているこの時期は、出来るだけ外出を控え、より危機意識を持って生活してほしいです。

 

 

重篤者は1.1%と抑えられている

都内で5日までに感染が確認された4万3377人のうち、入院中の人は1744人です。

都の基準で集計した重篤の患者は、55人(+2)で全体の1.1%でした。

重篤な患者を年代別にみると、
70代が21人、80代が15人、60代が13人、50代が4人、40代が2人となっています。性別では、男性42人に対して女性は13人です。男性の方が重症化する可能性は高いので注意する必要があります。

・すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万8383人。

重症者が異常に増えていたが落ち着いてきている

 

このグラフは東京都のモニタリング項目(7)の重症者の数です。11月24日以降重症者が急激に増えていました。しかし、12月に入り重症者が少なくなってきています。この傾向が続けば幸いです。

都の担当者は「50代以上の感染確認が増えているのに比例して重症者が増えていると思われる。一気に増えると医療現場も対応に苦労する可能性があり非常に心配だ。50代以上の感染を減らすことが重要だ。」としています。

 

大阪 新型コロナ 399人感染確認

大阪府は、府内で新たに399人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。 

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年齢別陽性者数

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 大阪の感染の傾向はどの年代による感染者の散らばりは少ないです。どの世代も感染者を出していると言えます。

大阪は高齢者の感染者が極めて多い

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感染しても無症状か軽症で済む49歳以下は227人で全体の57%です。この世代は、感染していても無症状か極めて軽症で済むので多くの患者は感染に気がつかず日常生活を行います。

このように、健康に見える人が普通に生活を行い、感染を広めるのがこの新型コロナウィルス感染症の特徴です。

社会生活を行う時には、出会った人すべての人が感染者と想定して感染対策を行う必要があります。

大阪では高齢者も市中感染している可能性がある

社会活動が活発な20歳代から50代までは251人で全体の63%です。この世代が市中で感染しウィルスを家庭に持ち込むのです。大切な家族にウィルスを移さないためにも、仕事帰りの酒を伴う飲食はできるだけ控えてほしいと思います。

60歳以上の感染者数が107人で全体の27%です。高齢者の感染者の割合が極めて高いのが大阪の大きな特徴です。大阪では高齢者も何か楽しみを求め市中へ出かけ感染している可能性があります。

大阪は、重症者が132人と多い

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大阪は、重症者が132人(1日の重症者5人)と極めて多いです。

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このグラフは、東京都と大阪府の新型コロナ陽性確認者の年齢別割合を表したものです。東京が青、大阪が褐色です。

東京都では、感染者の年齢が比較的若く、20歳代から50歳代に集中しています。東京に対して大阪は、50歳以上も感染者の割合が高いです。特に、60歳代、70歳代の感染者が多いことが顕著に分かります。

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高齢者は重症化する可能性が高く、医療リソースを多く消耗してしまいます。何としても高齢者の感染は避けたいものです。大阪は東京と比較して極めて深刻な状態となっていますので、高齢者は大着をしないで府の警告を厳守するようにしてください。

大阪府は、独自に設けた「大阪モデル」で「非常事態」を示す赤信号を点灯させており、府民に対し、今月15日までできるかぎり不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

 

北海道 183人感染確認

5日の北海道内の感染確認は183人となりました。

札幌市が111人、旭川市が27人、小樽市が3人、他の地区が42人の感染確認を発表しました。

海外

日本時間5日午後3時時点で、世界全体で6589万9441人となりました。
亡くなった人は151万8670人に上っています。

感染者が最も多いのは、アメリカで1436万7462人、インドが960万8211人、ブラジルが653万3968人、ロシアが238万2012人、フランスが232万1703人です。

医療

吉村大阪知事、自衛隊に看護師派遣を打診

大阪府の吉村洋文知事は5日、新型コロナウイルスの重症患者らの増加に対応するため、自衛隊に看護師の派遣を打診していることを明らかにした。

府は15日から重症患者を専門的に受け入れる「大阪コロナ重症センター」の運用を開始する予定だが、看護師不足の状況が続いている。

病床ひっ迫深刻に 兵庫 大阪 北海道 三重

厚生労働省によりますと、今月1日時点で「最大確保できる病床の使用率」が、兵庫県で65%、北海道で51.6%、三重県で50.1%と、いずれもステージ4の指標の50%を超えました。

重症患者に限った使用率では、大阪府が57.1%とステージ4の指標(50%)を上回り、東京都が49.2%、沖縄県も49.1%とその水準に迫っています。

ステージ3の指標を超えているのは、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、奈良県、和歌山県、岡山県、愛媛県、沖縄県です。

 

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