さいたま市 劇団の稽古場で集団感染 62人
さいたま市で、市内にある劇団の稽古場で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことがありました、劇団員やスタッフなど62人の感染が確認されました。
感染対策は不完全
劇団側は、対策は万全であったと主張していますが、これだけ多くの感染者がでたのであるから、万全でなかったことは明白です。弁明に耳を傾けても何も問題解決になりません。
クラスターが主催者側の落ち度であることをしっかり認識する必要があります。
大声を出せば飛沫が飛ぶ
発声の練習では全身で大声を出すので飛沫の飛び出す勢いはくしゃみみ以上です。
部屋の換気が不十分。また、大声を出す練習であるので、社会的距離をもっと保つ必要があったのです。
感染率が68%と異常に高い
91人中62人が感染しており、参加者の68%も感染しています。これほど高い割合で発病するクラスターは今までに日本ではありませんでした。ダイヤモンドプリンセスのような狭い空間で起きたクラスターでさえ、20%です。
曝露するウィルスの量が多いと感染率が高くる
クラスターはミュージカルの練習中に起きています。練習中は大声で発生するのであるから、ウィルスの放出は半端ではありません。
感染率が高いのは、練習中に非常に多くのウィルスを曝露していると推測できます。暴露するウィルスの量が多いため感染率が高くなったのです。
曝露した新型コロナウィルスの量が多ければ多いほど、自然免疫だけで新型コロナウィルスを撃退することが困難になり感染の可能性は高まります。
マスクで吸収するウイルスの量を減らすことができる
演劇の練習をマスクを着けて行うことは難しいですが、マスクを着用していれば感染を抑えることができます。ダイヤモンドプリンセスのような狭い空間で起きたクラスターでさえ、20%となったのは、感染者が出たことわ分かったらマスクを政府が配布したからです。マスク未着用だったら、60%以上も感染していたかもしれません。
マスクを着けて飛沫を出す量
布も不織布も飛沫を出す量を70%抑えることができます。
マスクを着けて吸い込むウイルス量
医療者が使うN95マスク▽サージカルマスク▽綿のマスク――の3種類を用意してどれだけウィルスを吸いこむか東京大学で実験しました。双方を50センチ離してマスクを着脱して対面させ、非感染者のウイルス吸い込み量を比較しました。結果は、
布マスクは17%
不織布は47%
N95は79%
となっており、マスクを着けることで、吸収するウィルスの量を減らすことが証明されました。また、ウイルスの吸い込み量はマスクによって効果の違いがあることが分かりました。
飛沫を出す人がマスクを着けて、飛沫を吸い込んでしまう人もマスクを着けている場合、相乗効果が働きさらにウィルスの吸い込む量を減らすことができます。
しかし、マスクを着けていても飛沫が存在する範囲内にいれば暴露していまいます。常に、社会的距離を維持するように心がける必要があります。
マスク装着で感染しても軽症に
実験でもマスクの効果が報告されています。マスクを着けることでウィルス侵入を減らすことが出来、感染にブレーキをかけることができます。ハムスターを使って実験では、マスクを着けて感染したハムスターは軽症であったことも報告されており、マスク着用によって暴露するウイルス量が減ることで、予防効果だけでなく重症化阻止効果もある可能性が示唆されています。
うがいや手洗いでもウィルスを減らす効果があります。
万一ウィルスが侵入してもすぐに発病するわけではありません。うがいをすることで口腔内に留まっているウィルスを外に出すことができます。マスクは侵入を防ぎ、うがいは侵入してしまったウィルスを減らします。帰宅時には手を洗うと同時にうがいもするようにしましょう。
マスク着用者が増えることで、無症候性感染者が増える
誰もが正しくマスクを装着するようになると、無症状患者の率が80%以上になると言われています。
日本国内でクラスターが起きても、同じ場所にいた人の80%は症状が出ていません。マスクでウィルスが体内に侵入する量を減らしているので、暴露しても自然治癒するか、無症状で済んでいると考えられます。
マスクを着けることで無症状の人が増えているのです。
さらに、マスクを装着することで、新型コロナウィルスに感染することを抑えることだけでなく、他のウィルスの感染も防いでいます。
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