もし自分が会社で”濃厚接触者と接触”していたら

基本的な正しい対応としては、

1. 保健所の指示に従ってＰＣＲ検査を行なう。
2. 陰性でも２週間の在宅勤務または自宅待機
3. 濃厚接触者の濃厚接触者も　１の検査結果が出るまで在宅勤務または自宅待機」
4. 濃厚接触者の濃厚接触者の濃厚接触者も　1のＰＣＲ検査結果が出るまで在宅勤務を推奨」されている。　

となります。

『濃厚接触者の濃厚接触者』に自宅待機を命じると賃金が発生しますし、国からの補償などももらえません。中小企業等では注意喚起で終わってしまうケースがあります。

使用者は、労働者の人権を配慮しながら企業内の感染を防ぐことが大切です。

労働者の「私生活の自由」

労働者には「私生活の自由」があり、これは憲法でも人格権として保障されている人権です。いくらコロナと言っても使用者は、労働者の私生活を制限することは必要最小限にしなければならないという視点が大事です。新型コロナウイルス感染拡大を止めたいのは誰もが同じ思いですが、それに乗じて、労働者の私生活を制限することは人権の侵害です。

目的達成のための手段が合っているか、目的達成のためにやり過ぎてないか、これらを基準に考えることになるのです。そして、もし制限が行き過ぎている場合は、その制限は不合理となり、効力はなく、たとえその制限に従わないとしても、労働者にペナルティを与えることはできません。

強く自粛を求める

規則でなく、「自粛を強く求める」のであれば法に触れる心配はありません。

「自粛」というのは、自己判断なので、これ自体、労働者に何らかの行為を義務付けるものではありません。強かろうが、弱かろうが、自粛は自粛ですから、自己の判断に委ねるということに過ぎません。

　そうであるにもかかわらず、自粛の求めに反した行為を労働者がしたことをもって、使用者が労働者にペナルティを科すことは許されません。

社内の濃厚接触者は私費で検査する

大企業の場合、企業の活動を停滞させないために、PCR検査の結果を早く知りたい場合、私費で検査する場合が多いです。

私費で検査を検討している方は、こちらも参考にして下さい。
唾液PCR検査、2000円で実施　ソフトバンクG
自宅で簡単 PCR検査

新型コロナウイルス(covid-19)PCR検査 自宅で簡単 PCR検査 コロナPCR検査唾液採取キット

新型コロナウイルス(covid-19)PCR検査　検査結果証明書