10月に全世界から入国緩和

対策

コロナの感染拡大を招く?

政府は来月、全ての国からの日本への入国を再開する。主な対象者はビジネス客で、これまで通り観光客は入国できず、1日1000人程度に限るとしている。PCR検査証明書の提出や受け入れ側の企業や団体の誓約書提出などを条件に原則許可する。

菅義偉(すが・よしひで)首相は会合で「経済再生のためには国際的な人の往来の再開が不可欠。来月以降、観光客以外については、日本人、外国人を問わず検査をしっかり行った上で、できる限り往来を再開する」と述べた。

海外のPCR検査は信用できない

「入国規制の緩和を一気に全世界に広げることで、コロナの感染拡大を招かないのか」と心配する人も多い。

  1. 出国時に陰性だった約20万人が、日本到着時に空港で検査を受けた。その結果、906人が陽性と判定されている。
  2. 国によってPCR検査の精度にばらつきがある。
  3. 入国後2週間の隔離はあくまでも「要請」レベル。公共交通機関を使ったり出歩いたりしても罰則はない。

性善説は日本人にしか通じない

十分な法も整備されていないにも関わらず入国規制を緩和することは、不安だらけである。外国人の中には、罰則がないと分かれば平気で「要請」を守らない人が出ることが考えられる。入国緩和を進めるのであれば、法を含め、効果がでる現実的な対策をしてほしい。

 

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