「新型コロナ」を侮るべきではありません

新型コロナウィルス感染症

新型コロナは弱毒性?

「コロナは風邪のようなもの、怖るるに足らず」とか「社会が集団免疫を獲得するのを待つべき」といった議論が、一定以上広まっています。

インフルエンザでの死者数は、年によって上下はありますが、25万~50万人程度、日本では1万人程度です。

対して、日本の新型コロナウイルス総罹患者数は約8万人。日本の総死者数は1500人。新型コロナは毒性は弱いですが、感染すると一生後遺症が残ったり、高齢者や既往症のある方は重症化しりする2面性を持った恐ろしい病気です。

 

コロナはタチが悪い

致死率=死者/罹患者を計算してみると、世界が約3.3%、米国が約2.8%、インドが約1.6%、ブラジルが約3.3%、日本は約1.8%で、中国の発表する数字をもとにすると、約5.5%の致死率になります。

ここから分かることは、コロナ・パンデミック罹患は社会の可動性が高い先進地域で重篤化しやすいことです。

あらに、新型コロナウイルス感染症はインフルエンザより1桁多い40~50倍の羅漢率です。

インフルエンザの場合、致死率は0.001%、70歳以上の高齢者となると0.3%です。対するコロナは致死率が2~3%、つまり高齢患者のインフルエンザ致死率より1桁高いのです。

後遺症が一生続く

新型コロナウイルス感染症に罹患すると、一度快癒しても、循環器や神経系に後遺症が残ります。後遺症が一生続き、余命を短くし、脳梗塞などでQOL(クオリティオヴライフ)を著しく下げる危険性があります。

 

嫌悪・偏見・差別

民間の格安PCR検査が人気です。この間、ネットの記事を読んでいるとPCR検査をしている人が、「民間のPCR検査で陽性になった人の中には、感染したことを届けない人がいる。」と述べていた。感染したことを隠して仕事に出たり、通学したりするのである。恐ろしいことである。

なぜ、新型コロナウィルスに感染したことを隠すのでしょうか。「嫌悪・偏見・差別」を恐れるからです。私たちはの生き延びようとする本能があります。当然、ウイルス感染に関わる人を遠ざけます。自分が人から疎遠にされること、差別を恐れて公表したがらないのです。

「風邪」や「インフルエンザ」とは桁外れに、タチの悪い病気なのです。

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