新型コロナウイルス感染症の発生状況
2020年 9月13日
国内感染者7万5334人 死亡者1441人
世界感染者2826万8970人 死亡者91万1282人
国内643人の感染確認
全国で643人の感染が新たに発表されています。
・国内で感染が確認された人は7万5334人
・亡くなった人は1441人
・東京都226、大阪府83、兵庫県20、神奈川県68人
・愛知県29、埼玉県37、群馬県24、千葉県46人
・重症者は、6日時点で190人(-1)で全体の2.3%
・症状が改善して退院した人などは6万6939人
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東京都 226人の感染確認
東京都は11日都内で新たに226人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
年代別
・226人中、49歳以下が175人で全体の80%
・50代が24人、60代が10人、70代が3人、80代が10人、90代が4人
・49%に当たる111人はこれまでのところ感染経路が分かっていない
・重症者0人増(0%)
濃厚接触者
・51%に当たる115人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者
・家庭内の感染が最も多く38人、職場内が14人
・施設内と会食がいずれも13人
・夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が12人
入院・療養
・都内で12日までに感染が確認された2万2857人
・重症の患者は11日より1人減って23人(0.9%)
・入院中の人は11日より23人増えて1216人
・ホテルで療養している軽症や無症状の人は、11日より20人増えて235人
・入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は11日より102人増えて513人
・退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は2万109人
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海外
世界全体で2826万8970人となりました。また、亡くなった人は91万1282人
・インドでは、1日当たりの新規感染者が9万7570人と、世界最多を更新した。
・フランスでは、新規感染者が9406人と、2日連続で9000人を上回った。
イギリスで感染拡大
イギリスの保健当局は11日、新型コロナウイルス感染者の実効再生産数「R」が、3月以降で初めて「1」を超え、1から1.2の間になったと発表した。3539人の感染が確認され、前日から600人増えた。死者数は以前よりは少なくなる。
医療
アストラゼネカ 臨床試験を再開
イギリスの製薬大手のアストラゼネカは、オックスフォード大学と共同で開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンについて、イギリスの規制当局が安全を確認したとして、イギリス国内での臨床試験を再開したことを明らかにしました。
新型コロナ 海外でも第2波は第1波より致死率が低い
国内第2波の現時点での死亡率
第2波の現時点での解析が国立感染症研究所から発表されました。
致死率は「第1波」は5.8%で、「第2波」では、8月19日時点で0.9%でした。70歳以上では「第1波」は24.5%、「第2波」は8.7%と大きく低下しました。
海外でも「第2波は致死率が低い」
「第2波は第1波よりも致死率が低い」という減少は海外でも観察されています。
世界全体の致死率は4月中旬にピーク(約7.3%)を迎えた後3.3%まで低下してきています。
日本も致死率が5%を超えている時期もありましたが、現在は2%を切るところまで低下しています。
致死率が減少した理由
致死率が減少した理由として考えられることは、
- 新型コロナウィルスの弱毒化したタイプが流行している。毒性の強いウイルスよりも毒性の低いウィルスの方が感染力が強い。
- 検査が若年層や無症状の人にまで広まり感染者の全体像をとらえることができた。
- 新型コロナ対応に医療関係者が慣れ医療現場の混乱がなくなった。
- 中国が輸出停止をやめ、不足していた機器や機材・薬品がまにあるようになった。
- 抗炎症薬としてはデキサメタゾンが使われるようになるなど、治療法が確率しつつある。
- 日本では、98%が無症状か軽症と言う実態である。毒性の低いウィルスに感染していることが、ワクチンを打ったことに近い働きをしている。
- 第2派が始まる前に、暴露したり、感染したりを経験しているので、新型コロナに対する免疫が強化された。
- 感染を急激に拡大したので、すでに新型とは言えないウィルスになっている。普通の風邪に近いレベルへ近づきつつある。
- PCR検査キットによる判定が、「偽陰性」判定を出すことを避けるため「偽陽性」が出やすくなっている。
- PCR検査キットが新型コロナウィルスだけでなく土着風邪やインフルエンザ等のウィルスにまで誤って反応を示してしまっている。
などが考えられます。1から8までの理由は、それぞれ死亡率を下げる原因となっていると言えます。9・10に関しては、医療検査の精度を高めるためにも徹底して検証してほしいものです。
また、感染者の大多数が若者です。その中には、無症状であったり、症状が出ていても気がつかない程度がほとんどです。このレベルの症状であれば、新型コロナウィルスに暴露したり、感染したりしてしまったことが、ワクチンを打ったことと同じ効果になっていることも見逃してはいけません。
新型コロナウィルスとの共存
社会経済活動を維持しながらの感染防止対策
感染拡大のリスクをゼロにすることはできません。「新しい生活様式」が社会経済全体に定着するまで、リスクをコントロールしながら、段階的に社会経済の活動レベルを引き上げていきます。感染拡大と医療崩壊を防ぐために求められている自粛。それがいま、経済そして雇用に深刻なダメージを与えてしまっては私たちは生きてゆくことはできません。
感染拡大の防止と経済。この2つの難しい舵取りが大切です。新型コロナだけに目を奪われて狭い考えで対策を論じることは危険です。
ブースター効果
- ウイルスに初めて感染すると最初に『IgM』という抗体値が上がり、その後に『IgG』が上昇します。
- 免疫を持っている人が再感染した場合、IgGが先に上がります。
- 新型コロナの抗体は2~3か月で急激に減少する
- 一度免疫が作られると、その後に再度感染することで免疫機能が強化される。
ウイルスとの共存が必要
生活している中で何度も新型コロナウィルスに暴露したり、感染したりしている。意図的でなくても、感染を繰り返している。
「確かに抗体は時間とともに減少します。しかし一方で、一度免疫が作られると、その後に再度感染することで免疫機能が強化される『ブースター効果』が期待できます。だからこそ、時折感染して抗体値を上げ、下がったらまた感染するというサイクルを繰り返すことが重要です。ワクチンを繰り返し打つことで、免疫が強くなることと同じです。“絶対にコロナにかからない”という考え方では、免疫機能は一向に働きません。」
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