新型コロナウイルスの再感染について

新型コロナウイルス再感染が初めて確認

４月に新型コロナウイルスに感染して回復した男性が、再び感染したことが確認された。２回目の感染時に症状は全くなかったが、欧州から香港に今月戻った際の空港検査で陽性反応が出たとのこと。

ＰＣＲ検査の精度から考えると2回陽性と判定されても再感染したとは言えない

しかし、PCR検査は人騒がせな検査であるので安易に結論を出すべきでない。

PCR検査の精度から可能性と考えられるのは、

1. 発表の通り1回目も2回目も感染した（別なタイプのウィルスに感染）
2. 1回目は感染したが、2回目は偽陽性
3. １回目は偽陽性、2回目は感染
4. 1回目も2回目も偽陽性

となる。ＰＣＲ検査で陽性と判定されても、新型コロナウィルスに感染している証明とはならない。

夏風邪でもPCR検査で陽性と判定される可能性があるから、エアコンがビンビンに効いているところで過ごすと抵抗力が弱くなり軽い夏風邪に感染しているという可能性もある。

新型コロナ、数か月以内に免疫消失か

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）から回復した患者の再感染に対する免疫は、数か月以内になくなる可能性があります。

英ロンドン大学キングスカレッジの研究者らが率いるチームは、感染が確認された患者９０人以上の抗体レベルを測定し、その経時変化を調査しました。

1. 調査対象者の６０％に感染後の最初の数週間で「強力な」ウイルスへの応答が示された。
2. ３か月後には、ＣＯＶＩＤ-１９中和抗体が高レベルで持続している患者は、全体の１６．７％にとどまり、血流の中に検出可能な抗体が存在しない患者も数人確認できた。　

　免疫は、２～３か月しか持続しない可能性があることを、今回の研究は示唆しています。

もし、抗体が消失するのであれば、2回感染する可能性はあります。