コロナ詐欺・デマ・悪質商法

対策
3d coronavirus infection spread covid-19 pandemic background

新型コロナウイルスの感染が止まりません。そんな中、混乱や被害を更に助長しているのが、口コミやSNSによるデマの拡大です。また、コロナ詐欺も横行しています。

この程度のことに振り回されない・被害にあわないように、相手にしないでおきましょう。

8/5中国で相次ぐ「コロナ詐欺」で7500人を逮捕

中国で新型コロナウイルス感染症による社会的影響を悪用した「コロナ詐欺」が横行している。インターネットやメッセージアプリを使った手口が多く、公安省は7月下旬までに、全国で1万6000件の事件で7506人を逮捕したと発表している。

マスク詐欺

「マスクや体温計、防護服売ります」とメッセージを送る。希望者に金を振り込ませた後、理由をつけて品物を発送しなかったり、粗悪品を送りつけたりする。品物を入れず空き箱だけを送る事例もあった。

先生詐欺

学校の教師になりすまして保護者に「授業料や資料代、補習費用は変わらず必要です」とSNSで連絡。QRコードを通じて金を支払わせてだまし取る。

募金詐欺

赤十字社や慈善団体を名乗り、「新型コロナに苦しむ人のために募金を」とインターネットや微信で呼びかけ、同情心を利用して金をだまし取る。

患者なりすまし詐欺

患者本人やその家族になりすまし、入院費名目で現金をだましとる。

特効薬詐欺

インターネットで「新型コロナの特効薬がある」とうその宣伝をして、購入代金を払い込ませる。

キャンセル補償詐欺

キャンセルになった場合、「賠償金を振り込むため銀行口座とパスワードを教えて」と聞き出し、預金をだまし取る。

借金詐欺

「特別な条件でお金を貸す」とメッセージを送る。専用のアプリをダウンロードさせ、個人情報や銀行口座を入力させる。「保証金」「手続き費用」として口座から預金をだまし取る。

雇用詐欺

インターネットで、「新型コロナ感染防止のための監視員を募集。高給保証」と呼びかけ、応募した人に「就職保証金」を要求し、だまし取る。

新型コロナウィルスを語る詐欺

あなたのご家族も“オレオレ詐欺”の餌食になっているかもしれません。どんな事例があるかご家庭で対処法も含めて話し合っておきましょう。

特別定額給付金を装った詐欺にご注意ください(その2)[PDF:210KB]
  1. オレオレ詐欺1
    息子を名乗る男から「『コロナの関係で手元に資金がいる』と説明して」などと銀行で金を引き出すよう電話で指示され、引き出した現金800万円を関係者を名乗る男に手渡したということです。
  2. オレオレ詐欺2
    60代の女性は、「コロナで市役所が忙しいのでATMで還付金の手続きをしてほしい」などと電話で言われて指示通り対応した結果、約100万円をだまし取られました。
  3. 「生活扶助支援を受け取ることができる」とメールが届く
    スマートフォンに「コロナウイルスの関係で収入が減った方を対象に2400万円の生活扶助支援を受け取ることができる」という内容のメールが届いた。女性が返信したところ、「受け取るには審査が必要。審査にはお金がかかる」などのメールが複数届いた。女性はメールの指示に従い、15~26日の間にコンビニで購入した電子マネーの番号を送信したほか、金融機関の現金自動預払機(ATM)で指定された口座に現金を送金した。
  4. 「コロナ給付金10万円を振り込む」と電話
    自治体職員を装った容疑者側から「コロナ給付金10万円を振り込むのでキャッシュカードを準備して」などと電話があった。
  5. 「一箱六百円でマスクを販売する」というメール「一箱六百円でマスクを販売する」というメールが届き、男性は住所やクレジットカード番号などを入力。後日、代金のほか二十万円以上が引き落とされたという。
  6. 息子を名乗る男が「大丈夫か」と電話してきた息子を名乗る男が「大丈夫か」と電話してきたのをきっかけに、百五十万円をだまし取られた。

新型コロナウイルス感染症に便乗した詐欺に注意【警視庁】

警視庁のページでも「新型コロナを名乗る詐欺」に注意を呼び掛けています。
 次のような事例を家族で紹介し、詐欺にあわないようにしてほしいとのこと。

特別定額給付金を装った詐欺にご注意ください(その2)[PDF:210KB]
  1. 労働局職員を騙る者から「コロナ対策で助成金が出る。マスクも送付する。手続きのために口座を登録してほしい。」等と電話があり、無人ATMに向かうよう指示があった。
  2. 水道業者を名乗る者から電話にて「水道管にコロナウイルスが付着しており、これを除去するのにお金がかかる。」などと申し向けられた。
  3. 「マスク50枚入り」等の身に覚えのない注文に対して支払を求める内容のメールを受信した。
  4. 製薬会社から封書(社債発行、コロナウィルス感染症治療薬開発等の記載があるもの)が届き、自宅電話に、同社の社員を名乗る男から、封書が届いたことの確認及び在中書類内の番号を確認され、「登録した、お金を請求するものではない」と言われた。
  5. 浄水器のセールスの電話があり、「その浄水器を使っていると必ずコロナウイルスにかかります。」などと浄水器の買い替えを迫る電話が来た。
  6. 電力会社を名乗る者から電話にて「コロナの緊急対策で1か月間の電気料金が無料になります。書類にハンコを押してもらわないと無料になりません。話だけでも聞いてください。」などと申し向けられた。
  7. 偽のマスク販売サイトに誘導し、クレジットカード情報等を盗もうとする不審なメールを受信した。

電話に出なければ被害に遭うことはありません。これを機会にご自宅の電話を「留守番電話設定」にして、「犯人からの電話にでないための対策」をお願いいたします。

悪質商法

新型コロナウイルスに便乗した悪質商法にご注意! 国民生活センターのサイト

新型コロナウィルスを語る悪質商法

【事例1】マスクを無料送付するというメッセージがスマートフォンに届いた
「新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、マスクを無料送付する。確認をお願いします」と記載され、URLが付いたSMSがスマートフォンに届いた。怪しいのではないか。

【事例2】新型コロナウイルス流行拡大の影響で金の相場が上がる
突然自宅を訪問してきた業者から、「新型コロナウイルスの影響で中国の経済がガタガタになっている。金の相場が上がることは間違いない。今申し込めば、高騰する前の金額で金を買う枠が当たるかもしれないから、すぐに申し込んだ方が良い」と勧誘された。業者の話は事実か。

【事例3】「新型コロナに効く」と漢方薬を訪問販売
80代の女性宅を訪問し、一箱30カプセル入りの漢方薬(計14万7000円)を「今はやっているコロナに効きますよ」と言って売買

怪しいメールやSMSが届いても、反応しないようにしましょう

メッセージ内のURLをクリックさせる手口と思われる相談が寄せられています。URLにアクセスすると、フィッシングサイトに誘導され、スマートフォンに不正なアプリがインストールされたり、個人情報を取得されたりする可能性があります。心当たりのない不審な送信元からメール等が届いた場合、メールに記載されたURLには絶対にアクセスしないようにしましょう。

悪質な勧誘を行う業者には耳を貸さないようにしましょう

話に少しでも怪しいと思うところがあったら、その場できっぱりと断り、絶対にお金を支払ったり、契約したりしないようにしましょう。

デマ

新型コロナウィルスに感染拡大と同時に世界中でデマによるパニックも相次いでいます。デマ拡散によるパニック、通称「インフォデミック」(WHOが命名した「information pandemic」の略称)が起きているのです。
「新型コロナウイルスを予防する/治療する/免疫力を高める」などのうわさは、デマの可能性が高いです。信頼できる情報源が示されていない限りデマの可能性を疑い、あなたが広めないように気を付けましょう。

  1. 5Gの電波がウイルスを拡大させる
  2. お湯を飲むことは感染の防止対策になるコロナウイルスは熱に弱いので、26~27度のお湯を飲めば予防になる。新型コロナウイルスに感染した場合に、お湯で口から洗い流すことはできない
  3. 口の中にヘアドライヤーを当てる口の中にヘアドライヤーを当ててもウイルスを吹き飛ばすことはできない。
  4. コカインはコロナウイルスを治癒する
  5. 生理食塩水はコロナウイルスに対抗する
  6. 冬はウイルスが蔓延するが、春の“熱”には殺菌作用がある
  7. 牛肉はコロナウイルスに対する“最良のワクチン”だ。
  8. 保健省はひげを剃ってコロナウイルスから身を守ることを推奨している
  9. 消毒用ハンドジェルは癌を促進する
  10. 15分ごとに水を飲めばコロナウイルスは防御できる
  11. フランス政府は「マスクは医療関係者と感染している人にしか必要ない。国民の 60%以上がマスクを着用しない限り効果はない」と予防マスクは必要ないと明言してきた。実はこれには事情があり、フランスには6億枚のFFP2マスクがあったといわれるが、新型コロナ騒動で蓋を開けてみると、ストックが激減していたことが判明。近年、地方のマスク工場が次々と閉鎖される中で、補充を怠り、安価な輸入品に頼ってきたツケが回ってきたのだ。マスクの備蓄がないので「マスクは役に立たない」と宣伝したのだ。
  12. 納豆が新型コロナに効く
  13. ○○の店で「感染者が出た」
    従業員が感染」 SNSでデマ拡散 飲食店に被害 新型コロナ | NHK …コロナ感染者が来た” デマ騒ぎに飲食店は大きな不安 福島 NHK NEWS WEB
  14. 咳が出なければコロナではない
    愛知県警広報課は4月10日に公式ツイッターで、新型コロナウイルスについて「医療関係者の方の話として、深く息を吸って10秒我慢し、咳が出たり息切れするなどの不快な症状が出なければ、感染の可能性は低いようです(広報課長)」と紹介したが、正確な情報ではない可能性があるとして謝罪してツイッターの内容を削除していた。
  15. 東京などの「都市封鎖(ロックダウン)」が○○日に決まった
  16. 入院中の重症患者が抜け出して観光地でウイルスを撒き散らしている
  17. 漂白剤を飲めば治る
  18. 花崗岩が発する放射線が免疫力を高め、コロナウイルス予防になる
  19. アイスクリームなどの冷たいものを避けると感染しづらくなる
  20. ガーリックティーを飲む
    ニンニク臭くなるだけで新型コロナウイルスを防ぐことはできない。
  21. 職場で「〇〇さんは陽性だ!」とのデマが流れて、仕事が外されてしまった。

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