PCR検査するほど感染者が増える理由

新型コロナワクチン 対策

インフルエンザは発症すると高熱が出ます。それに対して新型コロナは1~2週間程度は無症状です。新型コロナは体内でのウィルスがゆっくり増加するので症状が出ていないのです。インフルと新型コロナに発症した時のウィルスの増加は次のグラフのようになります。

インフルエンザの抗原検査は発症してから12時間は必要と言われています。それに対して新型コロナウィルスPCR検査キットの精度を最も高めるためには発症から10日から11日必要とされています。あわてて検査していることが間違っているのです。

 

「検査・検査・検査」の2つの誤り

  1. 図からも分かるように新型コロナウィルスの検査はインフルエンザより少ないウィルスの段階で検査することになります。それを検査キットで検出するためには感度を上げる必要があります。そのため、PCR検査キットで検査をすると「擬陽性」の判定が増えてしまいます。
  2. ほとんどの検査が検査に必要なウィルス増加ラインを超えていない段階で行っているために検査結果が正確に出ません。ウィルスをうまく採集できればいいのですが、採集に失敗する可能性も否定できないからです。早期に検査をしてしまえば、採集に失敗するリスクが生まれ「偽陰性」の判定が増えてしまいます。感染していても「陰性」と判定されてしまう患者を検査で作り出しているのです。

PCR検査で感染者を見つけ隔離しようとすると、感染者を「陰性」と判断してしまう間違いが発生し、逆に感染が拡大してしまうのです。

新型コロナウィルスに感染しているか調べる最も信頼のある検査方法はPCR検査です。しかし、検査は検査をするタイミングや条件によって精度が大きく変わります。

海外ではPCR検査数の多さを自慢している国もありますが、科学を無視し闇雲に検査を実施しても感染者を減らすことはできません。

日本は感染症対策の戦略・戦術が明確で当初から一貫しています。日本の保健所が実施しているように、確実に感染者を減らす目的・方法・手段でPCR検査は実施すべきなのです。

 

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