暑くなり猛威を振るい始めた新変異株「KP.3」はワクチンが効きにくく、重症化しやすいため、注意が必要です。KP.3は、オミクロン株の一部の新系統で、6月以降に全国的に感染を拡大しています。
新型コロナ2024年度の現れやすい症状
新型コロナウイルス感染症の一般的な症状
新型コロナウイルス感染症の一般的な症状は、
- 咳
- 息切れまたは呼吸困難
- 倦怠感(だるさ)
- 筋肉痛やからだの痛み
- 頭痛
- 新たな味覚または嗅覚の喪失
- 吐き気または嘔吐
- 下痢
です。
新型コロナ2024年7月時点であらわれやすい症状
2024年7月時点であらわれやすい症状は、通常の風邪とよく似た症状があらわれます。主な症状は、
- 鼻水、鼻づまり
- くしゃみ
- のどの痛み
- 発熱
です。また、今まで摂取してきたワクチンは効かないと言われています。
体が弱っている人は重症化する可能性があります
新型コロナに感染し、重症化が進むのは発症後7~10日目です。
免疫力が弱っている人の中には、この時期に呼吸器症状が悪化し、肺炎や急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を発症している可能性があります。ARDSとは肺に重い傷害が起こり、呼吸がうまくできなくなる呼吸器の病気です。
肺の中の小さな袋(肺胞)が傷ついて空気が入らなくなったり、肺が水で満たされてしまったりするため、酸素が体内に十分に取り込めなくなってしまいます。
その結果、呼吸が苦しくなり、命に関わる重い症状に陥ってしまうという病気です。
重症化を防ぐためにも体調の変化に注意しなければなりません。重症化リスクが高いとされる高齢の方や基礎疾患をもつ方などは、初期の段階から症状の変化を見逃さないようにしましょう。
緊急性が高いことを疑う症状は、
確認するところ | 注意すべき症状 |
表情・見た目 | 顔色があきらかに悪い くちびるが紫色になっている いつもと様子がおかしい |
呼吸の状態 | 息が荒い肩で息をしている 座らないと息ができない 少し動いただけで息苦しい 持続的な胸の痛みや圧迫感がある 急に息苦しくなった |
意識の状態 | ぼんやりしてはっきりしない 起きていられない 目が覚めない |
このような症状がある場合は、急激に体調が悪くなる可能性が高いです。救急車を呼ぶ、もしくは救急医療窓口へ相談しましょう。
しつこい咳
咳(せき)は、新型コロナウイルスにかかった多くの方にあらわれる症状です。新型コロナウイルスが気道に付着すると、からだが敵と認識して排除しようとします。そのため咳が症状としてあらわれます。
発症後7日前後の咳の悪化がある場合、肺炎の初期症状の可能性があり、悪化すると急性呼吸窮迫症候群になるケースもあります。
新型コロナウイルス感染症の後遺症
感染後、いつまでも症状がつづく場合は新型コロナウイルス感染症の後遺症である可能性があります。
罹患後症状がつづくと日常生活に支障がでることもあるため、医療機関への相談をするようにしてください。
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