抗新型コロナウィルス薬ゾコーバが、新型コロナ重症化リスク軽減

新型コロナウィルス感染症

抗新型コロナウィルス薬ゾコーバを飲んだ患者は、飲まなかった患者と比較して約37%入院リスクが減少したという研究結果が出ました。

これは、新型コロナウィルスに感染した場合、重症化する可能性のある18歳以上の新型コロナに感染して、通院した外来患者167,310名を対象に、ゾコーバの新型コロナ重症化抑制効果を評価した調査の結果です。

この結果から、抗新型コロナウィルス薬ゾコーバが、新型コロナ重症化抑制効果を有し、重症化リスク因子を有する患者に対する効果的な治療薬であることが、示唆されました。

この臨床研究を実施した、長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 呼吸器内科学分野 教授の迎 寛 医師は、次のように述べています。

「昨今、COVID-19の主流行株はオミクロン株になり、重症化率は低下したものの、高齢者を中心に重症化し、入院に至る患者さまがまだまだおられます。本研究では、オミクロン株流行期の実臨床のデータを用いて、ゾコーバの有意な重症化抑制効果を確認しました。優れた抗ウイルス効果を有するゾコーバを、重症化リスク因子を有する患者さまに早期投与することで、COVID-19の重症化を抑制することが期待されます。

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