PET検査とは
2月9日にPET検査をしました。
PETとは、Positron Emission Tomography(陽電子放出断層撮影)の略です。がん、脳、心臓などの病気の診断に有効です。
PET検査は、FDGという放射性フッ素を含むブドウ糖を使って癌を見つけます。
- 静脈からFDGを注射します。細胞はブドウ糖をエネルギーにして活動します。癌細胞は正常細胞よりもブドウ糖を多く取り入れます。その性質を利用して検査します。
- がん細胞に取り込まれたブドウ糖の分布を画像にすることで全身の癌を調べることができます。
- PET検査はCT検査やMRI検査と組み合わせて行うこともあります。PET-CT検査は、PET検査とCT検査の画像を重ね合わせることで、がんの有無、がんの位置や広がりを高い精度で診断することができます。
ペット検査の実際
受付
予約制です。
医師から検査内容の説明を受ける(問診)
PET検査を予約した当日に病院で受付をすると、すぐに担当医から呼び出しがあり、ペット検査の詳しい説明を聞きました。事前に貰っているパンフとよく似た内容であったので検査への理解はより深まりました。
説明後、広い病院ですのでガイドが来て、ペット検査室まで案内して連れて行ってくれました。
PET検査を受ける
注射
PET検査室の前で座っていると、技師が来て名前と生年月日で本人確認をしました。検査の流れはこんな感じです。
- 検査着に着替える。荷物全部部屋に入れカギをかって検査室へ
- 再び、本人確認をしたのち静脈注射をする。
安静(1時間)
その後、安静室へ行き先ほど注射したブドウ糖が全身に行き渡るまでテレビを見ながら待つ。そこは飛行機のファーストクラスのような豪華なリクライニングできる椅子があり快適に過ごすことができました。
時間が来ると技師から呼ばれ、検査室に入ります。
撮影(20分程度)
MRIのような機械に横になり検査を受けます。たった一度の撮影で、ほぼ全身の状態を診ることができます。
検査は以上で終了です。
放射線専門医が、検査機器から送られてきた画像を診断し、疾患を見つけます。調べた結果を担当医に報告します。
検査結果
2月13日に再び通院し、担当医から検査の結果を聞きました。検査結果は、
- 肝臓に39mmの癌が出来ている。既に癌は腐りかけている。
- 癌の周りにも小さな癌と思われる影が見える。(通常癌は一個ずつ独立して出来るそうですが、すぐ隣に出来るのは特異とのこと)
- 肝臓以外には癌は検出されませんでした。
PET検査の結果を受けて、肝臓にできた癌を手術により摘出することが決まりました。
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