肝臓癌の摘出手術をする前の検査入院

その他

検査入院

1月30日より4日間、肝臓癌の摘出手術をする前の検査入院となりました。

この4日間は、ひたすら検査待ちと空腹との戦いでした。検査は、精密検査となります。

検査内容

  1. レントゲン
    いわゆるレントゲンです。ただ、写すフィルムがやたらに大きい物でした。角度や位置を変えて系3枚撮りました。
  2. 心電図
    1 初めに普通にいつもの心電図を撮りました。
    2 次に、同じ場所で呼吸機能検査をしました。大きく息を吸ったり吐いたりして、肺の機能を評価する検査です。正確に調べるために、精一杯吸ったり吐いたりしなくてはなりません。検査士が、気合を入れるために大きな声で「大きく息を吸って」「はいて、もっとはいて」と声をかけてていました。
    3 運動負荷心電図をしました。
     階段の昇り降りの負荷前後で心電図を計測します。 運動時間は患者様により異なり、3分間に昇り降りします。その後、再度心電図を撮りました。
  3. 採血肝機能検査
    1 入院時に、普通の採決をしました。
    2 ICGテスト
     肝臓の解毒能力(異物を処理する能力)を調べる検査です。ICG注射後、5、10、15分後ごとに採血をしました。1秒も狂わないように看護師が緊張してタイムを計り採血していました。
  4. 内視鏡検査
    今回はラッキーなことに非常に上手に検査していただきました。おかげで、何の苦しみも、苦痛もなく検査が終わりました。この検査だけ、検査結果をその場で教えてくれました。胃には癌は出来ていませんでした。
  5. 超音波
    先生のお話では、「手術は、肝臓を直接みて、超音波(エコー)を使いながら行う」とのこと。

    その結果、手術前の検査ではわからなかった肝細胞がんも治療することができ、さらに、今ある肝細胞がんだけでなく、その周辺の今はみつけられないほど小さな肝細胞がんが転移している可能性のある領域を切除することができます。

    その為、事前に超音波をあて切除する範囲を予想するため超音波検査は必須です。
  6. CT
    既にCTもMRIも取ってあります。今回行うCTは肝臓の部分を中心に撮影するとのこと。撮ったのは次の2つの映像です。

    ダイナミック造影CT
    「ダイナミック」とは
    動的検査(dynamic study)の意味であり、ヨード造影剤を静脈から急速注入した後、造影剤が各血管にて輝度上昇がピークに到達するタイミングを見計らって、動脈相、門脈相、平衡相などと同じ部位を複数回撮影する方法です。

    DIC-CT
    DIC-CTとは
    点滴静注胆嚢胆管造影法(Drip Infusion Choleystocholangiography)とCT検査を組み合わせた検査で、造影剤を注入し、胆嚢や胆管を詳しく調べる検査です。

    検査の流れ
    ・検査当日にビリスコピンという造影剤を点滴室で30分ほどかけて投与します。
    ・点滴終了後、30分安静にしてもらい、水を150ml飲んでいただきます。
    ・飲水後、右側臥位(右側を下にして)5分ほど寝て休んでいただきます。
    ・その後CT室に移動していただき、撮影を行います。

検査入院退院時に先生の話を聞く

検査が終わり退院する日には、先生は手術日になていたので午後6:00の退院となりました。その際、先生の話を聞きました。

  • 肝臓に3.9cmの癌がある。
  • 通常は癌は1つで独立してできるが、私の癌の場合、39mmの癌の周りに2つの癌と思わわれる点が見える。合わせて削除する計画である。
  • 退院2日後にPET検査を実施して他に癌の転移が見つからない場合、これらの癌の周り20mプラスして削除するとのこと。

などの説明があった。「疑問や不安に感じることがあれば言ってください。」と言われたがこの先生で切ってほしかったので何も言わないで「おねがいします」とだけ答えた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました